2010年2月11日木曜日

「サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~」

「2」は、私の中では「レニ大戦」若しくは「星組大戦」と改称してるくらい「星組」二人がメインです(笑)。だいたい、「サクラ」をやることになったのも、伊倉さんが声をしてるレニを落としたかったからという見事に本筋から外れた理由でした。それを聞いた友人Yが「だったら『1』からやった方が面白いよ。本体は私が貸すから」という流れで、本体と「1」を借りたんですよね。今、Yが生きてたら「PSP版やった!全員攻略した!!時間ある?うざいかもしれんけど話聞いてぇぇ(>_<)」とメールか電話で迷惑かけてたろうなぁ…と思います。てか、Yの感想聞いて馬鹿話したかったなぁと。そんな事を思いながら、攻略してました。

 「2」は前回、余りにもレニと織姫の信頼度が上がらないし、戦闘パートは撤退しまくるしで、途中から攻略本のお世話になりました。なので、今回もかなりお世話になるなかぁと思いきや、意外に使いませんでした。理由は、単に攻略サイトさんを利用したからです(^^;;。時の流れを感じましたわ…。ただ、戦闘パートとイベント関連は、ちょこちょこ本で確認してました。本の方が時系列が見えるから、その面では使い勝手が良かったです。

 攻略手順としては、第八話までは上位4名をごっそり入れ替えた形を作る予定で始めました。第1グループは素直に進めて決まったメンバー、第2グループはそこから弾かれたメンバーを第一話から攻略。タイミングを見つつ分岐を作り、攻略回数を出来るだけ減らす予定で進めました。が、星組がどうやっても上位に食い込んでくるため(この辺、物凄く好みが反映されました)、分岐点として設定していた第五話から第七話までを3回やるハメに陥りました…。
 第1グループは、レニ・織姫・すみれ・カンナ。第2グループが残る、マリア・紅蘭・アイリス・さくら。第2グループの中で、星組の信頼度を必死に下げても紅蘭が二回とも5番手だったんですよ(泣)なので、紅蘭特化で3巡目と相成りました。
 最終話に向けての攻略順序は、さくら→アイリス→マリア→紅蘭→カンナ→すみれ→織姫→レニ。好きなモノは最後に食べるタイプの私ならではの順番です(笑)

 ではさっくり各キャラ毎の感想をば…。

 真宮寺さくら
 えぇと…。「1」以上に鬱陶しいわ!今はあんたの御機嫌伺いしてる場合とちゃうねん!?自分がヒロインや無かったらそこまで拗ねるか?!どこまで使いにくねんさ!!とブツブツ言ってました。ホントにこの子何様なの??と。確かに王道ヒロインなのは分かりますが、あの性格設定だと女性プレイヤーは確実に引くと思われます。大神目線で見たら、解りやすいし簡単だし素直だから、物凄く攻略はしやすいんですけどねぇ(^o^;。しかも、王道ヒロインなもんで強制イベントは相変わらず多いし、ゲージ操作を意図的にしなきゃ上位に絶対入ってくるしで、やり難いったらありませんでした。
 それが際立って感じたのが、戦闘パート。ヒロインの時は行動範囲が広くて使い易いんですよ。が、そうじゃなきゃ行動範囲が妙に狭くて、「こいつホントに使えねぇ(__;;」と幾度となく呟いたことか。その上、アイリスルートの新皇戦(虫になる直前)で、さくらが撤退しちゃったんですよね。そうしたら、最終決戦のデータ読込中に固まってくれました…。お陰で新皇戦最初からやり直しでした。アイリスルートだったから余計に、なんでやねん!?回復ツール封印で再戦しろってか?!たかがさくらが撤退しただけで!と脱力と少しの怒りを感じました。
 戦闘パート以外だと、大神の部屋を掃除しておきますね☆とかの、世話女房ぶりっ子が鼻についておりました。こんな娘が王道ヒロインってことは、男子が求める女性ってこうなん?!そんなに尽くされたいか?!とフェミな怒りを覚えてみたり…。こういう部分を見てしまうと、ジェンダーってのは、無くならないよなぁとそっとため息をついたりもしてみたりです。
 各イベントについてですが、ヒロイン確定のクリスマスでは、ここぞとばかりに積極的なさくらに吃驚(苦笑)。これまでの大和撫子な態度は計算ですか、お嬢さん?と聞きたくなるほど積極的。それでも、ちゃんと初心な様子なのが、う~ん天然って恐ろしいとも思ったりです(物凄く歪んだ感想です)。お正月の帰省は親子揃ってヒロイン系譜ですか?!と突っ込みそうになりました(酷)。大神君は婿入り決定だね~と他人事のように(他人事ですが)、眺めておりました。次に決戦前、今ひとつ印象が薄いんですよね…ここは。最後のデートとお手紙ですが、デートは意外に健全でした。一瞬、これは誘い受か?と思われる瞬間もあったにせよ、一応健全路線だった事に少々驚きました。手紙は、最後まで世話女房かいっ、重い重すぎるぞ!と突っ込ませてもらいました。
 

 アイリス
 大変健全でした(笑)。ただ、「1」より年齢は上がってるのに、受ける印象は「1」以上に幼いのは何故??レニに積極的に絡んでくれるので、イベント遭遇率はそれなりに高かったんですが、底抜けに明るいキャラのせいかうんざりすることは余り無かったです。アイリスルートは、両親に対する子どもらしい思慕や会えないことの悲しみという、定番のネタを上手く使ってた気もしますなので、保護者気分でそれなり楽しめました。
 戦闘パートは、回復がホント助かりますよね~。なので、アイリスルートで攻略するときは、下手に必殺を使うと合体が使えないしで妙に緊張しました。ただ、アイリスの必殺・合体はかなり恥ずかしいんですよ(笑)。ああなるのは分かる様な気もするんですが、もうちょっとどうにかならならかったのか?と製作者に聞いてみたい気分になりました。
 各イベントですが、クリスマスはあんなものかと。非常に健全で安心できると思いきや、オチはそれかい!なアイリスらしいイベント。お正月は、両親に「恋人」を紹介するシチュエーションに一人盛り上がってる女の子。それを温かく見守ってつきあってる大人達、な空気が楽しかったですね。アイリスの「恋人」よりも結局は「両親」への愛情が勝ってしまう部分とかが、上手く出来てた気がします。決戦前は、無理をせず大人が大切な子供を見守る感じでよろしかったです。一番好きなのが、最終イベントです。付き合わされる感たっぷりの大神と、ナニも考えてないアイリスのコンビがほのぼのしてて、最後の「やっちゃった」な表情のアイリスがとても可愛らしい!良く出きてましたよ、ホントに。手紙は、大変良く頑張りましたな一言です(笑)。

