某所にて4/28公開
5/1 15:53 転記(但し日本放映前のためネタバレ部分白文字)
8/6 21:51 BSにて放映したため日付変更の上、文字色を変更。
以下、UK版DVD Chapter5−6の雑感です。誤読しまくってますが、一応ネタバレ扱いとしておきます。それでも大丈夫&間違いまくってる感想でもOKという方は反転してご覧ください。
◯Chapter5
シーンが入れ代わり立ち代わりになるので、流れ無視で人物ごとの雑感です。
シーンが入れ代わり立ち代わりになるので、流れ無視で人物ごとの雑感です。
・ドノヴァンの疑問
ヤードでの説明があれだけだったならば、ドノヴァンが抱く疑問も当然だよなぁと。
レストレードに可能性を訴えるアンダーソンに対しては、流石にちょっとムカツキます(苦笑)。ドノヴァンには然程ムカツキはしないんだけどなぁ。ドノヴァンに対して嫌悪感がないのは、彼女が彼女自身の判断があり、その判断に責任を持とうとしてるからなのかもしれません。何より、ジョンやシャーロックに真正面から向きあってるからなのかもしれません。ジョンと話してるドノヴァンにある種の清々しさを感じるのは、そのせいなのかなと。
ヤードでの説明があれだけだったならば、ドノヴァンが抱く疑問も当然だよなぁと。
レストレードに可能性を訴えるアンダーソンに対しては、流石にちょっとムカツキます(苦笑)。ドノヴァンには然程ムカツキはしないんだけどなぁ。ドノヴァンに対して嫌悪感がないのは、彼女が彼女自身の判断があり、その判断に責任を持とうとしてるからなのかもしれません。何より、ジョンやシャーロックに真正面から向きあってるからなのかもしれません。ジョンと話してるドノヴァンにある種の清々しさを感じるのは、そのせいなのかなと。
・タクシー内での二人
アンドリュー・スコット!!!!ベネディクト・カンバーバッチ!!!に尽きます。
アンドリュー・スコットが変幻自在であるとするならば、その変幻自在さをきちんと受けて返してるベネディクト・カンバーバッチな感じ。お伽話を語るアンドリュー・スコットがねホント良いんです。そして、それを視聴して追い詰められてるかの表情になるベネディクト・カンバーバッチも巧いなぁと。
お伽話に仮託された「最終問題」。モリアティがどれだけ楽しんでいるか、愉悦に浸っているか、真正面から彼なりの正攻法で向き合ってるかが分かり、ゾッとします。それを知ったシャーロックの恐怖(なのか不安なのか…)を感じてるかのような表情も、S2-Ep.2までは見られなかったもの。作品としてきちんと積み重ねられてるのが分かります(あと彼の演技プランも)。
・221B
レストレードもシャーロックを疑うどころか、心配してるんだよなぁ。シャーロックもレストレードが自分を疑ってるなんて思ってなさそうだし、心配されてるのをちゃんと分かってるのが見て取れてなんか安心します。ジョンとは違う形で表現されてれるけど、シャーロックなりの親愛は持ってるんだと思えるからなのか。
レストレードもシャーロックを疑うどころか、心配してるんだよなぁ。シャーロックもレストレードが自分を疑ってるなんて思ってなさそうだし、心配されてるのをちゃんと分かってるのが見て取れてなんか安心します。ジョンとは違う形で表現されてれるけど、シャーロックなりの親愛は持ってるんだと思えるからなのか。
レストレードが退室してからの二人の会話がね…。何をシャーロックは駄々をぶつけてるんだ!!甘えるのもいい加減にしなさい!!とか思うくらい、お子様モード全開。ジョンが自分のことを信じてないなんて思いたくないのに、わざわざそう言って責めてる感じがします。で、自分が口にした言葉で更に傷ついてるから、苛々して激昂してるんじゃないかとすら思うのです。ホントにジョンにだけは疑いを持たれたくないんだろうとかとか。
この場面で好きなのは、
J:No, I know you're for real S:A hundred percent?
な会話です。一聞したらあんたら一体どんな関係?!とか思うのですが(苦笑)。この時のジョンの声がすごく普通で、激高もしてなけりゃ狼狽えてもない。心からそう思ってるのがわかる声。反対に、100%?とか念押ししてるシャーロックは、この瞬間目を逸らしてます。あんたどんだけ小心者か!?とツッコミそうになりました(^^;;
そして、ジョンがシャーロックを信じてる最大の根拠である、
な会話です。一聞したらあんたら一体どんな関係?!とか思うのですが(苦笑)。この時のジョンの声がすごく普通で、激高もしてなけりゃ狼狽えてもない。心からそう思ってるのがわかる声。反対に、100%?とか念押ししてるシャーロックは、この瞬間目を逸らしてます。あんたどんだけ小心者か!?とツッコミそうになりました(^^;;
そして、ジョンがシャーロックを信じてる最大の根拠である、
"Nobody could fake being such an annoying dicl all the time."
