2012年8月5日日曜日

S2-Ep.2の英文誤読終わった! (BS視聴後の追記あり)

某所にて4/7公開
4/8 16:07 転記(但し日本放映前のためネタバレ部分白文字)
8/5 12:36 BSにて放映したため日付変更の上、文字色を変更。

 BBC 『SHERLOCK』S2-Ep.2 "The Hound Of Baskerville"の英字幕読解を終えました。
 Ep.1より、比喩表現が多いのか単語(術語)単位での辞書引きやWeb 翻訳では、到底「理解した!」とは言えないお粗末さです。が、それでも十分満足いたしました(笑)
 ってことで、細かい感想なりを箇条書きで残します。 

 以下、誤読しまくってますが、一応ネタバレ扱いとしておきます。それでも大丈夫&間違いまくってる感想でもOKという方は反転でお願いします。





◯よくわからなかった点
・映像見てても字幕誤読でも分からなかったのは、Henryが自身のセラピストを襲った理由です。恐らく、キーワードとなる2単語を知ったからなのかな?とか思ってますが…。
・レストラン (朝食付きホテルなのか??)は、観光客寄せのためだけにワンコを飼ってたのか??
・Dr. Franklandの台詞は、比喩とか遠まわしな表現なので本意が掴めなくて…。きっと伏線があるんだろうなぁと思われるので、何度も見返したのですが無理でした。
・Baskervilleから立ち去る時の二人の会話が上手く掴めなかった。多分、シャーロックが何か掴んだ事をジョンは察してると。シャーロックは語らないものの、コートの襟を立てたりすることでそれを察したということなんだろな、とか思ってます。が、ホントここのやり取りは気になります。
Baskervilleの研究所は、一体何の研究をしてるところなのか?? 

・"The grit on the lens, the fly in the ointment." の意味。他にも意味が取れなかった箇所はありましが、なんとか前後の文脈とかで妄想できましたが、この熟語だけは…。なんとなく分かる気がするんですが、それがホントにそうなのかってのが分からなくて(^^;;
・シャーロックとジョンのお泊り部屋がダブルじゃないのは分かった。けど、結局のところ別室だったのが同室(ツイン)だったのかどっちなんだ!!!←腐りきってます。

 恐らく、直接本編や謎解きには影響ないのでしょうがホントよく分からなかった箇所です(^^;;。なので、この辺については、あるであろうと信じているNHK様の恩寵で補填したいです。
 そしてそして、シャーロックとジョンのお泊り部屋問題については、宿泊時に「ダブルじゃなくてゴメンね」(このセリフも大概どうかと思うのですが^^;;)的な事を言われて鍵を一つだけ渡してもらってるので、きっと同室なんだろうと推測してます。まぁこれはどうとでも解釈できる気がするので、余白を埋めてくれる二次が出てくるだろうなぁとちょっと楽しみです(←腐っててスミマセン)

なんとなく理解できた内容について。無駄に長くなったので、Chapterごとに分けます。



◯Chapter2
・ニコチンパッチ禁煙は、兄ちゃんから慰めに貰った一服で頓挫したわけだね(笑)
・周囲の店を巻き込んでの禁煙大作戦って!!誰だよそれ思いついたのは!まぁあの台詞からしたら、きっとご本人だと思いますが^^;;。
・手を変え品を変えジョンから聞き出そうとするシャーロックが、無駄に可愛くて悶絶でした。なんなのあの幼さは!!てか、ロトの番号教えるから!!ってどんな誘惑なんだ(笑)。それに騙されなかったジョンが偉いのか、慣れてるからこその反応なのか。兎に角、この場面はわがままな弟とそれを呆れつつ眺めてる兄な感じが堪らなく好きです。
・ウサギ消失を語るシャーロックのキレ具合が大好きだ!!なんなのあのキレのある可愛い動きとセリフ回しは!!と悶絶させていただきました。
・ハドソンさんが本当の被害者でした(笑)。とは言え、荒れてるシャーロックに言い返すハドソンさんも大概一般人じゃないよなと思うのですが、いかが???それ以上に、この状態が221Bでは日常なのか?!と思うとさすがにゾッとしないかも。
・依頼人Henry Knight君から受動喫煙するシャーロックとそれを呆然として見てるジョンが好き。Henry君を交えての推理披露場面は、兎に角ジョンが哀れで仕方ない(笑)。必死でシャーロックの手綱を取ろうとしてるんだけど、荒馬は思うがままに振る舞うときたもんだ!この場面、ジョンの台詞が"Don't show up"なのがもうね…。凄く大好き。
・探偵と記録者に振り回される依頼人。なんなのか、この状況は?!そこまで依頼人にイチャつく様を見せたいのか君等は!!と突っ込みそうでした。 



