2012年6月17日日曜日

火9『リーガル・ハイ』#7-9

某所にて6/17公開、7/17転記

  周回遅れながらも脱落することなく視聴中。
 

 何故か相方が興味をいだいたお陰で、#1から再視聴してます。相方が興味を持ったのは、先日行った飲み会で知り合いから「ガッキーが出てるドラ マが面白い」と聞いてきたから。てか、今更かよ!と突っ込みつつ、あなたの苦手な堺君主演だけど見る?全話残してるけど?と聞いたら「ガッキーが可愛いらしいから見る」ということになりました(笑)。確かにガッキーは可愛いよね。てか、欲望に忠実な私ら夫婦ってどうよ?!と思った瞬間。

 余談ですが、角川から出版されたたリーガルハイのガイドムックを、発売日に見つけ購入しました。立読みでなく買った理由は、堺君の写真が非常に良かったからです(笑)。いや、もうね可愛いとしか言えない写真満載でしてね…。これ買わないと絶対こんな可愛い堺君の写真には巡り会えないんじゃないか?な位フォトジェニック度が高い写真満載でした。

 けど、インタビューとか対談の堺君は相変わらずの「堺雅人」で、そのギャップにちょっと笑いました。いやぁ実にいいキャラクターです!!(好きになるのこんなタイプばっかりな気がしてきた…。いつになったら王道を歩めるんだろうか…)

 そんな事はさて置き、各話の雑感です。



#7 八つ墓村パロ。

・温泉に入ってる三木=生瀬さんを見て、おぉ矢部@『TRICK』とか思った私は間違ってます(苦笑)。
・小ネタの仕込みが細かくて、結構楽しかった回。
・金田一耕助コスプレな古美門=堺君は、予想以上に似合ってて大笑い。元々書生さんな雰囲気があるので、こういう役もいずれやってもらえないかなぁとか思った辺、ダメです
・助さん格さん揃い踏み!!!それだけ嬉しいのは、西村黄門が好きだったから他ならない(笑)。伊吹吾郎さんと里見浩太朗さんが助さん格さんだっ たのって、西村晃さんの時だと今Wikiで確認しました。よかった、記憶違いじゃなくて(^^;;。ちなみに、大和田伸也さんとは東野英治郎さん時なんですね。何となく、記憶が残ってる気がする…。
・要領の良い子と悪い子って居るよね…と少し遠い目をしたりもした。

#8 親子問題

・身につまされるというか…。近代親子関係って…。縁と絆と愛情と束縛と…。一番キツかった回。
・タレント母娘の依存関係は、大なり小なり長子は経験してるんじゃないかと。そこで足掻いて疲れて絡めとられたまま、惰性で関係性を続けてく人が多い気がします。たとえ、子供から「縁を切りたい」と申し出ても、今の一般社会の認識に照らし合わせると容易じゃない気がしますす…。果たして法は彼ら彼女らの苦痛苦悩を何処まで理解し、血反吐を吐くような「訴え」を精査し判断してくれるのか…そんなことをツラツラ考えて仕方なかったです。
・古美門父息子の方。古美門息子の台詞1つ1つが痛くて、突き刺ささりました。彼が父と決別するためにどれほど血まみれになったのかと。それだけの痛みと覚悟が親子の決別には必要なんだと言われてるようで。
・古美門父の想いも分からなく無いんです。けど、やっぱり「人格否定」はしちゃいけない。小さくても、いや小さいから「全否定」されると立位置がホント不安定になるんだから…と思った私が居ます。
・しかし、中村敦夫さんの存在感って素晴らしいですよ!
・視線、目の色、表情、身体の強張りだけで言外に語る堺君が絶品な回でもありました。説明台詞がなくても伝わるのって凄いよなぁ。
・小ネタ的には、メイ(←巧かった。難しい役だったはずなのに、凄く見せてくれた女優さんでした)の部屋にあったポスターの『BONITA』。画の構図がまんま『LEON』でタイトルが『NIKITA』のもじりだった!メイちゃんってナタリー・ポートマンだったのか!?とか喜んだ私がいました。他の回ももしかしたらこんな細かいネタ仕込まれれてんだろうか???

#9

 堺雅人の巧さに魅せられ、唸りまくった#9でした。

 テーマは見事に時事。公害を原発(若しくは基地問題でも可か)に置き換えられ、地元住民の意識、企業や国のあり方を角度を変えて問いかけてるよ うな導入なのか。大きく言えば、地方政治・経済のあり方をも問いかけてる気がしたりしました。ラスト3回の導入部分であろうこの回だけで判断するのは、早計だと思います。が、ざっとこの回だけで感じたことを。


・地方都市が市町村合併で、古い名前(しかも意外と綺麗で意味があったりする名前)が消えることの馬鹿馬鹿しさ。それをここまできちんとドマラに組み込んできたのにはビックリ。新しい市町村名について「ナウで~」と評した古美門の台詞には全面的に同意です。

・元村長夫人の凄みたるや!毒をもって毒を制す。それって、刺し違える覚悟じゃなきゃできない。そのことを知った上で飲み込もうとする元村長夫人が凄く美しく格好良かった。
・己を犠牲にしてまで刺し違える覚悟があるのか無いのか、ギリギリまで見極めようとする古美門は、もしかしたら古いタイプの弁護士なんじゃなかろうかと思ったり。
・怒涛の古美門の演説。あぁ凄くホントにいい役者だよなぁ堺雅人はと感嘆しました。感情の爆発でもなく、激高でもない。怒りと諦めと憂いと微かな希望に賭けてる、そんな様子がホントに素晴らしかった!
・そして、怒涛の演説を受けてる老人たち。眼の色が徐々に変わり、気力を増す表情と色艶って!!なんてみなさん素晴らしいの!!とこちらも唸りました。

・しかし、相変わらずキモかわいい古美門も居るわけで(笑)。堺雅人の魅力(と言っていいのか/笑)全開だよなぁ、このドラマ。

・女好き設定がこういう雰囲気で使われるなら、これからもガンガン使ってください!と思った沢地さんな小池栄子さんとの密会場面。初めて良いと思ったよ、女好き設定な堺君を(笑)。

残り2話。三木との対決含めどう終わるのか、非常に楽しみです。

DVD出た買うんだろうなぁ(泥沼)