2012年4月28日土曜日

GRANADA版『ブルース・パーティントン設計書』

某所にて4/12公開

 面白かった!!滾った!!萌えた!!!燃えた!!笑った!!な50分でした。
 てか、初見時には「面白くない…何が面白か分からないんですが…。」とか言いながら見てた記憶があります。なのに、なぜ今回はこうなったのか?
 もちろん、当然、やっぱり、案の定BBC『SHERLOCK』が原因です(笑)。

 これを元ネタに使ってたのがS1-Ep.3"The Great Game"。S1-Ep.3そのものは、どうやら色んな要素が入ってるらしく、S2のように「この話が元ネタ!」とは言えません。が、ジムとのゲームが始まる直前に、マイクロフト兄がシャーロックに持ちかける事件です。
 
 GRANADA版を見なおして、BBC『SHERLOCK』がうまく取り込んで、綺麗にアレンジしてるのがホントよく分かりました。どれだけ、製作者はGRANADA版好きなのか?!と驚きを新たにしたくらいです。

 以下雑感想です。2作品が混じる感想なため表記がややこしい。なので、GRANADA版をホームズとワトソン君とマイクロフト、BBC版をシャーロックとジョンとマイクロフト兄で書き分けます。

 BBC版放映後に界隈でよく見かけた感想として、冒頭でホームズが下手な歌をワトソン君に無理やり聞かせてる場面はBBC版でやって欲し(観た)かった!、に激しく納得&同意しまくりです。
 だいたい、この場面のワトソン君は、「あんた耳栓してる????」と勘繰りたくなるくらいの見事な無視っぷり。ホームズは反応がないワトソン君を見て悄気る素振りをしてみたりで、結構愉快です。
 GRANADA版の大人な二人ですらこんな風に楽しかったんだから、お子様シャーロックと保護者ジョンだとどんだけ楽しくなったんだろうか!? と燃え上がるのも仕方ない。シャーロックはホームズと違って、あからさまに拗ねるか咎めるかしそうですし、ジョンはそんなシャーロックをうんざりしつつ相手して そうな妄想が…。それに、ベネディクトのあの美声で歌ってくれたら耳が幸せだったろうとかも思うのですよね(^^;;; 。もちろん、ジェレミー・ブレッド氏の深みのある歌声も素敵でした。
 
 何より驚いて大喜びしたのが、ホームズとマイクロフトの関係性。シャーロックとマイクロフト兄がああいう感じなので、仲良し兄弟がとても新鮮でした(笑)。基本、マイクロフトとマイクロフト兄の弟への態度はそんなに差が無いと思います。が、ホームズとシャーロックが激しく異なりまして、なんかホント楽しすぎですよ!!!!
 そして、これを見てやっぱりシャーロックは絶賛反抗期中としか思えなくなりました(笑)。何時になったら歩み寄りを見せてくれるのか?確かにS2では歩み寄りというか、兄を利用する姿勢が伺えました。そしてS2-Ep.3以降はマイクロフト兄の庇護に入らざるを得ない状況だろうし、S3では更に歩み寄っ たシャーロックが見られる気がします。いやぁ、こんな箇所すら楽しみになるとは!!ホントびっくりだわ。

 あらすじそのものもうまく生かしてアレンジして、台詞なんかもうまく取り込んでるなぁと感心しました。

 ここまでくると、製作者の思惑通りに泥沼に入ってるとしか思えない毎日。一体どうしてくれる!!!


<追記>
 遂にGRANADA版にまで滾るようになりました。泥縄まっしぐら!なんですがね…。ただ救いはシャーロック・ホームズ関連は相方が、私の迸る滾る想いを聴いてくれることです。ありがとう相方!!!