◯Chapter3
・Baskervilleをレンジローバーで移動する二人。中の人の関係で、シャーロックが運転してるそうです(笑)。けど、ジョンが助手席にちょこんと座ってるのが凄く可愛いし、運転してるシャーロックが物凄く美しいのでOKだと思います。
・位置関係を把握する二人。いやシャーロックが岩の上に居るのはいいさ。格好つけて立つのもGRANADA版からのお約束だしいいさ。けど…あまりにジョンが可哀想じゃないのかい??とちょっとだけ、ほんのちょっとだけ思いました。ホントにジョンは助手さんなんだねぇぇ。
・宿泊先でやっぱり案の定ゲイカップルと間違われる二人。もうBBC版じゃお約束な場面です(笑)。そして、宿泊先の主人とコックさんがそうだったオチに笑うしかなかったです。いや、いいだけどさ!ちょっとは自重しようか、BBC&スタッフ。
・GRANADA版『青い紅玉』のオマージュな場面。良かった、相方の強引な勧めでGRANADA版DVD買って再視聴しておいてと。GRANADA版でも今作でも何がいいって、シャーロックが咄嗟に作った設定にちゃんと乗っかってお芝居するジョン。しかも、ちゃっかり掛け金もらってるし(笑)。更に、どっちのシャーロック・ホームズも現金持ち歩いてんたんだ!という驚きもあります。 

・In Baskerville。マイクロフト兄ちゃんのUltraIDを掠め取ってた事が判明。まったく悪びれてないシャーロックと、それを若干咎めつつ呆れつつ諦めモードなジョンだったします。台詞の細かいニュアンは掴めてないので、間違ってるかとは思いますが。
・兄ちゃんが気付くまで約20分と推測するシャーロック。君等兄弟は一体何!?
・軍階級に全く疎いので、ジョンが大佐大尉(←海軍だと大佐だけど陸軍だと大尉と後日知りました)だったことに心底驚きました。大佐って、大佐ってスタトレの艦長と同階級なの?!従軍軍医ってそんなに階級が高いの!?と非常にビックリでした。暫くして、スタトレ船医なビバリーも中佐で指揮権持ってるんだから妥当なのかと思い至りました。
・シャーロックの援護をするジョンがかっこ良すぎて。ちゃんと自身が仕える武器を必要なときに出せる優秀さを見ます。軍組織における階級の有効さ、上位者からの「命令の重さ」を身をもって知ってる人物なんだよね、ジョンはと。そして、「ああいう特権は使わなかった」と語るジョン。私にとって、ジョンという人が厚みを増した瞬間でした。彼自身が語ることは無いけれど、きっと軍医だった時に人の醜い部分を多く見聞きし体験したのだろうと想像します。その中で、彼自身は安易に流されるのではなく、階級が持つ「責任」は背負っても簡単に実行できる「権利」は使おうとしなかったのだろうと。そして、それが彼が彼である所以なのかもしれない。そういう人としての真っ当さと、兄ちゃんが見抜いた「戦場を欲する」矛盾が共存してるからこそ、シャーロックと生活できるのかもしれないと思ったりします。 

・研究棟に入る時にシャーロックが浮かべる表情が、好きです。共犯者の笑みというのか、ジョンの行動に満足してるのか、ジョンがそういう行動をとった意味を楽しがっているかのような表情。恐らく、ジョンの行動がシャーロックには心地よかったり興味深かっりしたんだろうぁと思ったりします。
・そんなジョンに「(命令下したのは)気分良かった?」(最初「気持よかった」書いてたんですが、妙に胡散臭くなった_;;。何故だ??)と確認するシャーロック。凄く、ジョンという人間の本質を理解した問の気がします。きっとジョンは命令を下したことに対して罪悪感があって、それを緩和するためだけの問だったような…。物凄く深読みしてるのは自覚してます(^^;;
・Dr. Stapletonが03年BBSドラマ"State of Play"のヘレンさんでビックリ。最近、DVD買って見直してたばかりだったので、タイミングの良さに驚くばかりです。
・兄ちゃん連絡受ける→弟にテキスト送信。予想より+3分だったのでシャーロックはウッキウキ(笑)。ホントに何だかなぁこの兄弟は。そして、速攻IDを無効にする兄ちゃんが素敵すぎます。 



◯Chapter4
・依頼人Henry君宅へ 。やっぱり無駄に依頼人の前でイチャする二人(って…)。そして、Henry君お宅訪問の第一印象が「君ってRich??」なジョンが好き(笑) 

