2011年12月17日土曜日

懐メロ TM NETWORK

某所にて11/05公開


 何故か今更Amazonさんで購入ボタンを押してしまった、TM NETWORKのアルバム3枚(『Self Control』『humansystem』『CAROL』)。
 ポチッとなした理由は、『うた☆プリ♪』リピとSSの音ゲーをしながら「これって意外と80's後半??」と思ったのと、YouTubeで『モテキ』映画版の音楽サンプルを観て、TMのライブ映像に飛んで…やはり買っとくべきかも?!思い切った次第です。 

 『Self Control』から聞いてるんですが、いやもう懐かしい!!アルバムの流れは当然、歌詞とか全部怒涛の勢いで脳内に溢れましたよ。発売当時は学生だったのでお小遣いが足りないし、当然今よりCDの値段も高かったし(当時のお小遣いの2~3ヶ月分)買えなかった。頼みは友達とレンタル屋さんでした。なのに、何故ここまで覚えてるのか!?というくらい溢れ出る出る。 
 校則違反のWalkman(Not CD,MD,MP3。この当時はカセットです。って懐かしすぎ)で自転車での通学時間利用して覚えまくって、一人脳内カラオケしてた成果なんでしょうね…。いやぁホント聴きこんでたんだわと、この年になって改めて驚いてる次第です。 

 で、感想です。 

 歌詞については、あぁなんて中二病(笑)と微笑ましくなりました。良い言葉で言えば青春、若さの葛藤なんですかね。決して、世界や社会と向きあってませんし、社会について語ろうなんて気さらさら無い。とことん自分の内に浮いてる感情を言葉にしてる感じ。その言葉がこれまた大仰なんだ(笑)。どこまで自分好きよ!?もっと他に考える事あるんじゃないのか?!と今になっては思いますが、当時は物凄く共感したんですよね。 
 語られてる世界も恐らく、両手を広げた範囲なんです。確かに、『CAROL』みたいに異世界を舞台にしたアルバムもあるんですが、それもあくまでも「個人の物語」。 
 そういう歌詞、世界観であるが故にサザン・オールスターズみたいに普遍性や大衆性を得られなかった気がします。ある意味、OnTimeで聞いてた人にのみ理解でき、入り込めるというのか…。サザンみたいに、新しいファンを獲得して更に普遍化する感じでは無いなぁと改めて感じました。 
 若い時に聴くのはいいけど、少し背伸びし始めると自分の恥部を見せられてる気がして聞かなくなる。若い子は次々と出てくるバンドやアイドルに目が向く。更に歳を重ねて、そいうのも「いい思い出」になった今だからこそ聞き直せる感じというのか…。これは、否定でなく全面的な肯定です。それだけ、TM NETWORKが甘酸っぱく、儚く、あの頃しか表現できないモノを語り歌ってたという証左なんだと思うから。 
  
 思い出フィルターがかかってるのは百も承知で。てっちゃんの音が古くないんだ!!これが。シンセの打込み系はその後の小室サウンドとして、嫌になるくらい(実際、物凄く嫌になった時期が長い)聴きました。が、TM NETWORK時代のてっちゃんは文句なしにイイです。叙情的でもあり尖ってもいる。ウツの甘い声との相性がむちゃむちゃ良いのもあるんでしょうが、ホントに聴き疲れません。曲自体も色んな顔や色があるし、木根ちゃんの控え目な音作りも素敵なんですよね。 
 こう考えるとTM NETWORKってバランスの良いバンドだったんですよね…。再結成はして欲しくないけれど(ウツの声が随分変化したし^^;;)。 




<追記>
 『humansystem』が記憶以上に良くて、一時入浴時のヘビロテになりました(笑)。中でも、「humansystem」と「Fallin Angel」をRepeatしまくりでした。
 その理由が、歌詞と曲調がCity Hunterだったったから(^^;;。マジで!!脳内で作ったPVというかイメージ映像(馬鹿です、すみません)の主演が僚&香だったくらいCH。特に「Fallin Angel」は、CHアニメ(3で希望)か原作の画(単行本26巻以降が希望)で誰がPV作ってくれんかなぁと、遠い目をしちゃうくらいCHです。しかも、僚→香→誰かというファンは誰もが一度は妄想する設定のCH(そうなのか?!)。追跡も場面もあるし、僚の実力行使できるシチュエーションもあるし、なにせ「ひび割れた空から(OR)ネオンの谷間に/天使が堕ちてく」とか「愛してること初めて気づいた」とか言わせたいぞっ僚に!!と盛り上がれるんですが何かっ(どこに誰に喧嘩を売ってるのか…)。
 
 更にオタクな妄想を披露すると、今回初めてTMをCHに置き換えて脳内で遊んでました(ホントどこまで…)。ウツが僚で木根ちゃんが槙兄、てっちゃんがミック、マネが香という布陣。きっと、楽しいツアーだろうなぁ、バックステージ覗きたいなぁ、槙兄はどこまでいっても僚のお目付け役が似合うよなぁとどめどもなく妄想が広がってましたです。