2005年2月27日日曜日

やってきました『組!』DVD。

 先週金曜日夜、発売日当日に無事対面叶いました(笑)

 あの水色の『誠』箱がこんなにも愛しいとは。去年あれだけ心惹かれて振り回された作品と、こうやってちゃんとした完全版として形を変えて再度出会えるとは。これらすべて、『完全版』運動を立ち上げて下さった方、それに関わった方達の「思い」結果だと思うと余計に愛しさが増します。そして、それらファンの意見や思いをくみ上げ、こうやって形にしてくださった製作者側の皆様に深く感謝します(NHKなのにあの特典の数々!!それだけでも英断だったと思います)。
 完全版運動に関わった方全て、そして本放送のみならずDVD製作、含めこの作品に関わった方達すべてに感謝と愛を!!(大袈裟な)。

 で、諸事情により、三谷氏の解説と特典映像と第1話しか観れてませんが、とりあえずの感想を書いてみます。

○特典映像
 夜中に見てたんですが、満腹でした(笑)
 特に初顔合わせの映像と野試合の映像には、「みんな若っ」とか「山本君が山本君だよっ」とか「堺さんっ可愛い」とか「野田さん(勝先生)とヘイちゃん(象山先生)が隣だっ」とか誠にミーハーな感想で頭の中が埋め尽くされました(^^;;

・初顔合わせ
 特に印象深かったのがですね、この時の山本君と香取君の距離感(笑)。山本君は機嫌悪いのか前日飲み過ぎで(笑)体調悪いのかは不明ですが、取り合えず剣呑な雰囲気で、どうよそれはと思ったり。これから1年半で二人の距離感がああまで縮まったのは偏に山本君の「愛」(違)の力だよなとか、何がそこまで彼を駆り立てさせたのか?!とかそんな事が瞬間的に思い浮かび(笑)なんか妙に可笑しくてなりませんでした。
 そして、太郎君とぐっさんに挟まれてる堺さん。なんか神妙で可愛いやら可笑しやらで(酷)。この人、もしかしたら物凄く違和感感じてるんじゃなかろうかとか、同じ舞台畑の山本君は剣呑な雰囲気醸し出してるし、憧れの野田さんは居るしで居心地悪かったんじゃなかろうか、とか想像して大笑いいたしました(これでもファンか?!私)

・野試合
 山本太郎君のNGもかなり可笑しいんですが(左之なまんまで)、やっぱり藤原沖田が堺山南さんの瓦を割る場面でしょう!!藤原沖田を誘導する堺山南さんの姿に「あぁやはりこの方は役者さんなんだ。ちゃんと年下の子をリードしてるよ」と感慨に耽ってしまいました。そしてやはり外せないのは、OKになって極上の笑みを浮かべる藤原沖田&堺山南さんっ(狂喜)
 実はこの(特典)映像は昨春京都大丸で開催されてた『新選組!展』会場でしつこく流されたのが初見でして、その時「こんな番組があったなんて〜っっ(悔)」と食い入る様に眺めてたんですよね〜(恥)。そのときもやはり「堺さんと藤原君可愛い...」と呟いてた記憶があります(全く成長してないのがどうにもこうにも- -;;)。

・その他
 NHK側としては当初思惑と随分違う方向に行ったんだと思った次第です(笑)。キャストに関しては、香取・藤原・オダギリ辺りを注目して欲しかったんだなと(お陰で今となっては貴重なオダギリ斉藤のインタビューが多くて嬉しい)。
 きっと、この時点では副長'Sの人気が出るとは予想だにしてなかったんだろうなと思いましたよ(試衛館メンバーの映像が少ないのがその証拠かと)。そんなNHKの思惑以外(以上)の結果が出たことがまた嬉しかったり(笑)
 そして、京を彩る女優陣として幾松やおりょうとかがフューチャーされたてたのには吃驚でした(笑)。本編では殆どこれらの女優陣が彩る事は無かったことを思うと、少ぅしばかりNHKに同情しました。実際彩ってたのは京香さん@お梅くらいでしたものね。また京といえば気風の良い戸田お登勢とか初々しい吹石お秀ちゃんかの印象が強いけれど、これは彩りとは程遠いし。実際艶があったのは、山本土方だとか雨に濡れた堺山南さんとか退廃的な色気があった佐藤鴨とかの男性陣だったような気がします。
(つうかそれ以前に女優陣が殆ど出て来なかったってのがありますが)

○第1話
 みんな若いっ(笑)
しかもどことなく「ぎこちない」感じがあって、見てて少ぅしだけ照れました(何故に)

 気になったのは、山南さんの襟元が後々より若干緩い事。些細な事なんですが、撮影と同時進行で「役」が徐々に作られたことを如実に感じた部分です。とは言っても各人とも違和感を全く感じなかったので、基本的な「個性」はこの時点から大きくズレなかったんだとも感じもしました(とは言ってもやっぱり沖田&斉藤は若干変化したのが見えました)。そして、山南さんの「戸板を3枚用意してください」の台詞はあの集団の中では浮いてるよなと、彼の既に組織内で置かれいるであろう「立場」を慮ると本当に辛かったです(「道を一本間違えました」は取り合えず方向音痴さん決定な瞬間で、楽しいから良いです。けれど、同行者が新八と左之だったんですね。だったら修正してやれよ、両人)。

 あと、本放送当時認識できなかったおむすびを食べ散らかす左之に、ちゃんと気づけたのはこの1年の成果だと思いました(笑)

あぁホントみんな大好きだ〜!!

2005年2月25日金曜日

「完全復活!!」 だそうですよ

 この言葉をどれほど待ち望んでいたか!!