 マリア・タチバナ
 夏なのにその格好は無理がありませんか?なマリアです。「1」より柔らかくなっていて、高感度更にUP。新の花組隊長はこの人じゃないかと思った「2」でした。
 戦闘パートでは、相変わらず後方援護としては非常に使い勝手がよく、カンナやレニあたりと組み合わせると協力技の頻度も高く、素晴らしい!の一言です。必殺・合体のアニメーションの格好良さは、花組随一だと思います。大人な雰囲気が非常に素敵だと思う次第です。
 各イベントは、クリスマスは大人のしっとりさがあり好み。寒い国だからこそ、春を待ちわびるクリスマスには思い入れもあるだろうというのが、そこはかとなく感じたりしました。お正月は、律儀なマリアらしい内容だったなぁと。横浜のカフェと買い物も、意外な一面を見せてもらった気がして、大神としても嬉しいイベントでした(って/笑)。決戦間は、副隊長とマリアという女性が混じった感じの内容で、ぐっとくるモノが有りましたです。デートで、大神が一番年相応に見え、一番落ち着きがよい相手がマリアなんだよなと再確認しました。夜の港での場面は、マリア相手だと違和感が無く、女性からみて美しく憧れをもって見る事ができました。手紙は、マリアらしい真面目なお手紙でGoodでした。

 李紅蘭
 どう考えても、桃色要員だと思います(笑)。てか、ここぞってときのイベントで桃色度が高いのは一体何?!
 この娘については、最後のデートイベントで度肝を抜かれました。あの、健全路線かと思わせた後の観覧車は一体どういう事でしょうか?!「2」では、半数近くがKissをしてございましたが、紅蘭の時程桃色じゃないです。おばちゃんは、紅蘭の御御足があんなに色っぽいとは思いませんでしたよ!てか、あんたチャイナの下って今までパンツ(not下着)穿いてたよね???なんで、観覧車ん時だけ素足なんですか?それもあんな深いスリットで…と大神君と同じように(違)動揺しておりました。それで、あの半ば計算尽くの積極性!それで行かなきゃ男じゃないですね、な雰囲気を見事に作った紅蘭に脱帽でした。
 この娘は、ぶっちゃけあの観覧車シーンで、他のイベントはぶっ飛びました。ホント凄い破壊力だった(笑)
 何が色っぽいって、渕崎ゆり子さんの声。普通に聞いてたらそれほど甘い声じゃないと思うんですが、言葉の表現で物凄く艶っぽく聞こえるんです。その度に、渕崎さんってホントにいい声優さんだなぁと思う私がおります。

 桐島カンナ
 すみれとの掛け合いが進化して、更に楽しいことになってたのが嬉しいかったです。ヒロイン確定後のイベントは、意外に乙女な姿を見せてくれて「へぇ」と思わされる事が度々でした。外見のコンプレックスなんかは、一般の女性に一番近いキャラクターなんだろうなぁと今回初めて感じました。一女性プレイヤーからみても、カンナが持ってるコンプレックスや、それを受け容れた上で違う面を見出してくれる大神への恋ごころは十分理解出来るものでした。なので、普通の女性が欲しい言葉や受け容れ方をすれば、必然的にカンナの好感度は上がったので、非常に楽に攻略できました。
 戦闘パートは、相変わらずお役立ち。信頼度さえあれば、前線で無駄なく使える戦力だからありがたかったです。ただ、最後の合体「純情一路」は、気恥しさMAXでした(笑)。あれを考えてあのアニメーション作った人、偉い!とすら思うくらい、破壊力絶大…。
 イベントは、クリスマス&デートはカンナらしいイベントで、まぁこんなものかとかこの路線かと納得しました。正月から決戦前イベントは、ちょっと驚きました。カンナの純さと思いの深さがきちんと表現されてたし、何より母性をカンナに託した辺に製作者の本気を見た気がします。

 神崎すみれ
 自らの意志を見せてくれたすみれ。すみれの弱さと強さは、この作品にとって必要不可欠な要素だと認識した「2」でした。
 戦闘パートで協力攻撃が頻発する相手がカンナってのが、すみれらしいなぁと。毎回、微笑ましく眺めてました。で、意外で微笑ましかったのが、熱海旅行でお子様'sを連れて海に行ったこと。あれで彼女の面倒見が良い面が見えて、彼女への印象がUPしました。しかも、夜這いまでしてくれちゃう積極性も見せてくれたし、熱海旅行はすみれ好きにとって美味しい一話でした。
 イベントは、お正月の家族との和解は必要不可欠だったし、決戦前はいじらしかったし、デートはとてもすみれらしいものだったと、どれもこれも満足してました。

 ソレッタ・織姫
 もう可愛くて可愛くて(笑)。織姫が何か喋る度に「あぁもう織姫可愛い!」と呟く、アホな私がおりました。元々、声をあててらっしゃる岡本麻弥さんが「メープルタウン」のパティ役から好きだったんです。その上、あのキャラクター造形がドツボときたら、「可愛い」しか言葉が出てこないんですわ(馬鹿)。
 どんなに、気嫌いされても罵倒されても、「俺は織姫君を絶対落とす!」by大神な勢いは削がれることはありませんでした。だから、七話で心を開いて以降の織姫が更に可愛らしくてですね。私の中の大神はデレデレでした。
 織姫の何がそんなにツボなのかは、本人も解ってないです(笑)。
 戦闘パートは、必殺アニメーションが花組と違って「美しい」んですよね(うっとり)。織姫の声も凛として素晴らしいし。合体アニメーションも、ちょっと異国風でセンスが感じられる気がします(完全なる贔屓目)。攻撃力も防御力も移動範囲も申し分ないし、レニとの掛け合いも楽しい。
 イベントは、クリスマスは無邪気さを、正月は舞い上がる姿を、決戦前は弱さと強さと純情さを、デートでは貴族らしさと乙女な姿を、手紙では強く賢い姿を見せてくれたと思います。彼女ほど、イベントが楽しかったキャラは無かったです。

