2012年4月8日日曜日

12大河 9-13話雑感

某所にて4/3公開

いい加減まとめないと、な気分になった相方の居ない今夜です。この大河については、基本OnTime視聴です。録画視聴でも1回の視聴のみ。なので、台詞とか設定とかかなりうろ覚えです。すみません。

 9話 ふたりのはみだし者
 雅仁親王が予告から楽しみだった回でした。いやぁ予想の遙か上過ぎてTVの前で大騒ぎでした(笑)。兎に角、雅仁親王な松田翔太が色っぽいやら不敵やら不穏やらなので、もう一挙手一投足が気になって仕方なかったです。被衣(恐らく女性の薄物)を被って現れた角髪姿の雅仁親王は、視線の鋭さと少年の華奢さなりが互いに矛盾しあってる雰囲気がホント素晴らしかった!兎に角、この回は雅仁親王が良かったとしか印象がありません。
 更に、後白河といえば「梁塵秘抄」=今様狂い。それもちゃんと見せてくれたし、言うことなし!!

 そんな感想ばかりもなんなので。この回で気づいたのは、ドラマの構成はもしかして「双六」をイメージしてるのか?ってことでした。今更な感じなのかもしれませんが、雅仁親王と清盛が双六をしてる場面で、そんな事を思った次第です。
 そして、高階通憲が乳人である意味もちゃんと説明した上で、博打と言わせたのは良かった気がします。あの当時、貴人の乳人なり側仕えすることで出世の足がかりとしたのは常識ですし。また、このタイミングでそれを見せたことで、清盛がこれから行う事も解りやすくなるんでは無いのでは?とか思った次第です。

 10話 義清散る
 録画視聴で先程ざっと視聴完了。
 頼長くんな山本耕史と高階通憲な阿部サダヲの論語デュエットは絶品でした!二人とも声が良いもんだから、ここの場面だけ2-3回は聴きました(笑)。論語の中味については、やっぱり字幕が欲しかったと思いました。音だけじゃ意味がわからないよ!な気分です。
 そして、雅仁親王元服も非常にとても美しく不穏な空気で良かった!雅仁親王が出てくると、場面が躁状態になる気がするので楽しい限りです。何より、今様を謡い舞う雅仁親王にうっとりだった!!いいなぁ雅仁親王。
 平家と義清については、すみませんぶっ飛ばしました(^^;;。

 頼長くんについてですが、傲慢さがホント堪らなく山本耕史らしくて見応えがありますです。また、頼長くんと鳥羽上皇の絡みは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』な二人なため、無駄にウキウキウキャウキャしてしまう私が居たりします。真面目な感想だと、なんだろう、二人の間に流れる空気が重かったり、言葉以外の事を語ってる言葉だけで伝えてる(牽制とか腹の探り合いとか)感じを作り出してるなぁと、溜息をつきつつ見ちゃってます。なので、頼長くんと鳥羽上皇、信西なんかの場面はきちんと引いて撮ってくれるとホント嬉しい。

 11話 もののけの涙
 清盛の中二病復活!双六でいうところの「振り出しに戻る」だった回な気がします。
 宮廷側のごちゃごちゃもあまり描かれず、私としてはあまり面白くなかったかも…。とはいえ、崇徳天皇の野望が潰えた場面は印象深いです。崇徳天皇の役者さんもイイなぁ。登場場面が少ない割に、不運の帝→島流し→怨念な下地をきちんと作って見せてらっしゃると感心しております。

 12話 宿命の再会
 僧形の阿部サダヲをみて「色っぽかもしれない…」とトチ狂った感想をいだきました。それ以上に、僧形の鳥羽法王=三上博史が凄く凄く色気ダダ漏れな上、美形なんて言葉では言い表しにくい美しさで魂消ました。三上博史の鳥羽法王については、存在自体がもうどうしようもなくヤバイんじゃないかとすら思う昨今です。女優陣よりSEXYってどいうことなのか!?と。
 他には義朝がやたらめったら格好良かった+源平ブロポーズ大作戦な回。
 深キョンの時子は意外に化けるかもしれない、と思った回でもありました。

 13話 祇園闘乱事件
 頼長くんと信西の利害対立が非常に見応えがあって、楽しかった!
 國村さんの忠実さんも短い登場時間ながらも存在感があったし、鳥羽法皇が清盛に射られる場面の鳥羽法王=三上博史には見蕩れて魅入りました。なんだんろう、あの不安定で純粋で邪悪で儚げでふてぶてしい姿は!!
 言語の展開で鳥羽法皇と頼長くんと信西が居なくなったら、一体何を楽しみにしたらいいのか!?と思うくらい、宮廷側は楽しいです。

 メインの平家については、忠盛と宗子さんだけでいいよ!とすら思う私がいます。

 さて、来週は遂に、遂に!!!頼長くん押し倒しな回ですよ!!!予告だと鏡夜先輩な大東君を押し倒してるっぽいので、更に楽しみになってきました!
 待て次回です(笑)


<追記>
 毎回殆ど平家について触れてないですね(^^;;。清盛については、言葉ないお芝居のほうが好きだったりします。彼の台詞がどうにも「うそ臭さ」を感じてしかたないんです。「おもしろう生きる」にしても「もののけの血」にしても、根拠が見えないから軽く聞こえる気がします。その反面、鳥羽法王を無言で空想の弓で射る場面なんかには、狂気とか得体のしれない大きさなんかを感じるのが興味深いです。