な台詞。ジョンにとって彼が彼であることが普通でアタリマエで当然なんだという表情と声。確かにこれを言われたらぐうの音も出ないよ!!そんなに 好きかよシャーロックのことが!!!とか誤訳しながら思いましたです。
真面目な話、相手の嫌な面を含めてまるごと受け容れるって凄いことだと思うんです。それが、相手を信用してる根拠になるくらい受け入れちゃってるって。腐ってても腐ってなくてもどうでもいいさ!になるくらい、深い愛情だと感じた台詞でした。その答えを聞いたシャーロックが瞬間見せる笑顔も良いんです。刺々 しい空気がフッと緩んで穏やかになるような感じもあって、ジョンの言葉にかなり安心したのかと思ったりします。
真面目な話、相手の嫌な面を含めてまるごと受け容れるって凄いことだと思うんです。それが、相手を信用してる根拠になるくらい受け入れちゃってるって。腐ってても腐ってなくてもどうでもいいさ!になるくらい、深い愛情だと感じた台詞でした。その答えを聞いたシャーロックが瞬間見せる笑顔も良いんです。刺々 しい空気がフッと緩んで穏やかになるような感じもあって、ジョンの言葉にかなり安心したのかと思ったりします。
・レストレードさんとその他の面々
中間管理職なレストレードを拝める貴重な場面です。レストレードもシャーロックを守ろうとして孤軍奮闘してるんです!なのに、アンダーソンがっ (悔)。てかドノヴァンはとっと別れた方がいいよ、そんな男とは!!!になりましたです。なので、レストレードがアンダーソンに言い放つ"Proud of yourselves?"な台詞は視聴者の代弁かと思うくらいな気持ちよさがあったりしました。
中間管理職なレストレードを拝める貴重な場面です。レストレードもシャーロックを守ろうとして孤軍奮闘してるんです!なのに、アンダーソンがっ (悔)。てかドノヴァンはとっと別れた方がいいよ、そんな男とは!!!になりましたです。なので、レストレードがアンダーソンに言い放つ"Proud of yourselves?"な台詞は視聴者の代弁かと思うくらいな気持ちよさがあったりしました。
・221B 再び
シャーロックの覚悟、ジョンの抗議、レストレードの苛立ち、ドノヴァンのアドバイス、ハドソン夫人の愛情。其々が其々の思いを抱いてる場面ですが、混乱した印象が無いのが不思議です。とは言え、ジョンが余りにも不憫。
3巡目にして気づいたことは、シャーロックがこの部屋にいるのはこれが最後なんだってことでした。どういう思いで部屋から出たのだろう…。
ジョンの短気と忠誠心が炸裂したというか…なんというか…。
シャーロックの覚悟、ジョンの抗議、レストレードの苛立ち、ドノヴァンのアドバイス、ハドソン夫人の愛情。其々が其々の思いを抱いてる場面ですが、混乱した印象が無いのが不思議です。とは言え、ジョンが余りにも不憫。
3巡目にして気づいたことは、シャーロックがこの部屋にいるのはこれが最後なんだってことでした。どういう思いで部屋から出たのだろう…。
ジョンの短気と忠誠心が炸裂したというか…なんというか…。
・逃走!!!
レストレードの反応が、うんざりしたり頭抱えたりと細かくて楽しいです(笑)。いやホント確かに頭抱えるよなぁぁぁとご同情申し上げるばかりです。胃に穴開かなければ良いのですが(^^;;。
人質がお仕事になった(笑)ジョンの台詞が意外に楽しかったりします。この辺はマーティンの可愛らしさとか巻き込まれ系っぽい雰囲気が漂いまくって、ちょっとアーサー(『銀河ヒッチハイクガイド』)を思い出したりしましたです。ホントこの場面のジョンは無駄に可愛いと思います、ハイ。
レストレードの反応が、うんざりしたり頭抱えたりと細かくて楽しいです(笑)。いやホント確かに頭抱えるよなぁぁぁとご同情申し上げるばかりです。胃に穴開かなければ良いのですが(^^;;。
人質がお仕事になった(笑)ジョンの台詞が意外に楽しかったりします。この辺はマーティンの可愛らしさとか巻き込まれ系っぽい雰囲気が漂いまくって、ちょっとアーサー(『銀河ヒッチハイクガイド』)を思い出したりしましたです。ホントこの場面のジョンは無駄に可愛いと思います、ハイ。
そしてそして、S2最大の燃料投下!!