 レニ・ミルヒシュトラーセ
真打です(笑)。レニのためだけに時間を費やしてきた、と言っても過言では有りません。レニの何がここまで私を惹きつけるのかと言えば、声とキャラクターデザイン。声は、言わずと知れた「City Hunter」の槇村香嬢であり「魔神英雄伝ワタル」の虎王(虎王が変換候補に入ってるGogole日本語入力って一体…)な伊倉一恵さん。この声が聞きたいが為だけに買ったゲームですもの!更に、伊倉ちゃんが声を充てるに相応しい中性的なキャラクターデザインとくりゃ、レニを嫌いになれって方が無理です(笑)。しかも、共演者が声だけで美味しいという明後日なツボを抑えてくれてました。
 声だけで盛り上がれたのは、次の組み合わせ。
 1.京極 ラスボスな京極氏が神谷氏と来たら、発売当時「City Hunter」一ファンの私としたら喜ぶ以外何ができましょうか。残念ながら、本編では殆ど絡む事はありません。が、新皇戦は無理やりレニで止めを刺したり、攻撃時に脳内で意味も無く絡ませあさっての方向で楽しんでました(笑)。その絡ませ方も、レニとしてじゃなくて香とリョウなのが、痛いと思います。具体的には「いけっ香。ここでリョウに天誅を食らわすんだ!。香しかそれは出きないんだから」とかいう、ホントに製作者には「ごめんなさい」なモノです…。しかも、ヒロイン時なんざ「少しは、リョウも焦るだろう」とかそんな方向…。大神=冴羽氏にならんかったのは、やっぱり性格の違いなんでしょうねぇ(苦笑)
 2.マリア&カンナ 「魔神英雄伝ワタル」繋がりで(笑)。カンナ=ワタル、マリア=海火子だったりしたもんで、なんか「虎には皆がついてるぞ!」的な発想が消えなくて、協力攻撃時なんぞは「ワタルと虎は流石だねぇ」とか「ヒコちゃんも虎も成長したねぇ」とかの痛い感想しか出てきませんでした。しかも、制作スタッフが「魔神英雄伝ワタル」とほぼ被ってる(広井王子とか)んで、余計に引きずった感が無きにしもあらずだったりです(^_^;;。
 
 レニについては、あの人を寄せ付けない感じが非常に美しく、頑なさが薄れていく様に安堵を覚え、打ち解けた笑顔を見せた瞬間は「レニしかヒロインはありえない」「この笑顔を守るためなら何でもするさ!」と私の中の大神に決意させるほどの愛らしさにクラクラさせられました。また、ガラス細工のようなキャラクターデザインも秀逸です!
 戦闘パートのレには、いつでも優秀で使い易かったですね。必殺、合体のアニメーションともセンスが良かったし、繰り返しみたくなるモノでした。協力攻撃で一番好きな組み合わせは、やっぱり織姫。織姫の要請に「嫌だ」ときっぱり答えるレニが素晴らしくて(笑)。
 アドベンチャーパートは、「女の子」と判明するイベントにかなりドキドキしました。少女らしい体躯をあんなに見せて良いのか?!とドキマギしそうなくらい、美味しい(え?!)作画だと思いますです。アドベンチャーパートは、アイリストの関係があの年頃の少年少女という感じが上手く出てて、好きだったりします。アイリスと居るときのレニは、年相応に見えるし少しリラックスしてるようにも見えのが嬉しいんです。ただ、スタッフが被ってる為か、時折「これは虎王か?」と突っ込みたくなる面も無きにしもあらずだったのが、楽しいのか残念なのか(苦笑)。まぁ、香も虎王もレにも「孤独」という部分では似通ってるんで、重ねちゃうのは仕方ないかと納得してます。
 そして、イベント。クリスマスは、誰かを想って祈る大切さをプレイヤーにも思い起こさせてくれた気がします。祈りは宗教的な儀式でなく、人の思いから生まれるモノであると。正月は、意外に家庭的なイメージだったかなと。決戦前は、スミマセン海原編の香を重ねておりました(笑)。自身の不安緊張と闘いつつ、大切な人と生きて帰る事を望むってのが、非常にとても重なりましてね…。大神の声がリョウだったら、物凄く美味しい状況だよなぁと思ったりしてました。ホント製作者にはごめんな(以下略)。デートイベントですが、製作者(かえでさん)に文句があります。いくらお祭りだと言っても、春先に「浴衣」は無いです!「浴衣」は本来「寝間着」だったり「湯上り」の着物で、盛夏の祭りだからこそ許される着物じゃなかったですか???春先に浴衣で出歩いてたら、明治からそう経ってない「太正」だったら奇異の目で見られるよ…。となんかその一点が物凄く引っ掛かり、きちんと調べろよ…女性もプレイヤーになる可能性もあるんだからさ…と詰めの甘さにちょっと腹が立った次第です。なので、悔しいんですがあまり良い印象が無くいままイベントが終わった気がします。で、手紙。あれは手紙というより「記録」ですよね(笑)。あれはとてもレニらしいのでOK!

 そして、「3」をしようと開封したらPS2用だったと気づいた今日(涙)。PS2持ってないので、対応を落ち込みながら考えたいと思います。

「サクラ大戦」雑感

 アドベンチャーパート
 遊び方が悪かったらしく、イベントとはあまり縁がありませんでした(苦笑)。攻略サイトさんを拝見してたら、もっと色々楽しめたのかもなぁと少し後悔したりです。ただ、今回の目的が「全員攻略」という壮大なモノだったので、効率優先なのは仕方なかったかと納得しておりますです。
 「全員攻略」後のイベントは、前回未見だったので今回ちょっと感動でした(笑)徹底して「舞台」に拘って作ってるのは、かなり好印象でした。

 戦闘パート
 前回やったときは、相方に「女の子を盾にして、ひどいヤツや」と散々罵られたので、今回は終始前線に立ち攻撃する!スタンスで頑張りました。
 第九話で結構手こずりました。各隊員の配置と移動に頭を悩ませ、恥ずかしながら2回再戦となりました…。それ以外は、可もなく不可もなく安全にクリア。戦略ゲーム(というかゲーム全般)が不得手な私ですら、クリアできるんだから「1」の難易度は推して知るべしかと思われます。
 
