2011年12月17日土曜日

うた☆プリ♪Repeat 感想

某所にて12/4公開

 何だかんだ言って、全キャラコンプリートした上にミニゲームである音ゲーにドハマリしました(苦笑)。ので、ざっくりとした全体及びキャラ別の感想を残したいと思います。
 まず攻略順は、音也→トキヤ→マサト→レン→那月→翔→セシル。好きなモノは最後!な人なので、アニメEDで可愛いっと思ってしまった那月&翔コンビがラストという解りやすさです。

【全体の感想】
◯不満だった点
 う~ん。シナリオと選択、ゲーム性ではかなり不満です。以前も書きましたが、あまりにも受動的過ぎるで、最初から攻略キャラが決まっちゃう(ミニゲームがあるから仕方ないとは言え)構成、自由度が少な過ぎる点等ひっかかりを覚えました。

 受動的というのは、主人公(ヒロイン=プレイヤー)の性格がかなり受動的であまり「頭で考えてない」感じがしました。実際傍に居たら非常に「苛つく」タイプかもと。そんなヒロインに感情移入なぞできず、私なら絶対ない!と思う選択肢を淡々と選ぶのがある意味シンドかった。しかも、天然さの度が過ぎて「この場面でこれはないやろ!?」と幾度突っ込んだことか…。私にはあまり魅力的でない主人公に、プリンスさま達が思いを寄せる理由が全く見えてこず、ただただ流されてるだけのような気がしてきた時もありました…。まぁそれでも全キャラ3バージョンEDコンプできたのは、△ボタンのお陰です(笑)。2巡目からは会話全部ショートカットしたキャラも居るくらいですし(^^;;。

 次に、攻略キャラが最初から決まる件。確かに、音ゲーがああいう形でシナリオに結びつく以上仕方ないとは思います。が、『サクラ大戦』のように好感度ゲージを上げ下げしつつ、調整しつつ目的の娘を落とす!楽しみはありませんでした。そのため、△ボタンのお世話になっても大丈夫だったんですが。せめて、課題曲完成後に(9月)攻略対象が分かる設定でも良かったんじゃないかと思うのですが…(課題曲はクラス単位で一緒なんだから…)。

 自由度の少なさについては、マップが全くないのに驚きましたです。折角、学園とか遊園地とかが舞台設定であるのに、何故動かさない!!プレイヤーが自由に動ける設定にしない!?のかホント不思議でした。

◯満足した点
 台詞の甘さとストレスの少なさ、音ゲーの面白さです!!特に、音ゲーについてはホントに面白いです。本編終了後もPracticeで音ゲーやり続けててるくらいハマってます。

 台詞の甘さについては、いやっ、凄いね乙女ゲームって!!と少々驚きながら呆然としました(笑)。台詞だけで18禁想像できちゃうのってどうよ!?ホントにこれ15歳以上対象でいいのかSONY!?と言いたくなるくらい、激甘。やってる内に、キャラの年齢が15~18歳とは思えなくなる始末でした。全員のキャラに言えるんですが、大恋愛ED&恋愛EDはその後の展開を色々想像してしまい、かなりヤバイと思いました(笑)。特に、トキヤ・レン・那月!!!これはホントプレイヤーの何かを試してるとしか思えなかったです(試してません)。

 で、演じられてる声優さんが非常に甘い声揃いでした。私が辛うじて追っかけてた(というか気にしてた)のは山寺&林原までです。なので、今回初めて聴く方ばかりでした。正直、久しぶりに声優さんの名前と声が一致した感覚を味わいましたです(いや、吹替されてる方はミタニンの『三銃士』で嵌った方もいらっしゃるんですが^^;;。アニメはホント20年ぶり位でしたもので)。

 ストレスの少なさは、基本プリンスさまから迫ってくれるので悩まなくても済んだこと。プレイヤー側があれやこれや悩んで、能動的に動いて思ったとおりの結末にならないストレスというのが全く無かったです。お陰で、通勤時間の合間合間にやってても全く引きずりませんでした。その意味では、非常に楽に遊べた気がします。

【各キャラ感想~攻略順】

◯音也
 全体的に青春!&年相応の恋愛模様なルートだったかと思います。が、首筋にKissマークつけて「これで俺を思い出して」的な台詞にはぶっ飛びましたです。飛んでくると思ってなかった方向から矢が飛んできた感じの驚きでした(笑)。あのイベントって、もう少し二人の仲が進展してから発生するじゃないのか?とウロウロ思ったりもしましたが、それが『うた☆プリ』でした。