・シャーロックが「恐怖」を体験。依頼人の前では必死で否定するシャーロックなのに、ジョンにはありのままを語り、怯える姿を見せてることに悶えます(違)。
・初めて「恐怖」を感じたシャーロックの怒涛の台詞は、聴き応え見応えがありました。誤訳してても語感とか伝わってくるイメージが豊かで、彼が初めて感じた「恐怖」と「困惑」が見事に見てる方にも感じました。受け手であるジョンも表情も良いし、見応えのある場面の一つです。
・怒涛の推理披露(笑)。この部分はホント本編とは全く関係ないのですが、これこそシャーロック・ホームズ物な楽しさに満ちてます。ジョンの合の手すら予測しつつ台詞に織り込むシャーロックが素敵ですよ(笑)。そして、それをうんざりして聞いてるジョンがね、ホント可哀想で仕方ない。
・挙句、友達なんか居ない!放おっておいてくれ!と超絶我儘八つ当たりな拒絶発言をするシャーロックが、もうね…。ジョンに甘えてるから出る発言なのが明確すぎて…。今までこういうこと言える人が傍に居なかったんだろうなとすら思っちゃう位、甘え全開。それを受けて、外に出るジョン。
・ここで気づいたのですが、二人が喧嘩した時ってジョンが外に出る事が多いのです。が、ジョンからシャーロックを見捨てるような発言は一切無いんですよね。基本、「ちょっと外に出てくる」と言い置く。大人と子供な関係だとコレを見ても思います。 



◯Chapter5
・ジョンが見つけたモールス信号の結末は…。これホントにNHK様は放映してくれるのかなぁ…と不安になる場面でした(^^;;
・テキストで指示を出すシャーロック(笑)。うんざりして携帯に悪態をつくジョンの気持が良くわかります。
・実直にシャーロックの指示通りセラピストを口説くジョン。まぁ多分趣味の域なんでしょう、楽しそうだし(笑)。セラピストとの会話で、シャーロックを心底心配してるジョンの姿が伺えて、これは友人と言うより肉親の心配の仕方だよなぁと微笑ましく思ったりしました。
・Dr. Franklandに「同居してる私設秘書」とか言われしまうジョン…。そりゃ、セラピストさんが引くのは当然だと。
・Henry君宅で勝手にコーヒーを淹れようとするシャーロック。この場面、動きが綺麗で思わず見入ります。てか、ベネディクト身長高っ。
・墓場でジョンを見つけて駆け寄るシャーロック以降の場面は、凄く好きです。誤訳すればするほど、二人関係が微笑ましくて仕方なかったんです。お子様なシャーロックと大人なジョン。必要な言葉を言えない(何を言えば良いのかすら分かってない)シャーロックと、その語られない言葉を汲むジョンって関係が非常によろしいと思ったのです。だってだって、シャーロックは" I'm Sorry"って言ってないのに、ジョンは「あれ」を" I'm Sorry"だとちゃんと理解してるんですよ!!なんか物凄く通じ合ってる感(もしくは生活感なのか?!)が漂ってました。
・レストレードさんはお目付け役でもマイクロフト兄ちゃんのSPYでもなかった!!心底いい人だった!!
・コーヒーを淹れるシャーロック以降の場面も好き。若干、お互いに気を遣い合っててぎこちない雰囲気がね☆まぁそれもシャーロックの計算だったあたり、ジョンが不憫過ぎて楽しいんです。ジョンが飲みきったかどうかをちゃんとチェックしてるシャーロックが愛しい(笑)
・レストレードさんに「貴方が来てくれてあれでも喜んでるんですよ」とフォローするジョンが愛しすぎて愛しすぎて。この時期になると、ジョンが通訳者や仲介者になって、周囲の人達にシャーロックを正当に評価してもらえるようにしてるのかなと思ったりしました。他人にシャーロックの言動を解説すると同時に、シャーロックにも感情や言葉なんかを上手く表現するように誘導してる節が見受けられる気がします。前後しますが、墓場でも彼の何が悪かったのかを彼自身に気づかせ、それに対しての対応を待ってたように見えたし。
・レストレードさんもそれなりにシャーロックを理解してて、良き人たちに恵まれたよなシャーロックは。
・マイクロフト兄ちゃんは、やっぱりどこまでも弟に甘いことが判明…。"Brother, dear."って言えば、弟の要求をなんでものんじゃうのかよ、甘いよ甘すぎるよ!と思わず突っ込みました。しかし、弟は兄ちゃんのツボをしっかり知ってることに驚いた。ジョンも止めろと。
・前項でも書きましたが、シャーロックは心底恐ろしいでした(笑)。なんなのか、あれは。兄ちゃんだけでなくジョンのツボもきちんと抑えてる君が心底恐ろしいよ!!と思った次第です。傷ついた表情を浮かべたら、ジョンは拒絶しないこと知っててやってるあたりホントいけない子です。なんか、世間様の左シャーロックが理解できた瞬間でした(ってヲイ)。 