 
 各キャラ毎に書いていきたいと思います。

 真宮寺さくら
 まぁヒロインとしては真っ当なキャラクターなんでしょうねぇ。正統派ヒロインというか、男子が憧れる女の子なんだろうなと生温い感想しか出てきませんわ。
 アドベンチャーパーは、考えなくても高感度と信頼度が勝手に上がってくれるんで楽でした。がすみません、うざい!としか思えませんでした…。あの、女の子オンナノコした応対とかが性に合わず、「うるさい。うざい」とかなり苛立たせていただきました。で、ヒロイン候補じゃ無い時でも彼女に関する強制イベントが割合あって、それが鬱陶しいっちゃ鬱陶しかったです。えぇもちろんこの作品の主役はこの娘って事は、十分理解してます。ただ、あの性格と声がもう(泣)
 しかも、他キャラの高感度調整でこの娘をどうにかしなきゃ、と思っても中々下がってくれない上、下手に下げると戦闘パートでちょっと苦しくなるしホント「どないせいっちゅうねん!」と切れたこともシバシバでした。
 戦闘パートは、ヒロインであってもなくても、それなりに行動範囲が広いし、必殺の攻撃力&範囲も卑怯なくらい大きいのでかなりお役立ちでした。
  エンディングは流石正統派ヒロイン、ブッチギリの主役!なモノだなぁと。「1」で唯一Kissしたんじゃないですか?

 アイリス
  「1」「2」を通じて一番驚いたのは、アイリス攻略でした。意外に真っ当で(笑)あの年頃の女の子が抱くであろう、年上への一方的な憧れが上手く表現されてる気がしました。また、憧れられてる大神の応対が、おませな女の子に仕方なく付き合ってるだけな雰囲気だったので、安心して攻略できました。正直いうと、もっとヤバイ系だったと記憶改竄されてた(^^;)んでホッと胸を撫で下ろした次第です。
 戦略パートは、必殺技の復活はありがたいなぁと(笑)ヒロイン時にはあまり多用出来ないので、そこだけは神経を尖らせてました。
 アドベンチャーパートは、可愛いねぇと幼子を見守る気持ちでまったり高感度を上げておりました。ある意味、サクラと同様、選択肢を捻らなくて良いので楽でした。
 エンディングは、青田買いなのね大神くん(激違)な感じではありましたが、非常にアイリスらしい終わり方だったと思います。

 マリア・タチバナ
 今回意外に苦労せず攻略できました。
 アドベンチャーパートは、キャラの中では好きな方上位なのにあまり記憶に残ってないんですよね(苦笑)。淡々としたイベントが多いからかもしれないんですが、これといった印象が無いです。
 戦闘パートは、範囲が遠く攻撃力もそれなりにあるので、後方支援に特化させるとかなり楽に使えました。
 エンディングは、あんなものかと(笑)過去を乗り越え今を生きるという、美しく淡々とした終わり方が彼女らしくて良かったです。

 神崎すみれ
 初めて心から可愛いと思えた(笑)。前回は、この娘の天の邪鬼振りにかなりイラついた記憶があります。実際、高感度もそれほど上がりませんでしたし。が、今回はサクサク鰻上りに高感度と信頼度が上がってくれました。
 アドベンチャーパートは、カンナとの犬猿なやりとりがとにかく楽しかったです。また、天の邪鬼な部分もプライドの高さと照れだと思えると、これほど可愛らしいお嬢さんも居るまいて!と思えたので、選択なんかもかなり楽しませてもらいました。
 戦闘パートは、必殺と合体の使い勝手が良かったなぁ。すみれ攻略の戦闘パートは、あまり苦労せず終えられたかと思います。
 エンディングは、いまいち記憶に残ってない(苦笑)どっちかというと、お正月イベントのほうが強烈に残ってます。だって、すみれさん意外に積極的だったんですもの(笑)

 桐島カンナ
 今回、初攻略!!身体に似合わず案外乙女チックなカンナとういう、何を考えてる製作者?な感じで楽しませてもらいました。
 ただ、イベント、エンディングとも可もなく不可もなくな印象だったのが、非常に残念です。
 アドベンチャーパートは、素直に選択して行けばそれなりの位置まで行けるんですよねぇ。ただ、ヒロイン候補まで持っていくとなると、かなり難しかったです。
 戦闘パートは、えぇこの娘の高い攻撃力に依存しまくりでした(苦笑)だって、後半になればなるほど一撃で敵さんやっつけられるのって貴重ですもの!!
 
 李紅蘭
 はっきり言ってこの娘のイベントは、一番桃色な気がします(笑)。特に、決戦前のヒロインイベントは、「1」屈指の桃色場面だと断言しても良いと思ってるほどです。
 芯から腐りきってる私は、あのイベントで「押し倒せ大神!ここで押し倒さなきゃ男が廃る!」と呟いておりました(それは女子としてホントどうなの?)。それくらい、破壊力のあるイベント場面だと思う次第です。
 そんなことよりアドベンチャーパートです。この娘も何の捻りも無く選択して行けばそれなりになります。が、カンナ同様ヒロイン候補まで持っていくとなると、結構考えました。
 エンディングはなぁ。ヒロインイベントでああだったんだから、とワクワクしてたら裏切られます(笑)。非常に健康的なモノで、紅蘭らしいちゃらしいなと。

「1」と「2」、一気に攻略したせいか若干混同してる部分もあるみたいです(何故他人事?)。ので、この辺で感想らしきモノは終了です!

漸く全員攻略!

何のことかさっぱりかと思われますが(苦笑)
1/29深夜、なんとか漸く「サクラ大戦1&2」を全員攻略して終了しました!!

