2015年5月16日土曜日

NTLive 『二十日鼠と人間』雑感

 スタインベックの原作は未読且つ映画化作品も未鑑賞です。ただ、文学史で『怒りの葡萄』についてざっくり触れた記憶があったため、多分こんな作品なんだろうなぁと予想してましたが、その通りの流れと結末でした。それなのに、2時間40分が濃密に感じられ、物語に集中し登場人物の言動に心揺さぶられる鑑賞ができたのは、偏に原作、演出、役者達が素晴らしかったからでないかと。特に、登場してきた瞬間から「物語に血肉をもって存在してる」と観てる側が感じる役者陣の素晴らしさ!! 彼らの言葉はセリフであるのに、その瞬間に生まれる言葉であるのと思わせる技術の凄さ! ほんとコレに尽きます。

以下まとまりのない雑感