 今月初旬、Mariah新譜の視聴会(メディア向)があったらしく某ファンサイトでも『ジ・エマンシペイション・オブ・ミミ』の視聴感想等が上がってました。それを読む限りでは概ね好評みたいで、多少の不安を抱えつつも徐々に期待する方向になっておりました(複雑なファン心理です^^;;)。
 がそんな折、某ファンサイト経由でお邪魔した「ブルックリン横丁」さん>のこの記事を読んで、不安は胡散霧消し、期待が一気に高まりました。今はすっかり晴れやかな気分で発売日(4/6)を迎えることができそうです。

 で、期待を高まらせてもらった部分の引用です。


既にNYでもガンガンに流れているジャーメイン・デュプリ作の「It's Like That」みたいな、相変わらずアーバン・シーンを意識した(というかそれが今はメイン・ストリームだからな。こういう言い方はもう語弊があるよな。)フロア路線の曲も沢山ありつつ、ジェイムス・ポイザーやジャム&ルイス(Flyte Tyme)作の秀逸でタイムレスなバラッドでは、もうホント、久々に声を思い切り張り上げて歌い上げてます。素直に嬉しかった。こんなマライアは久しぶりだわー。ここしばらく何が彼女を支配していたのかは知らないが、呪縛はきれいさっぱり解けましたね。祝・完全復活。



 この部分だけでも十分期待できるってものです(笑)
 特に「秀逸でタイムレスなバラッドでは、もうホント、久々に声を思い切り張り上げて歌い上げてます。」の一文。
 『Butterfly』以降顕著になってる囁き声から彼女が解放されたかと思うと!!なんとも言えず嬉しいものが込み上げてきました。ここ数年囁き声中心の歌い方(声)は嫌いじゃないですが、やっぱり彼女の魅力は張りがあって高音から低音へ軽やかに気持ちよく響く「声」だと思うんですよ。それが復活したかと思うだけでなんかホント嬉しい。

で更なる期待を煽られたのが、

(前略)「これぞマライア!」的な迫力の歌声を余すところなく見せつけるアルバム最後のトラック、「Fly Like A Bird」。アルバム・タイトル通り「エマンシペーション(解放)」を体現したような壮大なバラード。思わず聴いていて激しく頷いてしまいました。こういう万人に分かりやすいメッセージを込めたプロダクションって好き。ヒネりが無い、とか意地悪な聴き方はせずに素直に身をゆだねたくなるような有無を言わせない迫力がありました。

 なんかもう(涙)。「壮大なバラード」に「有無を言わせない迫力」ですってよ!!
 あぁホントにホントに...なんて表現して良いのか分かりませんが、兎に角楽しみになりました。

 ブルックリン通信様 幸福と期待を与えてくださって有難うございます!!です(笑)

 とは言っても、実際聴いてみて初めて「私にとってどうか」なんですよね。こう識者やFANが良いと言っても「合わない」と思うこともあるだろうし。
 だから、期待はすれど過剰な期待はしたくないし、また期待し過ぎた余り「裏切られた」とは思いたくないんですよね(あぁホント複雑です)。

 しかしっ待ってる間これだけ「楽しく」「ワクワク」させてもらえるのは久しぶりの感覚(Mariahに関しては)で、とても浮かれ気分です。

2005年2月22日火曜日

義母と本。

 先日、帰省した際に突然義母から「お勧めの本教えて欲しいねん」と言われ、非常に悩みました。
 と言うのは、義母は今まで「本」というものを一切読んだことが無く、今まで興味すらなかったのという事もあるんですが、それより何より前述の言葉が出た契機がなんとなく分かるだけに、無碍にもできないし、というなんとも曖昧模糊とした理由なんです。
 実は、義父が無類の本好きで、帰省すると大概私と「最近読んだ本」とか「過去に読んだ本」で盛り上がるんです。義母はそれがどうにも悔しかったり、羨ましかったりするみたいです(^^;;(恐らく義母はおとうさんと私に対して同時に「ずるいっ。私も話したいのに!!」というなんとも幸せな嫉妬があるようで、微笑ましくて。余計に無下にできないんです^^;;)

 相方に相談したら「星新一のショートショートが良いかもな〜」と予想外の答えが返ってきました。ってか、私も好きなんで一瞬考えなくは無かったんですよ。が、流石に義母にSFのショートショートは薦められん、と却下いたしました(いきなりSFってのはどうかと思うので^^;;)。そして、義父にも相談したら「何でもええよ」と逃げられました。
 本屋で相談したら(迷惑です)「藤沢周平なんかお勧めですよ」と云われたものの、実は私が彼の作品を未読なためどうにも判断できず(- -;;;

 考えた挙句のお勧め本条件は、次のようなものでした。
1.短編集(初めて読むのに長編は辛かろう、との判断)
2.文章ができるだけ柔らかく、読みやすいこと
3.専門的な話じゃないこと
4.あまり分厚くないこと(できるだけ薄い)
5.私が一読したことがある本。
6.連続ドラマ好きな義母に馴染みやすい世界であること。
で、それを鑑みた結果
宮部みゆき著『本所深川ふしぎ草子
北村薫著『空飛ぶ馬
の2冊と相成りました。

 当初から宮部みゆきの時代物は選択肢には入ってたんです。やっぱり彼女の文体は読みやすいし、シンプルで取っ付き易いと感じるので。しかも物語自体、シンプルなんだれど勢いがあって一篇単位だったら勢いで読めるだろうし、また、『本所深川〜』は確か「金曜時代劇」にもなってた筈で、それならばドラマ好きな義母にはとっつき易いかとも思ったので。
 実は、宮部の時代物は今まで読んだことが無かったので(条件.5はどうした/笑)、義母に渡す前に読んでみました(ヲイ)。やっぱりサクサク読めるし、人間の機微を描いたら宮部は巧いよな、と納得することしきり。ただ、宮部みゆきでこの分量は物足りませんでした(苦笑)。