以下思いつくままにツラツラと書いていきます。

購入したきっかけ
1.「サクラ大戦」自体に対して、友人から借り受けたまま遺品となってしまったサターン本体とか色んな意味で思い入れのあるゲーム。
 なので、サターンが無くなって以降も折に触れ移植版を欲しがってたんですが、何せPC環境が合致しない(苦笑)ので、諦めてた状況でした。
 が、偶々PSP廉価版を見つけてしまい「この金額なら買ってもいいか」と思えたこと。
2.年末年始の時間潰し、とういうか相方実家帰省時の、激しく持て余すであろう時間を使ってやり込めるかなぁという甘い期待。
3.PSP本体をこれを機に買ったとしても、やり込む時間を考えたら十分元が取れるだろうと思ったこと。
4.読む本が無くなってきてた(笑)
なものでした。
で、12月頭に本体共々購入して攻略を始めました。

攻略期間等
 「サクラ大戦1」(以下「1」)は、友人から借りた際にカンナ以外全員攻略した際の記憶を頼りに進め、案外サクサク終わりました。「人間の記憶力って凄いよ!!」と思わずにはいられませんでした(他の事に記憶領域使えばもっと....)。
 それに対して「サクラ大戦2 -君死たまうことなかれ-」[以下「2」)は、攻略人数が多いこと、前回やった際に4人くらいしか攻略出来ておらず記憶がほとんど失せてた等などの理由で、かなり時間がかかりました...(攻略時間の2/3は「2」に費やした筈)。
 予定では、12/25には「2」の第八話やってるはずだったんだよな…

操作性に関して
 PSPの特性なのかもしれませんが、読込時間とディスクを読込む際の音が気になりました。それと、山場のセーブ感覚が長く感じられて、なんとも不安で仕方ありませんでした。もう少し短いタイミングで設定してほしかったかな。
 あと、前も書いたかもしれませんが、素PSP使えねぇ!!です (苦笑)ゲーム端末として購入したものの、記憶メディアを別購入せな使えんて何事?!これなら買って直ぐに遊べるDSの方が、数倍オトク感あるわなぁ…とつくづく思わせていただきました。しかも、初期設定が矢鱈滅鱈面倒くさいし、これでWebしようって気にはなりませんでした。SONYが行きたい方向性は分からなくもないんですが、技術と方針間違ってるよホントにとシミジミ。
 

 細かい感想は事項に続く!!!!

2010年2月7日日曜日

09/2月の読書メーター

一言感想を書いた方が後々思い出しやすい、という当たり前の事に気づいた月です。その為、一言感想をどんなもので良いので書こうと決意し、実行し始めてます。


鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
文庫化されたので購入。単行本を図書館で借りて読んだので、実質再読。バカバカしくて、愛らしい作品。青春って素晴らしい!!と叫びたくなります。
【大好きさ!鬼の造形が素晴らしいと思うんですよ。レーズンが食料とか、なんか徹底してバカバカしいのが素敵です。映画は恐ろしくて観ませんでしが、どこぞでTV放映してくれたら、録画して恐恐観ると思いますです。】読了日:02月27日 著者:万城目 学

少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか
【時折読みたくなる、犯罪モノのノンフィクション。センセーショナルな書き方でなく、淡々と事件を追っていた記憶があります。佐木隆三氏の著作は、そういう面で信頼がおけるので時折見つけては借りて読んでるような…。】読了日:02月26日 著者:佐木 隆三

でも女 (集英社文庫)でも女 (集英社文庫)
良くも悪くも読みやすい短編集。見方書き方があまりにも表面的に感じた。
【本の雑誌関連で興味を惹かれて借りてみました。が、合わなかったなぁという印象。】読了日:02月26日 著者:群 ようこ

家守綺譚家守綺譚
人以外のモノたちが当たり前に傍らに存在してた頃の話。彼らの不思議さと、それを自然に受け入れてしまってる主人公。それらが優しく物語を編んでました。文庫版を購入して再読したい作品です。
【文庫本を何度か手にとりつつ、どハマリそうで未購入です。春夏秋冬が文章から感じられる素晴らしさがある作品ですよね。墨絵の様な味わいがあるようで…。ホント買おう】読了日:02月25日 著者:梨木 香歩

数をめぐる50のミステリー―数学夜話数をめぐる50のミステリー―数学夜話
数学の美しさ奥深さは伝わりますし、興味深く読めます。が、文系な私には想像も理解も出来ない世界が広がっていてました。
【とか書いてるけれども、途中何度か理解出きなくて挫折しそうになりました(笑)。ただ、こういう理数系のエッセイというかの読物は、時々読みたくなります。】読了日:02月24日 著者:ジョージ G.スピロ

スープ・オペラスープ・オペラ
この著者の本(小説)を初めて読みましたが、リズム感のある文体と柔らかなのに突き放した物語がとても心地よく感じました。また作中に出てくるスープが全て 美味しそうで、読中読後に食べたくなる事必然です。何気ないようでいて実は丁寧に作られたスープ、そんな風に積み重なった人との関係性って素敵だなと感じ られた作品でした。【図書館巡回中に出会った本。檀ふみさんとの漫談(違)しか知らなかったんで、こういう小説を書かれると正直意外でした。これを読んだ後、彼女のエッセイなんかにも手を出す様になります。】読了日:02月22日 著者:阿川 佐和子

ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ)ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ)
正直、書かれてる分析はちと強引かな?と感じる部分が多くて、納得できる部分は少なかった。
【Webで話題に上ってたから借りてみた気が…。香山リカ氏は分析が甘いような気がしなくも無いです(^^;;】読了日:02月21日 著者:香山 リカ

図南の翼 十二国記 講談社文庫図南の翼 十二国記 講談社文庫
十二国記シリーズで一番好きな巻。何度読んでも、珠晶が更夜に本音を語る場面にグッきます。そして、出会ったばかりの供麒を叩く場面は、彼女の国を思う気持ちが溢れてて良い場面だなぁと素直に思える。
【「図南」は何度読んでも飽きない一冊です。世界観を理解したり、国造りのダイナミックさを味わったりする為には、慶国メインの話が王道なんだと思うんですが…。私としては、恭国を描いたこれが十二国記を代表する作品だと信じて疑いません。珠晶の生意気さが大好きだぁぁ(笑)】読了日:02月20日 著者:小野 不由美

いらつく二人いらつく二人
【ラジオ対談の書籍化。まぁ三谷氏と清水ミチコ氏のお二人らしい、対談じゃないかと。三谷氏の味わい深い毒も、ここだからこそって感じです。】
読了日:02月20日 著者:三谷幸喜 清水ミチコ

獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 I 闘蛇編



読了日:02月19日 著者:上橋 菜穂子

獣の奏者 II 王獣編獣の奏者 II 王獣編
上下巻一気に読みました。主人公の成長、政治、歴史等が絡み合って怒濤の勢いで読ませてくれました。が、どの部分ももう少し深みが欲しかったかなぁと。特に、王獣の生態は突っ込んで描いて欲しかったかなと。
【一年経っても、王獣とエリンの姿が浮かび、上で書いてる欠点さえなければ!と思ってしまいます。】読了日:02月19日 著者:上橋 菜穂子

