2011年12月17日土曜日

どのバージョンが好き??


某所にて12/10公開

まず最初に、このネタは自分を高ーい棚に上げて書いてます。所謂、一方的な妄想の産物で。なおかつ、書いてる本人自身「何様か、私は!」と思ってます。なので、以下を読まれて「あんたは何様?!」とかいう質問や文句等は一切遠慮申し上げます(って…)。

 今週のある日、相方と車中(最寄駅まで送迎してもらっております^^;;)にての話題。

 発端はこのところ毎晩観てる『名探偵モンク』DVD。モンクさん本人はちょっとどころかかなりどうかな人ですが(ヲイ)、あの依存とも執着とも言えそうな亡き妻への深い愛情にググッときます。トゥルーディネタを見る度に「こんな風に想われたら幸せだろう。あんな風に愛されたらどんなに幸せだろう」と思うわけです。いや、モンクさん自身とはあまり(いや絶対)生活したくはないですが(酷)。

 そんな話から、スタトレ(TNG限定)で結婚して幸せになれるのは絶対ラフォージだよね、という話になりました。
 大好きな艦長は上司としてならば最高ですが配偶者としてはちと厳しい(意外にデラ甘になるかもしれませんが)。ライカはいろんな意味で暑苦しそうだし、ウォーフは野性的すぎて…だし。一見善さそうに思えるデータ君は、性格面が繊細と言うかなんというか色々面倒臭いし。そこで、残るレギュラーはラフォージかレッジのみ(Qは最初から論外)。人間的に出来てて懐が深そうなのは明らかにラフォージなんですよ!きっと穏やかな夫になると思うんです。しかも、働き者!若干、非モテ君でオタクチックな面もありますが、彼以外の面子に比したら小さなモノ!そんなわけでスタトレではラフォージいやジョディに決定しました(笑)
 
 そしたら相方が「ワトソン君はどうよ?」と言うわけです。確かにジョン・ワトソン氏はちゃんとした妻帯者(原作,映像化作品共。但し現代版は未定)なので、一応一般的な社会性はあると予想されます。そして、面倒見も良くて働き者!!。若干、鬱陶しい友人(というか精神的な恋人?)が居るのが激しいマイナス要素ですが、それはそれで無視っとけば(無理ですが)とか思うと確かに最適です。が、問題はどのワトソン氏にするのかです(笑)。
 これまで映像化された数多ある『シャーロック・ホームズ』作品。私が知ってるのはGRANADA版、ガイ・リッチー版、BBCの現代版の3作品。それぞれ原作の精神を残しつつも、作られた時代の違いとかアレンジとか解釈で異なった世界や人物となってます。特にワトソン君!!(レストレード警部も違うけどこれは除外)。ってことで、タイトルになるわけです。

 何も考えず選んだのは、ガイ・リッチー版のジュード・ロウなワトソン君。やはり、男前だし腕っ節も強いし何より朗らかなのが良い。ギャンブル好きが玉に瑕ではあるけれど、常識範囲っぽいので許容出来るかなぁと。
 けど、じっくり考えると一番常識人なのはBBC現代版のジョンかもしれないと思うわけです。トラウマと言うか昏い部分を抱えつつも、生来の気質は穏やかそうで温厚っぽいし、他人に対する思いやりも感じられる。ただ、若干守銭奴っぽいのがどうかですが、あれはシャーロックがああいう無頓着さだから仕方ないと諦めがつく(笑)。
 古典なグラナダ版のワトソン氏については、殆どホームズの引き立て役なイメージしかないので想像がつかない。
 てな事をツラツラ喋ってたら、相方が問うわけです。
 「シャーロック・ホームズが絶対100%付随する。というか絶対条件の付属品だから。それ含めて考えないと正確な答えは出ないのでは????」と。