 そして、義母に一番読んでもらいたいのが実は北村薫氏の「円紫さんと私」シリーズなんですよ(笑)。私自身がこの方の文章大好きなんです。流麗で柔らかな語り口はまるで水彩画のようなのに、時折深く濃い染みが在る。その染みは確かに醜いかもしれないけれど、「醜い」からと言って排除するのではなく「何処にもあるかもしれない」と言う目であるがままに見つめてる。そんな事をゆっくり静かに語りかけてくれる、そんなシリーズだと思うんです。このシリーズ短編集にも関わらず、奥深く染み渡る作品だと思うんです(『秋の花』や[[『六の宮の姫君』は長編ですが^^;;)。
 そして、何よりシリーズを通じて「私」が成長していく過程や、円紫さんのやわらかで穏やかな語り口が心地よく、読後も静かに幸せな気持ちになれる作品達だと感じてます。
 また、北村さんなら時の三部作や『盤上の敵』>も良いと思うんですが、何せ何れも長編なので最初に義母に薦めるには考えました(苦笑)。この本は繰り返し読んでるんですが、手放すのが惜しくて(笑)、新たに購入した分を包装して渡します。

 来月の帰省時に義母には渡すつもりなんですが、どんな感想を抱かれるのかが大変興味があります(笑)初めて本を読んだ方の感想って思いもかけない視点があって、かなり楽しく感じます。
(といいつつ2冊とも義父の本棚直行かとも思ってます/苦笑)

2005年2月18日金曜日

2005年エランドール賞 授賞式

 あちこちらで取り上げられててるのを拝見しつつ、ここで語るほどでもないな〜とか思ってたのですが、2005年エランドール賞 授賞式(Yahoo ニュース)の山本&三谷両氏を拝見し「こいつらは(笑)」と思ったもので。

 まずは、遅ればせながら山本氏&吉川CP受賞おめでとうございます。昨年の今頃激しかったバッシングを思うと、この賞だけなく各TV雑誌上を含め「作品」が評価されてる事が本当に嬉しくてなりません。

 で、受賞コメントに関してですが。

 いや〜山本&三谷両氏には何というか・・・ツボ押さえられてる気すらしてきましたよ(笑)。確かに「山本香取」(この表現やめなさい^^;;)はNHK公認というか公式なんですが(そうなのか?!)、それでもそれはあくまでも『組!』FANや関係者の内輪ネタだったんじゃないのか?。いや、あれだけTV雑誌上で見せつけられたから、充分外野にも浸透してるネタだったんだろうか、とも思ったりと妙に複雑な気持ちになりつつ。
 あんな歴史且つ権威ある賞の授賞式の場で、香取君からの祝コメントを省略し山本氏の反応を楽しむ三谷氏や、式後のコメントで「香取君との『愛』の交流を幸せそうに語る」山本氏(笑)。そんな貴方達が大好きですよ!!(重症です)

 まずは三谷さんの「小芝居」の感想を。
 この方、フットワークが軽いというか何というか、ここ最近のメディア出現率の高さを奥様に叱られて(呆れられて)ないだろうか?!と少ぅしだけ心配になる昨今です(笑)。
 しかし、あの短い時間の中で何回「香取君」と言ったのか?!しかもしっかりの「山本君への愛のコメント」(だからやめなさい)を省略し、ちゃんと山本君の表情を確認してるのが三谷さん&山本君&香取君の関係性を如実に表現してる気がしました(笑)

 で、御大(違)山本氏のコメント。
 受賞時のコメントは素直に「おめでとう!!良かったね〜」と思えるものでした。が、式後のコメントは、「ね・・・ネタですか?!」とPCの前で目が点になった後、大笑いしました。やってくれますよ、流石かっちゃん大好き土方!(似てるけど違)
 共演者と未だに交流があると言うのは嬉しいと思ったり、女優さんが現場に来られた際の男子校生達(だから違)の反応には既出といえども「様子が見える(笑)」と思ったり、極々普通の感想でした。
 が、香取君ネタになってからの嬉しそうな表情が何ともかんとも(笑)。また、誕生日にサプライズで楽屋に忍び込んでたって話に至っては、笑いすぎて感想も何もあったもんじゃありませんでした。しかも香取君に呆れられ「帰れ」と言われた事まで臆面も無く幸せそうに話す姿に至っては、それが嬉しいですか、そうですかと納得するしかなく(笑)
 ただ、未だに「追いかける山本、うざかる香取」が続いてると思うと微笑ましくなります(しかも、少しずつ距離が縮まってる感じもしてとても楽しい/^^;;)。

本当にこんな楽しい幸せな思いを抱かせてくれて、有り難う!!

2005年2月15日火曜日

やっぱり気になる

 一昨夜に発表された 第47回グラミー賞。
 今回はUsherが総なめか?!と思ってたんですが、Ray Charlesが主要部門を受賞という結果だったようで。『追悼』って意味合いもあるとは思いますが、それでも彼の歌や声は素晴らしいと思ってるので十分納得です。

 意外だったのが・・・
 Best Dance RecordingをBritney Spears 『Toxic』 が受賞したこと。
 う〜ん...。確かに楽曲としてはインパクトあるしフレーズも残るし良いとは思うんですが...。ちょっとだけ腑に落ちない私が居ます。Britneyは嫌いじゃないですが、ただ何故あの曲がと思っただけです。他意はありませんです。

 で、とりあえず(って何/苦笑)
 U2『Vertigo』が、
 Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocal
 Best Rock Song
 Best Short Form Music Video
 の3部門受賞はめでたいな、と言うことで。