シャーロックの"Taka my hand."な台詞とともに始まる手錠手繋ぎ逃走です!!!!!見る度にシャーロックがジョンの手を掴もうとしてる!!!ちょっと待てシャーロック!!!!と思考が右往左往する場面です。なんでここまできちんと見れるかというと、カメラが手にズームアップしてるからです(^^;;。狙ってるとしか思えない画だよな、うん。けどね、余りにも余りにも美味しすぎて狙い通り大喜びしたのは仕方ないと思うのですよね。ありがとうBBC&制作陣!!!!
でお次のフェンス越しな一場面。シャーロックの胸倉掴んで顔を寄せてジョンが伝えてる内容は、余りにもまともな内容且つこんな時までな説教でした(笑)。ジョンが説教したい気持はよく分かりますし、仰ってる内容もご尤もです。お陰で初見時はドキドキしたのに誤訳後は全くドキドキしなくなりました (笑)。肩透かし感が凄すぎて、計算されつくされてる気がするぞ!!な位萌えなくなりましたです。いや、一時停止するとかなり想像(=妄想)を掻き立てら れる場面である事に変わりはないのですが(^^;;。
そして、シャーロックの袖口を掴むジョン!無駄に可愛い二人です!!そして、喋る時の癖で手を動かすシャーロックの姿がジョンの手を探してるよ うに見えて仕方ない時点で、腐ってるかもしれません(苦笑)。けど、ホント袖口を握ってるジョンが無駄に可愛くて仕方ないです。
でお次のフェンス越しな一場面。シャーロックの胸倉掴んで顔を寄せてジョンが伝えてる内容は、余りにもまともな内容且つこんな時までな説教でした(笑)。ジョンが説教したい気持はよく分かりますし、仰ってる内容もご尤もです。お陰で初見時はドキドキしたのに誤訳後は全くドキドキしなくなりました (笑)。肩透かし感が凄すぎて、計算されつくされてる気がするぞ!!な位萌えなくなりましたです。いや、一時停止するとかなり想像(=妄想)を掻き立てら れる場面である事に変わりはないのですが(^^;;。
そして、シャーロックの袖口を掴むジョン!無駄に可愛い二人です!!そして、喋る時の癖で手を動かすシャーロックの姿がジョンの手を探してるよ うに見えて仕方ない時点で、腐ってるかもしれません(苦笑)。けど、ホント袖口を握ってるジョンが無駄に可愛くて仕方ないです。
他には、基本ジョンが シャーロックに思いっきり言葉通り振り回されてるのが、可愛いのか不憫なのか分からなくて可笑しかったりします(ジョンが説教した意味が無いのがこれまた ^^;;)。さらに言えば、シャーロックとジョンの走ってる姿がトコトン正反対で、これまた楽しかったりなのですよ!!シャーロックは相変わらず颯爽として て格好よく、ジョンがトコトコとかテタテタな感じの雰囲気なので、ホント二人のギャップが愛しくて堪らなくなります(←病気)。
◯Chapter6
・Kittyの部屋。
Kittyを問い詰めるシャーロックは通常運転なのですが、焦りというか通常とは異なる雰囲気が感じられます。おそらく、Kittyを通じてそ の裏にいるであろうモリアーティを感じ、モリアーティが一体何をしようとしてるのかが見えないから不安(と言っていいのか…)があるのかと思う場面。
◯Chapter6
・Kittyの部屋。
Kittyを問い詰めるシャーロックは通常運転なのですが、焦りというか通常とは異なる雰囲気が感じられます。おそらく、Kittyを通じてそ の裏にいるであろうモリアーティを感じ、モリアーティが一体何をしようとしてるのかが見えないから不安(と言っていいのか…)があるのかと思う場面。
・ジム登場
ジムが完全に別人です!アンドリュー・スコット凄っ!!しか思い浮かばないんですが(^^;;。
ここからのシャーロック、ジョン、ジムの場面は、何度見ても手に汗を掻いて動悸が激しくなってしまうくらい凄い場面。三人三様の感情や思惑、共感、反感、嫌悪など色んな様相が重なって絡みあう。それらの影響によって、其々異なる感情が生まれてるが画面を通してでも見える凄さ。罠を仕掛ける人、 仕掛られた罠に嵌り結末を理解した人、罠に掛かった人を逃そうとする人。しかも、それが単色でなく他の色も混じって複雑な色彩を見せるのがこれまた。更にそれぞれが絡み合い、スレ違うことで生まれる化学反応も感じます。この場面はアンサンブルとして非常に見応えがある場面だと思います。