 そうなんですよねぇぇぇぇぇ(涙)。ワトソン君とホームズは二人で一人…。ワトソン君と縁を結ぶということは、シャーロック・ホームズのあの冷たい視線を浴び続けるってことでもあるんですよねぇ(溜息)。この場合の冷たい視線の意味は、なんでこんな女が僕のジョン・ワトソンと!という嫉妬とか、この程度の女が僕のジョン・ワトソンに!という侮蔑の視線とかだと思っていただければ幸いです(私の中のシャーロック・ホームズはジョン・ワトソン大好きっ子になってます^^;;)。同時に、夫であるジョン・ワトソンが、妻の恋敵とも言えそうな存在であるシャーロック・ホームズを敬愛し尊敬し最後まで面倒見ちゃうのを甘受しなきゃいけないって状況…。
 どんなメロドラマ?!いや下手したらモノ凄い楽しい状況?!じっくり観察出来る状況じゃ?!等と書きながら思ってしまった時点で、女性としてホントに駄目かもしれません、私。

 でその要素を含んで考えるとですね、答えが出ないんですよね(笑)。
 ガイ・リッチー版のワトソン君には、お子様ちっくで甘えたなロバート・ダウニーJrなホームズが付いてくるわけです…。それはそれで非っ常に鬱陶しい(笑)。濃い顔でカワイ子ぶるんじゃないよっとか思ってしまいそうですし、彼と会う度に無駄に疲れそう。ロバート・ダウニーJrのシャーロック・ホームズはホント濃い顔でオジサンの癖に可愛いんですよ!!情けない表情とか計算された上目遣いとか、まとってる雰囲気とかがホント無駄に可愛いくて色気があるんですよね。観てるのには非常に好きなシャーロック・ホームズです。が、配偶者に付随とすると思うと別です(笑)
 BBC現代版のジョンには、冷たい美形でジョン(とレストレード警部、ハドソン夫人)以外は人扱いしない、ブラコンお兄ちゃん付きツンデレなベネディクト君なシャーロックが付いてくるんですよね。正直、一番他人に冷たくて孤独なのはこのバージョンのシャーロック・ホームズだと思ってます。だからこそ、あまりお近付きなりたくないかもなのです。特に、女性の扱いが壊滅的に嫌な人だし、あの冷たい視線のみで侮蔑とか嫉妬を伝えられたらと考えると凍えそうになりますもの!!このバージョンも観てるには良いのです。満足なんです。が、あれが配偶者の付随物だと考えると…いろんな意味で高い障壁だねぇぇと瞬間にして萎えるモノがあるわけでして…。
 グラナダ版のシャーロック・ホームズ氏は、完成された壁が高そうだし…。

 総合的に判断すると、僅差でガイ・リッチー版のジョン・ワトソンがいいのかもしれないと思います。理由は、ロバート・ダウニーJrのホームズのほうがBBC版ベネディクト君のシャーロックより若干(ホントに若干)付き合いやすそうな気がするからです。けどけど、マーティン・フリーマンのジョン・ワトソンもベネディクト君のホームズも好きなんだよな…。ホントに答えが出ないですわ(苦笑)

 ちなみに、職場の先輩に同様の質問をしたらば即答で「ジュード・ロウ!!」と。で、シャーロック・ホームズが絶対付随条件を言うと「えぇぇぇ。シャーロック・ホームズ無は無いの?!…でも確かに、絶…対…ついてくるよね…。ロバート・ダウニーJrのホームズ付はかなり嫌だわ…。えぇ、映画かBBCで究極の選択じゃないのよぉぉ」と嘆いて下さいました。そんな先輩が大好きですよ♪


< 追記 >
 ガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』の続編『シャドウ・ゲーム』が3月公開!!予告編だけでちょっと萌え上がった続編(8月くらいに出た本国版を観てました)が本邦公開決定!!。前売券はペア・チケットを買わなきゃね☆とウキウキモードになってます。
 何がソンナニ萌えが上がったのかというと、何やらホームズがワトソン君とメアリの新婚旅行を邪魔するらしいっぽい部分です(笑)。原語版でワトソン君の「Honeymoon」を聞いた瞬間、笑ってしまったくらい楽しみになりました。そして、日本版予告編でワトソン君の「会いたかったよ。ホームズ」にも腐ったツボを押されてしまい、劇場公開が待ち遠しくならない今日この頃。
 あっ、ちなみにロバート・ダウニーJrの女装については、なんてコント!?と思いましたです。まぁあれはあれで可愛いからいんだけどさ…。