 この結果を聞いた相方は「やっぱりU2よな〜。最近常連やんね。ボノの活動のお陰かな〜」と喜びの余りのよく分からない感想を述べておられました(- -;;

 授賞式放送なんですが、実は相方両親の別件オーダー〆(『愛・地球博』の観光時の宿泊ホテル選定&予約/- -;;)と重なり、その作業が終了するまでは「ひよの集中力が途切れるから」と言う理由で細切れでしか見せてもらえませんでした。しかも、その細切れの中にちゃんとU2のパフォーマンスだけは見せていただけたという、なんとも納得のできない(え?!)鑑賞と相成りました。

 で、彼らのパフォーマンスを見た感想ですが、「えっ...。ラリー太った?!マジで?!!」の衝撃のみで他は記憶がありません(笑)。ホント、何であんなに太ったの??ラリー。

 で相方の感想ですが、「LIVEに向けてボノ以外は努力が必要やね」との事(流石「ボノ至上主義」 - -;;)
えぇっボノも声出てなかったやん!!と一応異議申し立てをしたんですが、彼曰く「あんだけ(歌の)雰囲気出てたらええねんって、ボノは。やっぱボノあってのU2やろう、そやしそこに合わせんとあかん訳や。そやのにあれではあかんな、ボノ以外」とういう(ホントに「ボノ至上主義」此処に極まる)な有難い回答を賜りました。

 でも何でラリーあんなに太ったの??!(しつこい)

『恋に落ちたシェークスピア』

 公開時に映画館で見た作品でしたが、やっぱり楽しいと思えたのが意外でした(笑)。TVの前で「あぁもう楽しいったら」と呟くほど楽しかった(迷惑極まりない)。

 何が楽しいって、やっぱり脚本。中でも「本歌取り」の巧さには、感嘆したおしました。バランスよく有名な台詞や詞を変化させたり、そのまま散りばめながら、もたつくことも無く、単なる「パロディ」ではなく一つの「映画」としての個性を保ってる、その事に改めて感じ入りました。
 また、「史実」とは全く違うだろう(特にエリザベス女王の存在)けれど、それを踏まえた上で「遊ぶ」事ができる幅やゆとり、楽しさがこの映画にはあったように思います。

 今回タイミングよく、舞台の『ロミオとジュリエット』を見てきたばかりだったので、例のバルコニー場面や、初夜の場面等々(のパロ部分)を「へぇ、こんな風に表現(変化)できるんだ〜」という様に、「舞台」と「映画(パロ)」の共通項や差異を比較しつつ、さらに興味深く見ることができました。
 そして改めて「シェークスピアの台詞の美しさ」や「魅力」「可笑しみ」をも感じることができたのは、ホント収穫でした。どんな表現をしても「台詞の美しさ」や「魅力」ってのは損なわれないんだな〜と今更ながらに思った次第です。

 そして、出演者で一番魅力的だったのが主役達ではなく、エリザベス女王役のジュディ・ディンチ!!
 圧倒的な存在感があり、皮肉屋で人の心も道具にしつつ、なのにどこかユーモラスな雰囲気が大好きですよ!!(こういう上司の下で働きたい、と思わせられました。すでに性を超えてますよ。この女王は/笑)。潔癖でも清廉でもない、嘗ては王継承争いに敗れ幽閉されたものの、策謀を用い統治者となり繁栄期をもたらした女王の胡散臭さや底知れない何かをも感じさせられました(そして『愛人』達の存在もそこはかとなく描かれてたのが嬉しい/^^)。
 確かに、グウィネス・パルトロウの男装には心惹かれましたが(彼女の意志の強い瞳や表情はホント魅力的だと思います)、やっぱり女王を前にすると(笑)。

 しかしながら、やっぱり「ハリウッド映画」の常か。濃いのか綺麗なのか意味があるのか無いのか、よく分からないラブ・シーンの数々には食傷気味になりました(^^;;。決して下品ではないんですが、それでももっと少ない方が効果的じゃ無いのか???と思うほど、ラブシーンが多くて少々辟易してしまいました。まぁグウィネス・パルトロウの肢体がしなやかで美しいので目の保養にはなりましたが。

 最後に、この作品はシェークスピア作品をこよなく愛して理解してる方が丁寧に作られてると感じました。そういった意味でも非常に好ましく思えるのかもしれません。

2005年2月14日月曜日

わんこ 胴輪を嫌がる。

 母親が終日外出するにあたり、2週間前より「日中2-3時間で良いからわんこの面倒見て〜」と依頼がありました(それに二つ返事する我が家も大概だとは思います/^^;;)。
 というのは、当初家の中で飼うかもと言っていたわんこですが、どうやらお嬢自身が「お外がいいの〜」とおっしゃったのか、外に出せ出せ攻勢が激しかったのか(笑)、すっかり外飼となり、心配性の母にしちゃ「まだ暫く一人で外に置いて出て行くのは不安やねん」との事らしく、「暫く遊んで気を紛らわせてやって〜」とすっかり犬馬鹿マッシグラなお言葉を発して下さったからです。

 外飼になった所為で、ポーチから玄関までの一帯はすっかりわんこのテリトリー(- -;;。彼女の色んなおもちゃは転がってるわ、彼女が寒くないようにと人工芝やら絨毯が敷かれてるわで、一体ここは?!と言うような場所と化しております。しかも、今はまだ寒いからの理由で寝所(笑)は玄関入った所だし、靴の置き場が無い。三和土に靴を置いたら最後、彼女に持って行かれ「おもちゃ」への格下げ(格上げか?!)が必至な状況です(^^;;