 校長との親子関係云々は、それまでの強引なシナリオで免疫がついてたせいか違和感もなく淡々と受け流せたかなと。

 音ゲーな『TRUST☆MY DREAM』は非常に好きです。疾走する感じが心地良くて、如何にもアイドルちっくな曲が意外と楽しかったです。また、初めて音ゲーをやった音痴&リズム取れずな私でも十分楽しめましたので、難易度も(当然Easyモードですが^^;;)考えられてるんじゃないかと思います。

◯トキヤ
 声の方『桜蘭高校ホスト部』アニメ版の殿なんですね。気付くまでとても時間が掛かり、声優界隈から遠ざかってた自分を再確認した次第です(苦笑)。

 シナリオは意外に面白かったです。トキヤ・ハヤト二役が違和感なかったし、そこから生まれる悩みとかもきちんと配慮されてた気がします。トキヤルートで何が一番びっくりしたかっていえば、糖度の高さでした。3種類のEDどれもこれも設定と台詞のみならず声が甘い甘い。宮野真守さんの声があんなに甘いとは『桜蘭高校ホスト部』の時は思いませんでしたyo!甘ったるい台詞を聞きながら「うわぁ…殿甘すぎ…」と幾度となく思いましたです。その分、ハヤトの声が突き抜けた明るさで「殿だぁぁ!!」と少しホッとしたりでした。

 そして、問題のEDとアフターエピソード。恋愛と大恋愛については…。あの後、春歌を美味しくいただいちゃってるよね?!特にアフターエピソードは。と確信してます。妄想が広がるというのか、意図的に広がらせてくれる台詞と設定とイラストでした。

 音ゲーの『Believe☆My Voice』は普通の曲としてとても好き。ただ、難しいですorz。今現在、Practiceで王冠載せようとしてるんですが…トキヤだけは何度やってもEASY Lv.1ですら王冠が載りません。許容範囲がやたら狭く感じられるのは気のせいなのか?!やはり音ゲーであってもトキヤの完璧主義が適用されてるのか!?と思わずにはいられません。兎に角、頑張ります…。ただ、ボタン押してて気持ちの良い曲なので、しつこくやっても飽きが来ないのは有難いです。

◯マサト
 御曹司で純情青年なマサトくん。身分違いの恋、許婚と乗り越える障害がベタですがそれなりに楽しかったルートでした。が、そんなに思い入れが無いんですよね、このルート。なんで御曹司がアイドルを目指すのか!?音楽をやりたいのならそれこそ他の道もあったろうに…とか思っちゃたりしました。春歌に惹かれる理由が明確だったので、そこは良かった気がします。

 音ゲーの『騎士のKissは雪より優しく』はピアノ旋律が気持ちよく、テンポも複雑じゃない気がします。が、あまりやりこんでないんですよね(^^;;。

◯レン
 一番萌えたシナリオでした(笑)。当初、アニメEDのレンをみて「SMAPの木村君っぽい」と思ってちょっと苦手意識を持ちました。なのになのに、コンプ後に2巡目プレイやっちゃた位萌えました…。すみません。

 萌えた理由はただ一つ「CHじゃないのか?これ?!レンは僚じゃないのか?!」と思ってしまったからです(^^;;。前も書きましたが、ホントにレンの言動が僚っぽくて!!結構悶えまくりでした。なのに、ヒロイン選択肢が(涙)。当然のことなんですが、香ならこの選択肢は無いと思うのがほとんどでして…。この時点で、春歌の受身すぎる言動がモドカシクて仕方なかったです。とか文句いいつつ、頭の中じゃ半ばCHパラレルとして遊んでました。本末転倒過ぎて関係者各位には申し訳ないです。

 レンのシナリオは他のキャラと違って、かなり焦らされ困惑させられます。しかも、レンの気持ちが一体何処にあるのかわからない上、春歌の想いが伝わってるのかもわからない。なのに、肝心な部分では支えて思いやってくれるし、受け止めてくれる。挙句、取巻きの女性達とは全く違う態度を取られ、それが春歌を強く思うがゆえだったり。晴れて想いが通じ合った瞬間で、他の女性に対して使ってた言葉で口説けない。なんかねぇ、その辺がもうホント僚でした(馬鹿)。お陰で、恋愛&大恋愛ED・アフターエピソードは悶えまくり(笑)。そうそう、CHでこの展開が本編で欲しかったのよ!!これを僚に言わせたかったのよ!!と明後日方向で盛り上がりました。諏訪部さんの声も素敵だったんですが、やはり神谷さんの当時の声でこの台詞聞きたかったよなぁ、と更にどっちに向いてる!な感想すらいだきました。レンの砂糖まぶしショートケーキみたいな台詞が聞きたくて、SS買うことに決めたくらい萌えました(笑)

