2012年4月30日月曜日

GRANADA版『這う人』

某所にて4/22公開 

 初見時にあまりの展開に盛大にずっこけて、最終的にティシュを投げたお話の一つです。
 ですが、再見した今回は無駄に楽しかったよ(笑)。毎回書いてますが、過去の私に「(NHKで放映してる)今のうちに見ておけ。見てなかったこと後悔するから」と説教したいです。

 今回は冒頭で叫びました(笑)。突然S1-Ep.1でシャーロックがジョンを呼びつけた際のテキストが出てきたら、叫ぶのも致し方ないと思いませんか?。まさか、あのテキストにも元ネタがあったなんて!製作陣のシャーロキアンっぷりに頭が下がりっぱなしです。 余談ですが
こうやって小ネタを引っ掛けれるようになったのも、英字幕をチマチマ誤訳してたお陰。日本版が早々に出てたらここまで気づかなかっただろうなと思うと、日本版の発売が今夏まで遅れたのは良かったのかもとすら思います(本末転倒過ぎる…)。

 閑話休題。GRANADA版では、往診中のワトソン君に手書きメッセージを送りつけでした。が、その文章がマイクロフト兄ちゃんに、初拉致時されてたジョンが受け取ったテキスト文そのまま。あの傍若無人たっぷりのあの「用があってもなくても今直ぐ221Bに来い」なあれ。

 GRANADA版は同居して結構経過してるっぽいので、あの上から目線バンバンなメモでもいい気がします。が、BBC版は出会った翌日に送りつけ!!!なのに、あの受信者の都合お構いなしなテキスト!!!ホントBBC版のシャーロックって一体…と明後日方向でウケました(笑)。GRANADA版、ガイ・リッチー版、BBC版の中で一番傍若無人でお子様なのは、BBC版だとこれで確信しました。また、一番ジョン・ワトソンに甘えてるのもBBC版だと思いますです(ガイ・リッチー版も大概甘えてますが、甘え方が違う気がする^^;;)。 
 そして、221Bに戻ったワトソン君の反応もジョンとほぼ同じ(笑)。ホント製作陣はシャーロック・ホームズが好きなんだなぁと改めて思いましたです。

 本編に関しては、結局若い女性に血迷った類人猿研究者がいろんな意味で若返りたくて、お猿さんの体液を注射した結果お猿さんになったよ!なトン デモです。そこについては、ありえんやろ?!もっと他の解決策はなかったのかドイル!怪奇物をやりたかったのはわかるけどセンスなさ過ぎ…とか突っ込みま くりで、初見時と変わらず萎えまくりでした。


 ただね。シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンについてはGJな場面が多くてね、楽しかったの(馬鹿)。特に最後のワトソンに向かってオルゴールに合わせて指揮するホームズとそれを微笑ましく眺めてるワトソンって場面。凄く、現代版で観たいなぁと思うのです。


 さてそこで疑問が…。『高名の依頼人』と今作でワトソンとは同居か別居かどっちなのかと。なんとなく別居中な雰囲気が無いのですが…どうなんだろう???