 さて、お散歩デビューから約1ヶ月が経過し、「お散歩」そのものは大好きになったようです。が、胴輪がどうやらお気に召されないようで、胴輪を見た瞬間「犬小屋」に入り出てこない(- -;;。どうしたものかと犬小屋の中を覗いてみると、もう正に「拗ねてる」んですよ(大笑)。なんかもうその様子が不憫でもあり、可愛らしくもあり相方共々大笑いしました。相方なんぞは「これは撮らんと!!」とカメラを向ける始末(笑)。
 しかし笑ってばかりもまずかろうと思いつつ、相方と相談したものの、結局「我々としてはこれ以上わんこに無理強いして嫌われるのも本意じゃないよな。なので、とりあえず首輪で行ってから、バテタ頃合を見計らって装着しよう」と消極的対応に切り替えました。

 で、引き紐をつけた途端、テリトリーから飛び出そうとするし、わんこ。そんなに散歩がしたいなら胴輪を付けさせてくれ、わんこ。
 これを毎回経験してる母、お疲れ様でございます(苦笑)

 で散歩開始後、暫く歩いてそろそろ良いかと道端で胴輪を装着しようとしたんですよ。したら、鳴く鳴く(悔)。傍から見たらきっと私が「動物虐待」してると思われるに違いない!!といわんばかりの鳴き方で。単に胴輪つけようとしただけなのに、痛くも何とも無いはずなのに、お前はっ!!と少しだけ腹が立ち哀しくなる程の嫌がりっぷり(相方はよほど嫌われたくないのか、何一つ手出しはしませんでした/悔)。

 結局「胴輪が小さいからしんどいのかもな〜」と切り替えて、その場で近所にある「ホームセンター」へ向かい、新しい胴輪購入と相成りました(犬馬鹿)。今まで頭を通すから嫌なのかと思い頭を通さないタイプを購入、試しに買ったその場で装着することにしました。
 が、やっぱり嫌がってくださいました。恐らく、胴に紐が掛かってること自体が嫌なんだろうな、とは思うんですが、それでも首輪だけよりもわんこに掛かる負担が少ないと思うので胴輪を諦める事はできません!!(つうか今止めたら「嫌がれ(泣き叫べ)ば言う事を聞いてくれる」思う筈なので、それは「飼い犬」の立場として問題になろうという「躾」レベルの判断もあり)。

 しかし、人への警戒心の無さは相変わらずです(番犬としはホント役に立たない柴となりました^^;;)。母の話だと、ガスや電気メータを確認してくださるの方達にでも尻尾振って懐いてるらしく、かなりお仕事の邪魔してるみたいです。実際、散歩中道端で初対面の方にじゃれつくの止めなさい、もっとこう警戒心ってものが無いのか貴女は、と流石に突っ込みいれたくなるほど警戒心も恐怖心も薄い犬になりました(じゃれ付かれた方達から「この子持ってかれるよ〜」とまで言われました)、

 また、家では「遊んで?」と人の足元におもちゃを持ってくるし、遊んでるおもちゃ(ボール等)が彼女の取れない場所にあったら「取って?」とばかりにじっと見てるし、しかも取りに行ったら取るまで傍に居て見てるんですから、可愛いったらありゃしません!!相方なんぞにはすっかり懐いて、膝の上に座り込む始末(悔)

 なんか、何時の間にやらすっかり甘えたで箱入りお嬢となったわんこです。いえ、大の大人4人が皆で「可愛い〜」と言いながら育てたら、こんな犬になるのは判ってますが、やれやれ。ただ、聞き分けは案外良い子なので「躾」な面では割合楽な子だと思います(犬馬鹿の戯言/^^;;)

2005年2月7日月曜日

『なにわバタフライ』大阪公演

 待望の三谷幸喜新作!!

 戸田さんのお芝居とその熱に惹きつけられ、三谷さんが紡いだ「言葉の流れ」に心地よく身を任せ、心が翻弄され、涙が止まらなかった2時間でした。見終わった後、何故か「『ある隊士の切腹』や『流山』や『愛しき友よ』を見終わった感じやな」と思ったんですよ。高揚した気分でもなく、沈んだ気分でもない。ただ静かに「このお芝居を観れて良かった。有難う」と思えた。

 それはこのお芝居が、優しくて温かくて、どこか寂しくて孤独でや絶望感がある。けれど、そんな過去を語りながらも「未来を向いてる」そんなお芝居だったからだと思うんです。
 過去を決して悔いてはないし、過去を己の寂しさや弱さを知ることで、前に進める人間の強さと弱さ、愚かさと賢さが存在してた。言い換えれば「毅然としたお芝居」だったと思うんです。
 冗長になりますがモデルであるみやこ蝶々さんについて、思ってることを少しだけ書いてみたいと思います(そうじゃないと整理が付かない気がしてならならいので)。

 私にとってみやこ蝶々さんと言えば、関西のお昼のワイドショーで人生相談をしていた姿。嫁姑関係、夫婦関係の相談事(再現ドラマ仕立てだった筈)をキツイ口調で突っ込み、それでいて温かく受け止めてる言葉が耳に心地よく響いた記憶があります。特に女癖の悪い亭主問題について、諦観というか「そりゃしゃぁないわなぁ」というか、「その男の性分はどうしようもない。あんたが我慢する事は無い、別れなはれ」て感じの何ともいえない構え方が見ていて気持ち良かったんです。また、ご自身の離婚すらネタにし、それでも言葉の端々から今までの男性への愛情や懐かしさが見える姿。
 今思えば、何より背筋を伸ばしてご自身の「人生」と向き合っておられる姿なんかに、「蝶々さんは他の芸人さんとは何かが違う」と思わせられたような気がします。
 と言いつつ、蝶々さんの「お芝居」は一度も観たことはありません。勿論「夫婦善哉」なんか、懐かしのVTRくらいで垣間見ることしかなく。なので、今回の『なにわバタフライ』の時期は全く知らない時期。