ジムが現れた瞬間の反応!!!彼の怯えきった表情、驚愕なシャーロックとジョン。その後、驚愕が怒りへ変わったジョンがジムを詰問することで、瞬間凍ってた場が動き出す。
ジムの興味の対象はあくまでもシャーロック。ジョンの反応は彼にとって、おまけでしかないんだなぁというのが分かる。というか、ジョンに構うことでシャーロックが見せる反応を楽しんでるのか…。相変わらずジョンが絡むと感情が先走るシャーロックが、面白くて仕方ないんだろうな。自分自身を揶揄られ ても「ゲーム」として楽しんでるのに、「(ジョンに対して)そう言えよ!」とか言われた瞬間、激昂するし。どんだけジョンに疑われたくないのかとか思ったりします。それを見越してのジムの動きなのが、見て取れるぶん余計にそう感じたり。
彼の計画とその結末を一瞬にして理解するシャーロック。理解したことを理解した彼。シャーロックを守ろうとするジョン。それぞれがホントに見事だとしか言いようが無い。
どんだけ見ても書いてもきっと私自身が整理できないんです、この場面は。見る度に細かい部分に気づいてドンドンのめり込む感じがあります。泥沼とはこの事か…。ただ、はっきりしてるのはジムとシャーロックだけは、このゲームを楽しみ、快感を覚えてる。そして、ジョンはジョンなりにジムの計画が見えてて、そこからシャーロックを救おう守ろうとしてるってことです。あと、どんだけ煽られても揺るぎないジョンのシャーロックへの信頼(てか疑いのなさ)が これでもか!と見せてもらえます。
しかし、瞬間歓喜の表情を見せる二人と足掻くジョンの対比もホント見事。この場面は、正直吹替でなく字幕で見せて欲しい。だって、本人の声だからこそ伝わる情報が絶対的に字幕のほうが多いと思うのです(特にジム)。
・モリーとシャーロック
モリーがせつない。ひたすらシャーロックに何が必要なのか?と問いかけるモリーがホントにせつなくて、美しくて愛おしいです。ある意味聡明なモリーだから、シャーロックを受け入れられたんだろうなとも思う場面です。ただ彼女の真摯な思いがこういう形で報われるのが、彼女にとって幸せなのかどうなのかと考えてしまいます。どういう形であれ、やっと自身が必要とされたのであれば幸せなのかもしれない…。
そして、シャーロックが彼女を得たことで変わる何かがあって欲しい。この場面のシャーロックは声と瞳が揺らぎまくってます。彼が忌避してた「感情」が知らずに零れ落ちてる感じ。
・マイクロフト兄とジョン
ジョンがとにかく静かに深く怒ってます。いつもと攻守が逆でマイクロフト兄が防戦一方という珍しい場面です。ジョンの怒りは正当なんですよ。兄が弟を守らなかったのみならず、後ろから撃った事を責めてるだけ。しかも、互いに「守るべき」存在として共通認識をしてたにも関わらず。それ以上に、 シャーロックを守れないジョン自身にも怒ってる気がしてなりません。もしかすると、ジョンは一人でシャーロックを守る覚悟を決めた瞬間だったのかもしれない(直前までマイクロフトに云々言ってたところを考えると)。
そして、ネタとしては…。シャーロックのアドレスにはジョンとマイクロフト兄しか無いって事実(笑)。どんだけ交友関係狭いのか!?ジョンは肉親カテゴリーかよ!とか兄は「宿敵」じゃなかったのか!?とか突っ込みどころだと思いますです。いや、そんな楽しい突っ込みできる場面じゃないんですが… ちょっと逃避したいなぁぁと(苦笑)
マイクロフト兄の"I'm sorry."がホントに重いです。そしてその言葉を軽く、ホントに軽く流すジョンの怒りやの深さとか覚悟とかシャーロックへの思いを考えると、堪らないものがあります。
ジムが完全に別人です!アンドリュー・スコット凄っ!!しか思い浮かばないんですが(^^;;。
