2012年7月26日木曜日

City Hunter が好きだったから。

某所にて7/26公開、 8/5転記。

 今週半ばに知ったこの記事についてです。 
 冴羽りょう : 小室哲哉×北条司の“仮想歌姫”PVに登場 香、海坊主とバックバンドに(毎日新聞デジタル)

下記かなり過去作品の愚痴です(^^;;。


該当PV Mana / SUPERNATURAL(PV Short ver.)






 北条司 + 小室の哲ちゃん = Get Wild + CHキャラ
 
 な公式通りの展開については、分かりやす過ぎて苦笑はすれど感想も何もあったもんじゃないです。というか、もう感想が思い浮かばないくらい手垢がついたというか、擦り切れた感じです。が、件のPVが余りにも学生時代の妄想と一緒だったことに驚いたということです(苦笑)。

 かつて中二病真っ盛りだった頃、言いかえるとTMネットワークとPSY’SとCHに両足突っ込んでた頃です。
 サントラとかアルバムなんかをCHメンバーが組んでるバンドが演奏するという、イタすぎる妄想をしてました。バンド構成は、Vo.香、Gt.撩、Dr.海ちゃん、Key.美樹、Ba.ミックな感じ。因みに、Voが香なのは、単なる女性Vo好きとGtとの絡みが多いからという理由でした。
 その妄想と件のPVが殆ど一緒の構成でした(^^;;。確かにVoが香→新キャラ(って...)になり、それに伴い香がKeyへポジション 変更。美樹さんは居なかったことになってるのか、某パラレルで幼女にされた影響なのかは不明ですが脱退した模様。Baのミックにいたっては若しかしたら作者の中から消えてる??な勢いです。作者お気に入りの撩のGtと海ちゃんのDrは変更なし。 香が作者贔屓の冴子さんに取って代わられなかったのは、何処かに対する目配せなのか?!それとも古くからのファンを取り込もうとする営業姿勢の賜物なのかは不明です(口汚くてすみません)。

 この近い構成について、えっと...一素人の妄想(他にも同様の妄想してた人大勢いる筈)と、仮にも独創性が必要とされるクリエイターな人が似た発想してどうするよ...と思ったりしております。 しかも、衣装はアニメのまんまなのがホントにセンスが無いというのか、なんというのか…。まぁ元々CHキャラの衣装はセンスが無いことで有名だったし(ヲイ)。けど、せめて黄金期の扉絵のようにブラックフォーマルにするとか、ジャケットでも扉絵にあったようなやつにするとかあったと思うんだ。因みに、CHの扉絵は凄く好きだった。本編で見られないフォーマルで大人っぽい僚&香が描かれてて、凄く想像が掻き立てられた扉絵が多かったです。それ故、余計にPVの衣装のダサさが哀しいというか、乾いた笑いしか浮かばなかいというか…。

 そして、もういい加減CHキャラを成仏させて欲しいと切実に願います。

 例のパラレルはまだいいとしよう。雑誌の売り上げと原作者のライフワークの為だから。ただ、未だにあの作品は納得出来てないし、私の中では無かった事になってます。まぁそれでも一から新作書いて失敗するよりは、過去作品のパラレル書いて安定した読者層を抑えるほうが戦略としては正しいとのは分かります。ただ、あれで作者共々見切ったファンもいますが…(あぁあの作品に関しては書けば書くほど毒しか出てこない_;;;)。
 けど、北条司=CH(若しくは『CAT's Eye』なのはもういいんじゃないのかと思います。
 こういうネタというか話題を目にする度に、あの作品がどんどん薄くなっていく気がして 悲しんです。連載時やアニメ放映時は深読みできる余地のある作品だと思ってたのに、気が付けば「おや。こんなに安いキャラクターでしたか!使い捨てですよね!」な状態になりつつあるのが…。
 正直、当時のファンの多くは上記でも触れてるように、例のパラレルが発表された段階で一区切りが付いたと思うんです。どちらかと言うと、懐かしく思い返したり古い友人の恋話を振り返ったりする感じで愛で続けてる気がします。だから、こうやって「今も現役なんですよ!」な感じにされると、凄く違和感があります。

 キツイ言い方をすれば、CHは『ルパン三世』(注)にはなれなかった。それだけの普遍性をもった作品で無かったってことなんです。80年代後半から90年代前半という時代だから、生まれて活きて愛された作品でありキャラクター達だったんじゃないのかと今になって感じます。それを、細く長く生かそうとするから見えなくても良い粗が見 えるようになった気がします。
 あの時代に出会って両足浸かったことは決して後悔してません。ホントに面白くていい作品だったと今でも思ってるから。けど、現状は…。それだけに凄く哀しいです。

 綺麗な形で彼らを解き放って欲しいと切に願うばかりです。

<8>
注:アニメ関係者とかはアニメが終了した後、CHは『ルパン三世』になりうる作品と思っておられた節がありました。年1回長編が制作されてそこそこ数字が取れる『ルパン三世』のように育てたい(というかそうなるだろうと)と。また、それができる作品だとかおっしゃてたような気がします。
ここから追記というか愚痴。
けど思惑に反して、結局TV版の長編は2作しか作られなかった。しかも、うち1作は原作ファンから結構叩かれたんですよね(^^;;。まぁ確かに、あのEndingのイラストは「香を一体何だと思ってるんだ?作品を理解してるのか?!」なものだったし、仕方ないといえば仕方なかった。それより何より、数字が取れなかったんだろうなぁと邪推してます。
 そんなこんなもあって、結局その後長編は作られなくなったんですよね。1ファンしては、原作の「ミック~海原編」はアレンジ無しで観てみたいような気もしますが…。多分、神谷さんと伊倉ちゃんの声に違和感を覚えちゃんだろうなァァァと遠い目をしたりする、複雑さです。