 そして、レンのED。トキヤ同様、美味しくイタダイテらっしゃるよなぁとしか思えませんでした。特に大恋愛ED…。「この部屋の思い出を云々」な台詞にいたっては、お~い純情青年マサト君が戻ってきたらどうするんだぁぁいとヒヤヒヤしてしまいましたです。兎にも角にも、狼さんは子羊ちゃんを美味しく食べたことについては既定事実だと思うのですよ。

 音ゲーの『悪魔のKissは炎より激しく』は、『ルパン3世』としか思えなくて(笑)。曲はとても好きだし、ボタンを押すタイミングも一番ゆるい感じがして好き。けど、速い!!焦りつつタイミングを見計る感じでやってしまいます。

◯那月
 アニメED(1話OP)で「可愛い」と思ったコンビの一人(笑)。ゲームを買うかどうするか逡巡してた時に拝見したレビュで「二重人格」と知り、それで購入決定したきっかのキャラだったりします。

 シナリオは、那月の天然ぶりはファンタジーだと思えば気になりませんでした(笑)。やっぱり、那月ルート最大の魅力は那月&砂月の設定だと思うのです。過去設定含め上手く落とし込んだと感じました。若干、強引さとか違和感はなくはないのですが、『うた☆プリ』自体がファンタジーちっくな世界だし良いのかと納得できるものでした。

 那月というキャラについてはアニメ版の方に文句というか違和感があるので、ゲームを本編では感じなかったのかもしれませんが(笑)。那月&砂月設定を公開したのは嬉しい限りです。が、一体何で砂月が生れたのか、砂月をどうしたいのかが全く見えてこず。折角の設定が心底勿体無いと思いました(結局、砂月が出てきたのは1回だけだし)。

 そして、界隈で一番エロい!と評判なED。予想以上にエロかった(笑)。大恋愛・恋愛ED・アフターエピソードともに一番エロかったです。強気な攻めな那月(砂月)はエロいと思うので、ヒロインとプレイヤーを思う存分翻弄させるがイイよ!とまで思うに至ってます。

 音ゲーの『サザンクロス恋唄(ワルツ)』。バイオリンの音色、アップテンポな曲調が物凄く好きな曲です。何度、やっても飽きないし上手くできると気持ちいいんですよ。歌ってらしゃる谷山紀章さんも大変上手くて、普通に聞けるので楽しさ倍増です。

◯翔
 ニコ動界隈では「仲居枠」と言われてる翔ちゃん。ゲーム本編やってて気づいたのは、私はなっちゃん翔ちゃんコンビが好きなんだということでした。腐目線でなく、単に二人が仲良し(翔には不満な表現でしょうが^^;;)なのが微笑ましくて、大型犬と小型犬がワフワフしてる感じがいいなぁと。

 俺様キャラな翔をプレイしつつ思い出したのが、『魔神英雄伝ワタル』の虎王(笑)。一度思い出すとなかなか抜けず、これって虎が言いそうだよね☆と明後日方向で思いつつコンプしました。そこでやはり不満は春歌。虎ちゃんのヨメと言えば忍部ヒミコ!(林原の出世キャラ。大好きだぁヒミコ!!)。虎ちゃんの俺様に唯一対抗できる、「アチシがいっちばん」な強烈なマイペースで天然娘さん。確かに、春歌もマイペースで天然ですが、方向が全く違う!!ヒミコは取り敢えず突き抜け系の明るい天然(大人ヒミコは聡明だったから、あの天然は幼さ故です)でした。だから、観てる方もヒミコが周囲を振り回すのを楽しく見れたし、ヒミコが好きになった。けどね、春歌の場合は天然というよりちょっと足りない娘に思えたんですよ、翔ルートだと特に。そのぶん、ちょっとプレイするのが厳しかったかもしれません。

 音ゲーの『オレサマ愛歌』。弾けそうな前奏と曲が好き。なんですが、中居枠と言われる翔ちゃんだけあってボーカルが(笑)。きっと、私のカラオケってこれか!?と思ったくらい棒読みボーカルでして…。PracticeではボーカルOffでやってる唯一の曲です(ごめん翔ちゃん)。

◯セシル
 う~ん…。ファンタジー過ぎてついていけませんでした、ごめんなさい。ただ、大恋愛EDとアフターエピソードは予想を突き抜けてエロかったことだけ憶えてます。音ゲーについても、歌詞が意味不明過ぎて好きじゃないかもです。