ここからのシャーロック、ジョン、ジムの場面は、何度見ても手に汗を掻いて動悸が激しくなってしまうくらい凄い場面。三人三様の感情や思惑、共感、反感、嫌悪など色んな様相が重なって絡みあう。それらの影響によって、其々異なる感情が生まれてるが画面を通してでも見える凄さ。罠を仕掛ける人、 仕掛られた罠に嵌り結末を理解した人、罠に掛かった人を逃そうとする人。しかも、それが単色でなく他の色も混じって複雑な色彩を見せるのがこれまた。更にそれぞれが絡み合い、スレ違うことで生まれる化学反応も感じます。この場面はアンサンブルとして非常に見応えがある場面だと思います。
ジムが現れた瞬間の反応!!!彼の怯えきった表情、驚愕なシャーロックとジョン。その後、驚愕が怒りへ変わったジョンがジムを詰問することで、瞬間凍ってた場が動き出す。
ジムの興味の対象はあくまでもシャーロック。ジョンの反応は彼にとって、おまけでしかないんだなぁというのが分かる。というか、ジョンに構うことでシャーロックが見せる反応を楽しんでるのか…。相変わらずジョンが絡むと感情が先走るシャーロックが、面白くて仕方ないんだろうな。自分自身を揶揄られ ても「ゲーム」として楽しんでるのに、「(ジョンに対して)そう言えよ!」とか言われた瞬間、激昂するし。どんだけジョンに疑われたくないのかとか思ったりします。それを見越してのジムの動きなのが、見て取れるぶん余計にそう感じたり。
彼の計画とその結末を一瞬にして理解するシャーロック。理解したことを理解した彼。シャーロックを守ろうとするジョン。それぞれがホントに見事だとしか言いようが無い。
どんだけ見ても書いてもきっと私自身が整理できないんです、この場面は。見る度に細かい部分に気づいてドンドンのめり込む感じがあります。泥沼とはこの事か…。ただ、はっきりしてるのはジムとシャーロックだけは、このゲームを楽しみ、快感を覚えてる。そして、ジョンはジョンなりにジムの計画が見えてて、そこからシャーロックを救おう守ろうとしてるってことです。あと、どんだけ煽られても揺るぎないジョンのシャーロックへの信頼(てか疑いのなさ)が これでもか!と見せてもらえます。
しかし、瞬間歓喜の表情を見せる二人と足掻くジョンの対比もホント見事。この場面は、正直吹替でなく字幕で見せて欲しい。だって、本人の声だからこそ伝わる情報が絶対的に字幕のほうが多いと思うのです(特にジム)。
・モリーとシャーロック
モリーがせつない。ひたすらシャーロックに何が必要なのか?と問いかけるモリーがホントにせつなくて、美しくて愛おしいです。ある意味聡明なモリーだから、シャーロックを受け入れられたんだろうなとも思う場面です。ただ彼女の真摯な思いがこういう形で報われるのが、彼女にとって幸せなのかどうなのかと考えてしまいます。どういう形であれ、やっと自身が必要とされたのであれば幸せなのかもしれない…。
そして、シャーロックが彼女を得たことで変わる何かがあって欲しい。この場面のシャーロックは声と瞳が揺らぎまくってます。彼が忌避してた「感情」が知らずに零れ落ちてる感じ。
・マイクロフト兄とジョン
ジョンがとにかく静かに深く怒ってます。いつもと攻守が逆でマイクロフト兄が防戦一方という珍しい場面です。ジョンの怒りは正当なんですよ。兄が弟を守らなかったのみならず、後ろから撃った事を責めてるだけ。しかも、互いに「守るべき」存在として共通認識をしてたにも関わらず。それ以上に、 シャーロックを守れないジョン自身にも怒ってる気がしてなりません。もしかすると、ジョンは一人でシャーロックを守る覚悟を決めた瞬間だったのかもしれない(直前までマイクロフトに云々言ってたところを考えると)。
そして、ネタとしては…。シャーロックのアドレスにはジョンとマイクロフト兄しか無いって事実(笑)。どんだけ交友関係狭いのか!?ジョンは肉親カテゴリーかよ!とか兄は「宿敵」じゃなかったのか!?とか突っ込みどころだと思いますです。いや、そんな楽しい突っ込みできる場面じゃないんですが… ちょっと逃避したいなぁぁと(苦笑)
マイクロフト兄の"I'm sorry."がホントに重いです。そしてその言葉を軽く、ホントに軽く流すジョンの怒りやの深さとか覚悟とかシャーロックへの思いを考えると、堪らないものがあります。