◯Chapter6
・研究室内でジョンが味わう恐怖。これがあのオチだったとは!!ちょっとホントに心底ビックリだよ、私は(笑)。ただ、この場面怯えまくるジョンと救出に来たシャーロックの男前っぷりに萌えます。スタッフの掌だとは分かっていても悶えますよ。それが何か(逆切)。 



◯Chapter7
・Dr. Stapletonを糾弾した割に、あっさり矛を納めるシャーロックにビックリ(笑)。散々必要な器具借りて、予想された結果が出なかったら備品を投げつけるわ、出て行けとかいう横暴さ。それをフォローする大人なジョン。何だかなぁホントに。
・「記憶の宮殿」は、ハンニバル・レクターもお持ちですよね。原作版のレクター博士が語る「記憶の宮殿」が荘厳且つ華麗で圧倒された記憶があります。 



◯Chapter8
・Henry君救出に向かう3人。医者として命を救おうとするジョン、事件を解明しようとするシャーロックという立場の違いをきちんと見せてたと思います。レストレード警部も格好良くてさ、申し分なし。ただ、あのCGはどうにかならなかったのかとは思います…。
・事件を解明して嬉しそうに語るシャーロックを諌めるジョン(笑)。諌められたシャーロックの「良くなかった?」な一言と表情がホント幼くて幼くてイイんですわ。ジョンも諌めると言っても「メッ」な感じだし、ほんとこの2人は一体何のでしょうか?と思うのでした。
・帰宅前の一時。ですが、ジョンがシャーロックの間違いを指摘して、人体実験にされたことに気付くと。それから気をそらすためと若干の機嫌取りも入ってるのか、コーヒーを持ってきたり調味料をあれこれ差し出してみたり、全く明後日な推理を語るシャーロック。この時、シャーロックはジョンと目を合わせません(笑)。どんだけ小心者なんだ君は!!!と大笑いさせていだきました。そして、バレた瞬間居直る居直る(笑)
 ここで挿入される回想映像があまりにもジョンが可哀想過ぎて、楽しいこと極まりまくりです。てか、シャーロックの横柄な態度(コンソールに両足を投げ出してる)とか、微妙に楽しそうな表情が可愛くて可愛くて仕方ないのですが…。完全に病気だよなぁ、これって。
・ジムの執拗さに背筋がゾッとしました。これでEp.3突入かよ!と。 


< 8/5 日本語字幕視聴後の追記>

・放映後に読み返すと、結構誤訳・誤解してるなぁと恥ずかしくなってます(^^;;;。特に、ジョンが階級差を使って強引に命令した場面。放映直前に終わった2度めの英字幕誤訳で「久しぶり」なんだと気づいた次第でした…。 ですが、ジョンに対する印象は前後でそんなに変わりませんでした。ジョンの軍人成分が増えたのはありますが。
・シャーロックの襟立て云々は、日本語字幕をみて腑に落ちました。ジョンはホントにシャーロックをよく観察して、理解してるんだと思う場面の一つ。
・墓場での会話。シャーロックがジョンの腕を掴むまでのセリフは、どんだけ辞書引いても全文検索かけても分からならかったんです。ニュアンスというか言いたいことは分かる気がするけど、ホントにそれで良いのかとか、日本語として落ちてこないとかな靄々がありました。が、日本語字幕ですっきりしました!!
Dr. Franklandの台詞は、そのまんまで良かったんだ…。なんであそこでTapとかKillとか出てくるのか?と散々悩んだのに、そのまんまで良かったんだ…と思った日本語字幕。けど、やっぱり彼の言葉は裏がありそうで気になったりもしたりです。
・この回の字幕で一番驚いたのは、 Dr. Franklandの「同棲」発言でした(笑)。穏当に同居でもよかったんじゃないのか?!NHK!!!と思ったくらい、ぶっ飛びました。流石やってくれるぞNHK…な気分でした。
・ジョンの「Bad man」な悪態が、ああいう意味だったとは気づきませんでした。すみません、理解力のない視聴者で…とちょっと落ち込んだ次第です。
・レストレードさんとジョンの保護者面談。ああそういう意味だったんだ!とこれもすっきり納得でした。てか、ホント兄ちゃんが甘すぎてどうかと思う。
・吹替版は未視聴なので、観終わったら追記したいと思います。