その人、独身?その人、独身?
【自虐エッセイに分類されるのかな?正しい意味での「負け犬」生活を赤裸々且つ自虐的に語ってらっしゃいます(笑)。】読了日:02月18日 著者:酒井 順子

トイレは小説より奇なりトイレは小説より奇なり
【トイレを巡るエッセイ集。酒井順子氏のエッセイは、じわぁと可笑しいんですよ。割合尾籠なネタも扱ってるのに、クスクス笑えるのは彼女の表現が上手いからなんだろうと感じます。言葉や文章をきちんとさじ加減出来る才能とも言えるかも。ここいらから酒井順子巡りが始まりました。】読了日:02月17日 著者:酒井 順子

結婚幻想―迷いを消す10の処方箋 (ちくま文庫)結婚幻想―迷いを消す10の処方箋 (ちくま文庫)
【題名に惹かれて借りた本。Amazonで概要を読んで「そうだったなぁ」と思い出しました。が、既婚者な人にとっては「何気なく」やってる事のような気がしなくもなく。】読了日:02月16日 著者:香山 リカ

本の雑誌血風録本の雑誌血風録
【「風雲録」と一緒に借りた気がします。椎名誠氏らしい軽妙な文体で、目黒氏とは違った風景が描かれてます。語り手が変わるとこうも風景が異なるのか!と驚きを与えてもくれます。どっちにしても、楽しそうなのは変わりありません。】読了日:02月16日 著者:椎名 誠

王室・貴族・大衆―ロイド・ジョージとハイ・ポリティックス (中公新書)王室・貴族・大衆―ロイド・ジョージとハイ・ポリティックス (中公新書)
【英政治史を解説してたような…。これは途中で挫折した様な記憶があります。】読了日:02月13日 著者:水谷 三公

本の雑誌風雲録[新装改訂版]本の雑誌風雲録[新装改訂版]
【「読むのが怖い」内で触れられていた、北上次郎氏の本の雑誌を巡る回顧録。立ち上げの熱気とか喧騒とか、読んでる方がワクワクしてしまいます。本を好きな人達が集まって、雑誌という形をつくることの幸せを感じました。】読了日:02月12日 著者:目黒 考二


制服概論 (新潮文庫)制服概論 (新潮文庫)
【書店で再販されてるのを見かけ、旧版を図書館で借りました。元々制服を見るのは好きなので、酒井順子氏の考察&エッセイは頷きながら楽しく読みました。この後、某TV番組で堺君が書籍巡りをして買ってた本にこれがあったのには、驚くより何より笑いました。なんか、こういう巡り合わせって嬉しいのかそうじゃないのか良く分からないよなぁと。今から思えば、クヒオ大佐の下調べだったんですよねぇ。きっとこの本は役に立たなかったと思われます(笑)。】読了日:02月09日 著者:酒井 順子

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
【で、なんで上巻読了後から2日後なのか?と問い詰めたい気持ちで一杯です。中途半端な勢いだよな(苦笑)】読了日:02月08日 著者:海堂尊


そして名探偵は生まれたそして名探偵は生まれた
【で、なんで間にこれが入るのか??どういう読み方をしたらこうなるのか??とホント一年前の私に(以下略)。で、この本ですが、図書館にあったからなのか予約を入れたのか不明ですが、この時期歌野晶午氏を追いかけてたんだよなぁという流れが分かります。けど、すみませんイマイチ記憶に残ってないんです。】読了日:02月06日 著者:歌野 晶午

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
【なんでこんな日を置かずに再読してるんだ、私??と当時の私に聞いてみたい衝動に駆られました(笑)。きっと、映画鑑賞後の勢いで再読したんだろうなぁと想像します。】読了日:02月06日 著者:海堂尊

家族再生家族再生
【図書館巡回中に題名に惹かれて、借りました。この本で信田さよ子氏に興味を持った様な気がします。】読了日:02月05日 著者:信田 さよ子,西山 明

デカルトの密室デカルトの密室
文系なのでAI(人工知能)やネットワーク等理系分野については、理解と想像が及ばない部分がありました。が、瀬名氏が描こうとしている世界は、なんとなくですが理解出来た様な気がします。
【「第九の日」の流れで図書館で借りた気がします。思考の遊びが入り組んでいて、理系音痴には果てしなく遠かった様な…。】読了日:02月03日 著者:瀬名 秀明

読むのが恐い!―帰ってきた書評漫才 激闘編読むのが恐い!―帰ってきた書評漫才 激闘編
【本屋さんで立ち読んで面白かったんで、前作を図書館で借りて読んで、オールタイムベストが充実してるし、俎上に載せられた本が私の旬と合致してる事もあって悩みに悩んだ末、買いました。悩んだ割に積読本になってたり、ボチボチつまみ読みしてた結果、買ってから半年近く経って読了した筈…。ただ、ここから興味を惹かれて手にとった作品もあり、書評本としては真っ当な使い方をされた一冊です(笑)。これを読んで得た事は、大森望氏は意地悪で知り合いの相方先輩に似てるかも?ということだったのが、なんとも(笑)】読了日:02月01日 著者:北上 次郎,大森 望

09/1月の読書メーターまとめ

読書メーターを開始した月です。当初は、家にある本も登録しよう!と希望に充ち溢れてたんですが、記憶を辿るのと検索が面倒になり頓挫した経過があります。
この頃、一言感想が無いのは恥ずかしかったのと、本メモ程度にしか活用する気がなかったからです。


第九の日 The Tragedy of Joy第九の日 The Tragedy of Joy
【何かの書評で読んだかして借りた記憶があります。瀬名さんの作品はある時期、私のアイドルでした(笑)。瀬名さんは、今でも名前を見かけると懐かしくなり、図書館に予約しちゃうくらいの好きな作家さんです。これは、AIのお話なんですが、瑞々しいとしか表現できないケンイチ君を通してAIとは?ロボットは?共生とは?未来とは?を考えさせてくれた気がします。】
読了日:01月29日 著者:瀬名 秀明


ひかりの剣ひかりの剣
【「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読んだ勢いで、これです(笑)。若かりし高階病院長と速水医師の剣道モノなんですが、いや~権ちゃんも速水も格好良すぎでした!剣道を知らない私でも、十分熱く盛り上がれた一冊です。】
読了日:01月27日 著者:海堂 尊