 けれど、『なにわ〜』の戸田さんは、私がTVで観たことのある「蝶々さん」でした。凛として、気風が良く、どこか寂しさを感じさせ、突き放すようなきつい言葉の裏側に優しさと安心できる何かがある。
 そんな蝶々さんが大阪の舞台に居ました。

以下、雑感です(ネタバレ含)。

 席についたのが、開演10分前。座席位置は役者さんと同じ目線になる高さで、尚且つど真ん中という久しぶりの良い場所(後述しますが、大変良いお席でした)。
 席について暫くすると、三谷芝居で或る意味恒例になってる、「諸注意」のアナウンスが流れました。
今回は、「三谷&生瀬 関西弁ver(別名:方言指導と言う名の突っ込み生瀬、似非関西弁を駆使するボケ三谷によるショート漫才/長っ)」という、かなり贅沢な「諸注意」でした。その時点での、お客さんの反応はかなり良く「相変わらず掴みは完璧やね、三谷さん」と妙な感心をする始末。
 これから行かれる皆さん、三谷さんの似非関西弁と生瀬さんの流暢な関西弁での遣り取りは一聞の価値ありです!!

 そうこうしてる間に、パーカッション&マリンバ奏者が舞台に現れ、柔らかな音を奏で始め、その音が響く中、戸田さんが舞台に現れます。

 舞台が動き始めます。ある女優がインタビュアーに自分の過去を話すという設定で、客席をインタビュアーが座ってる位置として見立ててる。で、私の席はまさしく女優がインタビュアーに向き合って話す時に、目線を向ける高さと位置だったんです。そのため、まるで私自身がインタビュアーになって「女優」と向き合ってる錯覚に陥るほど、臨場感や迫力が感じられる良席でした。
 女優がインタビュアーを直視する際の目は、まさに射抜くような視線でした。その視線に迫力を感じ、圧倒されながらも吸い寄せられるそんな感覚がありました。

 話は女優と5人の男性との関係を軸にし、女優の過去を描きます。
 最初から最後まで女優と共にあるのが「おとうちゃん」。私にとってこの「おとうちゃん」の存在が一番心に沁みました。

 芸事に打ち込みつつ、どこかそれに疑問を感じる女優。
 何度も恋をし、その度に捨てられ傷ついていく女優。
 そんな女優を黙って受け止める「おとうちゃん」の姿。
 ふと、「芸事」と「おとうちゃん」が重なったように感じた瞬間でした。恐らく女優にとって、「芸事」と「おとうちゃん」は唯一裏切らない存在だった。だからこそ、逃げる「振り」ができたんじゃないかと、そんな風に感じました。

 他の男性で印象深いのは、「師匠」と「ぼくちゃん」。
 師匠については、師匠と女優の関係よりも師匠の奥さんと女優の関係が強く印象に残っています。師匠の奥さんが女優に言い残した「言葉」。その場では明かされない「言葉」ですが、後になって女優の心情や人との関係性においてじわじわと効いてくる。
 女優が感じてる寂しさや弱さ孤独感、そして彼女の本質であろう「可笑しみ」をも感じさせる言葉として使われていた気がします。

 で、「ぼくちゃん」。このモデルである南都雄二とみやこ蝶々の関係は、ほんの少し知ってるんです。彼のことを語る蝶々さんの少し誇らしげな、アカンたれな子やけど愛しいんや、というなんともいえないニュアンスは覚えています(ええ男やった、とか、優しいひとやった、と表現されてた記憶があります)。だから、「ぼくちゃん」の表情が見えた気がしたのかもしれません。
 特に、「ぼくちゃん」の最期。舞台上には存在しない「ぼくちゃん」の表情が、確かに見えました。

 印象に残ってる場面は。ヒロポン中毒になった場面、夜行列車での「ぼくちゃん」との会話の場面、自身の「闇」と向き合う場面、なんです。
 痛さや辛さ、孤独や絶望、そして怖さを三谷さんの舞台でこんなにも感じるなんて。本当に予想外でした。だけれど、暗い淵に置かれても笑いがあり、救いがあるんですよね、三谷さんのお芝居って。
 勿論、これらの場面の次にもそれがある。
 例えば、「おとうちゃん」と「ぼくちゃん」の優しさ、「ぼくちゃん」の新しい女性との対話、過去の男性たちとの対話、なんかがそれだと思う。
 必ず「今」を肯定する強さがあって、「未来」を語る姿がある、そんな気がしてます。そして、その温かさがあるから「三谷芝居」が好きなんです。

 確かに舞台上には女優しか居ない。なのに、女優と会話してる人たちの姿や表情が見え、時には彼らが発しているであろう台詞も聞こえました。それはすべて女優の表情や目の動き、台詞が起点となってる。
 特に視線の動かし方は、計算されてるなぁと感嘆しました。
 視線だけでなく、言葉も体も声も表情も何もかも一切疎かにされてない「お芝居」の凄みと熱を感じた気がします。

 小道具の使い方や照明も「巧い(笑)!!」としか表現できません。何度拍手させていただいたことか!!とりあえず、見て驚いて下さいっとしかいえません(笑)

 音楽。
 パーカッションとマリンバの豊かで暖かな音色が、素晴らしく心地良かったんです。そして、トーキング・ドラムの絶妙なボケも(笑)生演奏だからこそ味わえる贅沢な空間だったと思います。

 生瀬勝久先生指導の関西弁(笑)
 時折「ん?!」と思う部分はありましたが、全体的には「綺麗な」関西弁やったなという印象です。方言も違和感無ありませんでしたし、すっと耳に馴染んだので問題ないかと。
 しかし、生瀬さんverを物凄く見たいんですが(笑)。DVD発売の際、副音声で付けてくれないかしらと思ったりです。

 また、パンフ内の鼎談で「10年以内に生瀬さん用に一人芝居を書く」と宣言された三谷さん。今から楽しみにしておりますm(_)m
 しかし、三谷さんはこうもう無謀で魅力的な計画を次々に出して、自らの首を絞めてる気がするのは気のせいでしょうか??!