◯春歌(ヒロイン=プレイヤー)
 各キャラ感想でも散々書いてる気がしますが、兎に角感情移入できないわ、行動原理がわからないしイライラするわでした。確かに確かに才能あふるるが故に純粋で純情で天然であるのは分かりました。が、度が過ぎてる気がしてなりません。もっとこう強気で能動的になろうよ!じゃなきゃ、選択肢選べないよ…と。

 二次創作小説とかではその辺上手く修正されてるので、そちらのほうが断然好みだったりすのがとことん本末転倒してます。

【その他】
・レンとトキヤ、SS&AAテーマソング音ゲーに惹かれてついにSS購入しました。どうやら品薄のようで、あちこち探しましたが某大型家電量販店さんのWeb店舗でみつけました!!月曜日には手元に届くはずなので、楽しく遊びたいと思いますです。
・11/23発売予定の『MUSIC』は予約中(笑)。『マジLOVE1000%』とか『未来地図』とかがプレイ楽曲なのがとても楽しみなんですよ~。
・『マジLOVE1000%』といえば、アニメ最終話です!!あのライブは心底行きたいと思った!サイリウム振って、歓声上げて、歌って、手を振って、キャラ名叫びたいと心から思った!ST☆RISHのライブアニメが出たら買いたいとすら思うよ!キャラソンもたっぷりあるし、売れると思うよ!
・キャラソンといえば、アルバムを出して欲しいものよと切望中です。キャラソンシングルまで買おうと思わないけれど、アルバムなら買います。

 激しく余談ですが、最近のキャラグッズ展開って凄いなァァァァと吃驚しました。と言いますのは『うた☆プリ』関係で職場先輩お嬢さんから頂いたお手紙で、乙女ゲーが色々列挙されてたんですよ(お嬢さんのお友達がどうやら乙女ゲー好きらしい^^;;)。お母様が「これはホントに何を書いてるのか分からない…」とうんざりされてたので、思わずググッて解説(笑)したんです。
 が、ググった瞬間呆然としましたよ…。何ですかあのグッズ展開は?!ひとつの作品でファンディスク(FDと略すらしい)は当然、各キャラごとのシングルCDやらドラマCDやら…。1作品にどれだけ注ぎ込ませようってのか!?と思うくらいすごい展開。しかも、その作品の殆どは学生対象っぽいし…。お小遣い足りないんじゃなかろうか???と他人ごとなら心配になってみた程です。また、出演声優さんもやたら被ってるので、この状況は声優好きさんには堪ったもんじゃないなと。

 私らの時代って、1つのアニメにつきサウンドトラック盤が半年毎(昔のアニメは半年2クール26話が、もっと昔は1年4クール50ー52話が1サイクルだった筈)に1枚出てた位だったような。確かにドラマCDとかの展開もありはしたけれど、本編放映後しばらしく後日談とか原作未消化分とかの形で間を置いて出てた気がします。キャラソンもサウンドトラック盤に同時収録かドラマ関係のおまけだったりしたような…。私が知ってる時代のアニメって、80年代後半~90年代前半のごく短い期間なので一概には言えないかもしれませんが(CHとかワタルとかはそういう感じだったのは確か)。大好きなCHに至っては、サントラとドラマCDとノベライズだけの今思えばかなり古い形態のグッズ展開しかしてないなぁと。それでも当時は、それだけで狂喜乱舞だったし十分萌えられたんですよね。

 キャラソンがひとつのアルバムとして発売されたり出演声優さんがライブやったりしたのって、アニメだと『魔神英雄伝ワタル』(2放映以後な気がする)とか『らんま1/2』(熱闘編後半??)、ゲームだと『サクラ大戦』が記憶に残ってます。そんな時代からしたら、今のゲーム業界って凄い事になってるだとしみじみしました。

<追記>
うた☆プリっ♪リピは、先輩お嬢さんに回しました。進捗状況がお母様な先輩経由で入ってくるのが、可愛らしいと言うかちょっとモドカシイというのか(笑)。お嬢さんはレンからトキヤに推キャラが変更したそうです。が、やはりヒロイン選択肢は「ありえない!!!私ならこれは選ばないっ。てか選べる選択肢がないっ!」と言いながら選択してるとのこと。そして、砂糖まぶしの展開には顔を赤くしつつキャーキャー言いながら楽しんでらっしゃるそうです。
 いいなぁ若いって(笑)