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
【文庫化されたので購入。森見氏の幻惑的な世界に身を任せて、レトリックがあるような無いような文体に良い意味でクラクラさせてもらいました。京都と京大生の胡散臭い生態を知ってれる人が読めば、更にオモチロ可笑しいんだろうなぁ。】
読了日:01月24日 著者:森見 登美彦

有頂天家族有頂天家族
【タヌキの家族が超プリティな一冊。森見作品では今のところこれが一番好きかも。タヌキ一家が見せてくれる悲哀とおかしみ、天狗のイヤらしさ悲しみ等が織りなす卑近ながらも壮大な物語です。】
読了日:01月22日 著者:森見 登美彦

虹の家のアリス (本格ミステリ・マスターズ)虹の家のアリス (本格ミステリ・マスターズ)
【図書館の棚にあったので手にとった一冊。加納氏の叙情ある文体と世界は好きなんですが、あっさりし過ぎて記憶に残らないのが残念かな。】

読了日:01月22日 著者:加納 朋子

世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)
【「葉桜の季節に君を想うということ」「女王さまと私」を読んで興味を引かれ、図書館にあったので借りた一冊。Amazonで粗筋を読んでも、詳細が思い出せないんです。ごめんなさい…】
読了日:01月20日 著者:歌野 晶午

王妃の館〈上〉王妃の館〈上〉
【図書館でウロウロしててぶち当たった本。浅田氏の作品はおそらくこれが初めてだったかも。王道からかなりズレた選択だとは思いますが、意外に面白かったんですよね。無茶な設定にもかかわらず、細部が作りこまれてるんで違和感が無いです。】
読了日:01月19日 著者:浅田 次郎

女王様と私女王様と私
【ブロスで連載されてる豊崎由美氏の書評欄で興味を惹かれ、図書館で借りました。展開と文章にぶっ飛びました。一年経っても粗筋、詳細覚えてるくらい面白かった作品です。恐らく、読む人を選ぶ作品だとは思うんで、あまり色んな人に勧められないのが難点ちゃ難点かもです。】
読了日:01月18日 著者:歌野 晶午

アダムの呪いアダムの呪い
【図書館を巡回してて引っ掛かた本。この後、まさかNスペのネタ本になってるのを知った時にゃ、手当たり次第に読むとこういう事もタマにあるんだよなぁとしみじみした一冊です。それなりに面白かったような記憶があります(笑)】
読了日:01月16日 著者:ブライアン サイクス

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
【文庫落ちしたので購入。実質再読。速水医師と権ちゃん格好良い!!な後編です。カバーもせず病院の(緊急医療部門有な)待合室で読んでました。ある意味、物凄く問題がある行動だったような気がしなくも無くです(^^;;)。またこの頃、映画も公開されてまして、人畜無害そうな堺君が見事に速水医師であったことに驚いた時期だったりもします(笑)。】
読了日:01月16日 著者:海堂尊

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
【文庫落ちしたので購入。実質再読。この1−2月前に「ナイチンゲールの沈黙」が文庫落ちしたのに早っ。映画タイアップと言っても無茶じゃないのか宝島社?!と思ったりもしてました(笑)。田口白鳥シリーズ内で一番好きな作品です。この時期、救急車のたらい回しとかが社会的にも話題に上っており、緊急医療の問題点を描いたこの作品が物凄くタイムリーだった覚えがあります。人と物資が足りなくて、前線の熱意だけで持ってるって一体いつのどこの軍?と。命に関わる組織って、今も昔も体質変わってないんだねこの国は、とため息が出そうになります。横道を逸れた感想としては、お約束通り「速水先生格好良い!」と一言。】
読了日:01月15日 著者:海堂尊

ザ・万歩計ザ・万歩計
【万城目氏の初エッセイ集。物凄く胡散臭かった事しか覚えてませんが、文庫落ちしたら絶対買います(笑)。】

読了日:01月14日 著者:万城目 学

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
【図書館で借りて読んだんですが、08−09のドイツ旅行に持っていくので買いました。なので、実質再読です。冬のドイツで初夏のイギリスな小説を読むという、今から思えば各方向に喧嘩売ってます?な感じですが(笑)。愉快でちょっと切なくてマヌケで可愛い物語。世界を掴むまで時間は必要でしたが、入り込めばクスクス笑いつつ幸せな気持ちで読める、大好きな一冊です。カバーも文庫よりこっちの方が雰囲気があって好きなんで、ハードカバー版を買って満足です。】
読了日:01月03日 著者:コニー・ウィリス

去年の読書メーターまとめ

ちょっとズルをして、09年の読書メーターまとめを各月ごとに遡って載せまちゃいます(^^;;
感想が無いものについては、思い出し感想を追記していきたいと思います。

2010年2月3日水曜日

読書メーター1月まとめ。

読書メーターを開始して早1年。
やっと、まとめをここに貼りつける気になりました(笑)。
ただ、そのまま貼り付けるのも芸が無いので、字数制限で書けなかったり、一応公の場所なので表現を曖昧にしたり、避けた感想等を追記したいと思いますm(__)m


1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2801ページ

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
映画化で興味を持ち読んでみました。もっと教養書的なのかなぁと思いきや、かなり楽しく読めました。江戸時代の階級論や経済論としても目から鱗な事が多かったです。しかし、猪山さん家が借金整理を覚悟してくれたお陰で、こんな詳細で愉快な史料が生まれるとは!歴史の面白さを再認識しました。猪山家の人々の動静に何かと笑いが零れるのは、筆者の視線が柔らかく真摯だからだろうなぁと思います。どんな映画になるのか楽しみです。
【新書で『萌え』られるとは予想外でした!!直之の生真面目さからでる行動が、無駄に可愛いんですよね。教育パパな直之の姿も非常に笑を誘われたりしますし。算盤の珠が飛ぶほど息子&孫を叩くってどんだけ?!と突っ込ませてもらいました。堺雅人=直之ってホント美味しいキャスティングだのぅとか、仲間由紀恵=お駒って山田@トリック要素だよなぁと、冬の映画が非常に楽しみになってます。
 真面目な感想としは、下級士族にとっての維新とは自らの生活と尊厳に大きな影響を及ぼし、二極化して行った事に驚きました。いつも時代も下が苦労するんだよなぁと遠い目をしたりです。】
読了日:01月31日 著者:磯田 道史