2005年2月3日木曜日

ちょっと凹んだ

 職場で相性の悪い女性が居ます。当初は何やかやと巧くやってはいたんですが、次第にどうやら相手がこちらを「嫌ってる」のが伝わってきました。それでも、なんとか誤魔化しつつ巧くやろうとしてたんですが結局、ある時期から(同じフロアなのに)全く喋らない様になりました。
 女性との関係って一旦駄目だと修復できなくなるよね、と改めて認識した次第です(苦笑)。

 私としては「会社生活=公」だと思うので、出来るだけ「己の負の感情」は持ち込まない様にしたいんですよね。だからどれだけ相手の事を嫌ってたとしても同じ職場に居る以上、最低限の関りは持つべきだと思うし一般社会のルールは崩しちゃ駄目だと。そう思うんです。

 けれど、彼女はそうじゃなかったようで。苛々を周囲に見える形でぶつける(机に書類を叩きつけたりとか、上司の声を無視してみたりとか)。私と喋らないのは良いんです。私も一人の方が楽な方なので(^^;;。
ただ、必要な事は連絡するべきだと思うし、特に休暇に関しては互いの都合もあることだし何らかの調整は必要じゃないかと思ったりします。

 とは言っても期間の長短に関らず休暇を取得するのは個人の自由ですし、上司や仕事の兼ね合いが許せば良いと思うんです。しかし、同じフロアで、しかも彼女が休む間多少であれ負荷が増える人に対しては、事前に連絡するべきだと思うんですよ(例えその人が嫌いで喋りたくないにしても)。それは仕事をする上での最低限のルールだと思ってるんです(もしかしたら違うかもしれない...)。なのに、長期休暇(12日連続/^^;)を直前に控えた今日になっても彼女からは何の連絡も依頼も無ないんです(苦笑)。

 また、彼女はどうやら3月半ばで結婚退職するらしい。しかも相手はどうやらフランスの方だそうで、語学に堪能な彼女らしい退職だと思ってます。また、新たな人生を素直に祝福したいとも思ってます(あぁなんて偽善な発言/- -;;)。
 が、退職を1月後に控えても彼女からは何の連絡も無い状況に、どうするねん...、どないやねん、これは...、いい加減にしときや...と思ったりです。
(この話、彼女の上司や私の上司、友人経由で聞いておりまして、概要だけ知ってたりするのがこれまた嫌らしい>私^^;;)

 正直、蔑ろにされてるのが悔しいのか、単に呆れ返ってるだけなのか、常識の無さに腹が立ってるのか、
私自身よく分からない状態です(苦笑)。ただ、最近思うことは、人間は矛盾の塊だということ。彼女の割り切りやその他の有様に対して嫉妬しつつも(悲しいかな「今の」私には到底手にする事が出来無いものだから)、積極的に仕事に関らず、まるで逃げ出すように退職し、今もって周囲に溶け込めなかった彼女を哀れに感じる(まるで10年前の私を見てるようで)。そんな、様々な矛盾した感情が渦巻いてます。
 また、そういった感情を認識するたびに、私の「浅ましさ」が否が応でも見えてきて我ながら「嫌なヤツやわ...」とか「『酸っぱい葡萄』の話しって、人間の本質ついてるよな...」とか色んな事を思っては、些か凹んでます。
 う〜ん、いい加減このマイナスの循環思考から抜け出さなきゃ!と思う今日この頃です。

 ってかこんなこと考えてる間にも、切磋琢磨しなきゃね〜と反省することばかりです。まぁこれも何かの糧になるんだと割り切って、ゆっくり自分自身と付き合って行きたいと(笑)。長々と愚痴ってしまって、ごめんなさい。

そんな事より明日はやっと『なにわバタフライ』です!!それに、『王の帰還』のDVDも昨日届いたことだし暫くはくよくよ思うことは無いはず(笑)。幸せな時間(日)を支えに出来るって、素晴らしい!!ってことで(何のことやら/^^;;)

沖縄旅行記

 先週末に2泊3日の行程で行って来ました、沖縄県。今回は個人旅行ではなく、いまどき珍しいかと思われる「社員旅行」でございました。私にとっては人生初の社員旅行だったため、やたら緊張するわハイテンション(ハイテンションはいつもの事?!)な3日間でした。

 団体旅行で尚且つ計画立案が「オジ連」だっため、ゆっくり見せてもらいたいのに、ゆっくりしてる間もなく次の場所へ。というちょっと勿体無い旅程ではありましたが、それなりに楽しい旅行でした(「首里城跡」と「美うみ水族館」とDFSは倍の時間が欲しかった・・・・)。

 特に、仕事上メールや電話のみでやり取りしてる方達と出会え、わずかな時間ではありましたが話ができたこと、少しでも同じ場所に居れたことが何より楽しく、嬉しいことでした(不手際等も直接お詫び出来たし/^^;;)。これで今後色々な「お願い」をしやすくなったわとも思ったり(笑)。

 では、記憶に残ったことをつらつらと。
 
 那覇空港に着いた途端「暖かい」空気が体を包み、南国沖縄に着いたんだと実感しました。そして、寒桜とブーゲンビリア、ハイビスカスが同居してる空間に驚き、海の静かさ青さ透明度すべてに目を奪われました。しかし、本土とこれほどまで気候、環境が違うとは想像以上でした。「体」が感じることで得る(知る)何かは、「書物」で得る知識とはまた違った部分で必要かもな、てな事を認識した瞬間でもありました。

