2012年5月31日木曜日

角川さんの公式。

某所にて5/23公開

 BBC版『SHERLOCK』DVD発売に伴って、発売元の角川映画が個別サイトを公開しました。

 ここまでやってくれるのは、隅っこにいるファンとしては本当に有難いです。
 が、予告動画の吹替されてる声にちょっとだけ違和感。それに、吹替もちょっとニュアンスが違うような気がしてなりませんです(^^;;。 この違和感は、多分きっと散々っぱらご本人達の声(本編だけでなく他作品とかInterviewとかとか)を聞いてるせいだと思います。



 ただ、何となくこれってジョンの告白???な気もしなくもない内容なナレーションは、非常に楽しいので良いといえば良いのですかもしれません。
 けどやっぱり微妙に違う気がしてツッコミそうになったりもしてるし、かなり複雑な心持ちになる動画だったりなのです。

 ツッコミどころとしては。

ロンドンでつかの間の平和を取り戻した
 って、取り戻して無いよね??悪夢にうなされてたよね?!カウセリングにかかってたよね???と。大体、束の間でも「平和を取り戻せる」人は戦場を恋しがらないって…。

あんた誰だ
 このジョンがやたら違和感があってiTunesの動画で該当箇所を確認しました(^^;;。マーティンはあんなにキツイ言い方してないと思うんですが…。この直前まで訝しみつつも割合に丁寧に対応してた流れを考えると、凄い唐突な感じが。英語表現もそんなにきつく無いと思うんだけどなぁ。違うのかな?? 

シャーロックはいつも危険と隣り合わせ。しかし僕はいつの間にかその危険に惹かれていった。
 ええと。これって2回目の「危険」を「シャーロック」に置換すればいいでんすよね??なナレーションでした(笑)。いや、もうそうとしか思えないんですが、どうすればいいのでしょうか???マジで病気ですか、そうですか。
 この時に流れる映像が、家宅捜索時の親密というかシャーロックがジョンを脅してる場面ときたもんだ!(所謂やたら距離が近くてシャーロックがジョンをガン見してる場面です)。ものすごく何かを狙ってるとしか思えない(^^;;。

くすぶる好奇心にシャーロックが火を点けた
 もう好きなだけ熱く語ってくれていいよ、ジョン!そんなに好きかよシャーロックのことが!と大笑いさせていただいたフレーズ。いやもう凄いとしか言えない(笑)。
 ちなみのここの映像はアンジェロの店と何故か「Blind Banker」のスー・リン宅で襲われて弱々しくジョンを呼ぶシャーロックです。他の映像は全部「Study in Pink」からなのに、ここだけ「Blind Banker」が使われてるという(笑)。やっぱり狙ってるよね☆と思わざるを得ません。

 いや、もう正直SJでもJSでもイイよ!好きにしたらいいよ!この二人は!な心境にたどり着いてるので、このナレーションは非常に楽しかった。なのに声と吹替が違和感なので、落ち着かないことったら半端ない次第です。


<追記:7/1>
何度か見てる内に気づいたのが、ジョンの「あんた誰だ」な台詞。これって、マイクロフト兄と会った時の台詞じゃないのか?と。だとしたら、予告動画の作り方少し間違ってる気がしなくもないんですよね。格好いいシャーロックとジョンなイメージで売りたいのはわかるんです。けど、あの二人の格好良さってジワジワ来る類だから、無理して格好良さを演出しなくてもいいんじゃないのかなぁと。
で、シャーロックとジョンの初対面はちゃんとその時の台詞(吹替)使ったほうが、本編を見た時の齟齬が少ない気がするんです。このドラマの取っ掛かりとして非常に大切な場面でもあるし、シャーロックとジョンの関係性にとっても大切な場面だからこそ、あそこであの台詞は違うよなぁと思います。
折角、吹替も丁寧に作られてるのに、こういう些細な齟齬を意図的に作る必要ないのになぁと、ちょっと勿体無く思ったりします。