密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史
時代を作った人たちのインタビューが大変興味深かった。JUNEの世界がいろんな文化を内包し、昇華して生まれたという事に驚きを感じ得ませんでした。ここを揺り篭としていろんな才能が生まれたんだよなぁと思うと、感慨深いです。JIN創刊の執筆者にいしいひさいち氏がいた事には、もうなんというか(笑)
【BL・やおいとJUNEは一線を画する、というのがよくわかる一冊です。JUNEにどっぷりと漬かっては居ませんでしが、言及されてる作品は見聞きしてたので、非常に面白く読みました。特にカセットドラマの記念すべき一本目が「鼓ヶ淵」だったというのには、ホント驚きましたよ…。てことは、先輩達は貴重な品を後輩に回してたって訳かい?!あの三ツ矢さんと鈴置さんは良かったよなぁとか、なんとも言えない気持ちになりました(笑)。勿論、「間の楔」(←これが変換候補にあるGoogle日本語入力って一体_;;)も聴きましたよ〜。塩沢さんと関さんの艶っぽさは絶品だと、先輩友人と語らったものです。こうやって、教育されていくんですね】
読了日:01月31日 著者:石田 美紀

追想五断章追想五断章
グイグイと読み手を導いてくれる一冊でした。読後は、米沢穂信は相川らず「巧い」よなぁと溜息が出ました。恐らく、登場人物とほぼ同年な私としては、時代の閉塞感や先行が見えない不安感などが染入るように感じられました。相変わらず、遅効性の毒が仕込まれておりなんとも不思議な読後感を残す一冊でもありました。ミステリーとしても、完成度は高いんじゃないでしょうか?
【この人特有の乾いた文と仕込まれた毒は、中毒になります。この本も決して気持ちの良い終わり方ではないのに、あっさりした静謐感のある読後でした。ただ、この方の作品は、気を抜くと何気ないところで淵から落ちそう(落とされ)そうな感じがします。そろそろ「冬季限定」出してくれないかなぁ】
読了日:01月28日 著者:米澤 穂信


シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)
人物造形とリアル感、テンポは相変わらず巧いなぁ。ただ、これまでの作品のように「痛さ」をあまり感じなかったのは、「消費」する側だからかもしれません。「創る人」とそうでない人の埋められない溝を、きちんと描いたのは流石有川な感じもするし...評価が難しいなぁ。あと、遅筆で主宰の代名詞は確かに井上Hさんなんですが、年代的に考えたらM谷K喜さんの方が良かったんじゃないのか?!と小さな疑問を覚えたりです(笑)
【有川にしちゃリサーチ不足??と思う部分が何気にしもあらずでした。お金と劇団の関係はリアルだとは思いましたが、それ以外の周縁部分について、もっと他の劇団も調べたら良かったんじゃないのかぁと。まぁ版元の戦略としては続編を出すだろうはずなので、続編を待って最終評価とした方がいいんだろうなという感じです。演劇関連の小説は、恩田陸の方が臨場感があるし楽しませてくれる気がします。】
読了日:01月25日 著者:有川 浩

星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室
う~ん...挿入されるBL小説や似非時代小説の方が、本編より面白いってどいうこと!?な一冊。この設定で他の作家さんが書いてたら、もしかしたら違った面白さがあったのかもしれない...とすら思います。本編が正直中途半端でご都合主義な気がしてなりません。この方のエッセイは絶品なのになぁ....
【どうやら三浦しをん氏の小説とは相性が宜しくないようです^^;;。上記でも触れてますが挿入されるBLが非常に面白くて、こっちをメインに読みたいと思ったんですよね。本編は、ご都合主義や脇の甘さが目についてしまい乗り切れませんでした。正直なところ、この方の作品はエッセイだけで良いやと割り切れたのが唯一の収穫でした。】
読了日:01月19日 著者:三浦しをん

我が妻との闘争 極限亭主の末路編我が妻との闘争 極限亭主の末路編
寝る前にボチボチ読むには最適ですね☆嫁ちゃん頑張れ!!と読む度に応援してます(笑)
【どうも呉さんとうちの相方の言動が重なります(笑)林檎信者さんってこういう方多いんだらうねぇと生温く見守ってますが、呉さんがうちの相方なら速攻別れてます!嫁ちゃんホント偉いわぁ】
読了日:01月16日 著者:呉 エイジ

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)
ぼちぼちペースで再読。世界には読まなきゃな「物語」がたくさん溢れてる事を感じさせられました。
【「ムギと王さま」は近いうちに絶対読もうと決意を新たにしております。「赤い蝋燭と人魚」はいわさきちひろの挿絵版を探して買おう!と勢いだけはあります。そんな風に扉を少しずつ開いてくれる、遠子先輩に感謝です。】
読了日:01月14日 著者:野村 美月

“文学少女”見習いの、傷心。 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 の 2-8-2)“文学少女”見習いの、傷心。 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 の 2-8-2)
本編と重ねて読むと、更に味わい深くなる一冊。菜乃が読み想像する「物語」と、心葉が作家の目で見て紡ぎだす「物語」。二つは遠いようでいて近いところにあるのかも知れない、と思います。この二人が創る「物語」は、不完全な二人だからこそのものであると感じたり。けど、最後の一文で「卒業」まで待たされるのは、ある意味拷問かも(笑)
【「みずうみ」で氷室冴子を思い出し、中学時代に一度だけ読んだっきりのこの作品を再読しなきゃいけないなと。本編は、菜乃と瞳ちゃんとの間に何が有って無かったのか、菜乃は何故あそこまで「無邪気」なのか等グルグルしてしまいました。一瞬、菜乃と千愛ちゃんが表裏に思えてしまったり、作者の罠にはまってる感じです。そういう嵌められ方は嫌いじゃないというか、むしろ好物なんで大変楽しませてもらいました。相方先輩さんに返す前に再読します。】
読了日:01月09日 著者:野村美月

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)
相方先輩さんからお借りして、ゆっくり再読。少し成長した心葉と、どこか遠子を思い出させる菜乃。心葉の揺れを思うと切ないやら微笑ましいやらな一冊でした。そして、「見習」な菜乃が背伸びしつつ追いかけていく姿に心打たれました。
読了日:01月04日 著者:野村 美月
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