立ち寄った場所で印象に残ってるのは。

首里城跡
 和とも漢とも言い切れない、不思議な調和のある意匠の数々にため息をつくばかりでした。建物を始め、官吏の衣装や旗やあちこちに用いられている竜の意匠を見るにつけ、大和以上に中国の影響を強く感じました。また、朱を基調とした建物・漆器の鮮やかで美しい事ったら!!大和の文化とは違う独自の「琉球文化」、その一端を垣間見ることができとても幸せでした。
 ただ、観光時間が1時間と非常に少なく、駆け足で回ったことが悔やまれてなりません。次の機会(があれば)には半日かけてじっくり回ってみたい場所の一つになりました。
 
沖縄美うみ水族館
 水族館好きな私(水族館がある場所に行けば必ず足を運ぶ程好きなんです/^^;;)。この水族館の「水の綺麗さ」には驚くと同時に、飼育されてる魚類や鯨類達は幸せやな〜としみじみする程でした。
 ここの売り(?!)はジンベイザメとマンタの複数飼育だそうですが。確かに素晴らしい!!奥行きと高さのある水槽内をゆったりと泳ぐ彼らの姿を見ていると、時間を忘れそうになりました。幻想的ではなく生き物が持つ「力」や優雅さをガラス越しに見せてくれてるだけなのに、まるで彼らと共に海の中に居るようなそんな錯覚さえ覚える場所でした。

 さて、水族館に付き物の「いるかショー」すが、オキゴンドウイルカがショーをしてる姿は初見でした(オキゴンドウまでくると「海豚」というより「鯨」やな〜と思うんですが/^^;;)。なかなか迫力もあり可愛らしくもありました。しかし、「いるかショー」がこの年齢になっても好きで、ステージに上がって彼らにサインを送ってみたい!!と思う私はどうかと思ったり(笑)

 またここではマナティを雌雄2頭ずつ飼育してるんですが、これがまたゆったりのんびりで(笑)。水槽の前で、浮世の憂さを忘れて彼らと一緒にのんびりゆったりまったりしておりました。

 やはり時間が足りず(T-T)「いるかステージ」に立ち寄ることができませんでした(悔)。館内ももっとゆっくりのんびり堪能したかったのに、結局駆け足の鑑賞で一緒に動いていた友人とも「勿体ない!!この倍は欲しい!!」とぶつくら言う始末(幹事の方達の苦労を斟酌せずな私達です)。また、機会があれば是非再訪したい場所です。

○万座毛
 まるで東尋坊のような断崖絶壁でしたが、そこから見える海は穏やかで美しく優しい色合いでした。訪れたときは、小雨で若干強風で「エメラルドグリーン」な海ではありませんでしたが、それでも冬の日本海とは全く違い、本当に凪いだ海の姿を見ることができました。天気さえ良ければさぞ美しいだろうと、簡単に想像できるものでした。

DFS
 今回の旅行で一番楽しみにしていたのが、実は此処。国内旅行で免税ショッピングができる!!となんとも(女性にとっては)美味しい場所です(笑)。しかし、やはりオジ旅行(失礼)なため、制限時間は1時間とかなり駆け足な買い物時間と相成りました。
 ですが、1時間で十分だったと思います(え)。いくら免税店とはいえ元が高い品ばかりで、目の保養になりこそすれ、買うことなんざ出来ませんでした(といいつつ空港の同店で半額になってた某ブランドの鞄を購入した、おお馬鹿者です^^;;。しかも、時間がないにも関わらず、あれやこれや悩み倒しておりました)。
 反面、もっとゆっくり目の保養したかったなぁと思う私も居たりして、複雑な女心です(笑)

 惜しむらくは、戦跡や米軍基地といった「負」の観光地に行けなかったこと。バズガイドさんや自由時間に利用したタクシーの運転手さんからは、その辺りの説明を聞くことは出来たんですが。やはり「実感」することが出来ないままでした。
 米軍基地に関しては、高速走行中に米軍の軍人住宅地を通り過ぎたくらいでした。
 僅かに見えただけですが、あの敷地の広大さと佇まいは日本ではありませんでした。周辺環境と比べると「特殊」な場所だというのが更に際立ち、それがすべて「日本の税金」で賄われてるかと思うと、何ともいえない気分になったのは事実です。もう少し、戦跡なり米軍基地周辺を見たかった。
 とは言いつつ沖縄が抱える矛盾を、ほんの僅かではあるでしょうが理解できた気がします(基地や経済、雇用。そして独特な自然環境の保護と観光化等)。

 今回の旅行では、過去と現在の沖縄(日本にとって)の意義や価値を知りたい、知った上で再度訪れたい。そして、あの珊瑚礁が美しい海に潜りたい!!という矛盾した思いを抱きました。

○おまけ。
 宿泊したホテルが中日のキャンプ宿営ホテルだったらしく、落合監督を間近で見る経験をしました!!私は野球に明るくなく、選手等々は分からなかったんですが。どうやら、選手ともすれ違ってるようで、非常に珍しい体験だわ。とひとりごちておりました(笑)
 しかし、何が一番驚いたって、プロのカメラマンが持つフラッシュの強さでした(笑)。一斉にフラッシュが炊かれると綺麗だし、思わず駆け寄って「何!?何?!」と寄って行きたくなるほどの吸引力でございました(何かが間違ってます^^;;)。
 そして、同ホテルでは素晴らしいことに、いるか5頭が飼育されており、夕刻に彼らの遊ぶ姿を思う存分眺めることもできました(野球選手より、海洋生物により魅力を感じておりました/^^;;)