2004年12月21日火曜日

この一年をほんの少し振り返って

 「一年」が、歳と共に年々早く過ぎてく気がする年末です。が、この一年程充実して、気持ちいい早さで過ぎた一年は久し振りでした。何より、何も無い日曜をもてあます様になるとは予想外の一年となったような気がします。

 去年の今頃は、三谷脚本&香取主演で個人的な期待が高まって、それこそ「わくわく」しながら新年を迎えようとしてました。何があっても1年頑張って見よう!という気合もあったし。
 いや正直、期待だけじゃなくて色んな不安もありました(苦笑)。失礼ながら、脚本落とすんじゃなかろうかとか、NHKから横槍入って三谷さんらしさが消えるんじゃないだろうかとか、脚本若しくは主役交代があるんじゃなかろうかとか。今になっては全て杞憂に終ったことをあれやこれや、思ってました(ただ、NHK的演出とは結果として合わなかったのは予感的中というか、何というか/苦笑)

 そうこうしてる内に各種「大河ドラマ」本を取り揃え(笑)、大晦日には三谷審査員目的で紅白を観続け (の癖に隊士達の応援を見逃してる辺り・・・)、元日は「スタジオパーク」を鑑賞ししっかり応援体勢ではありました(その頃は、三谷氏目当てで、堺山南や山本土方は眼中に無かったです。それが今じゃ.../悔)。

 で始まった第一回。
 初っ端の「顔見世御用改め」場面で「見続けられる」確信が持てました(早っ)。あんなに隊士が居るにも関らず、三谷新選組における各隊士個性が見えることに驚いて。
 それまで、新選組隊士の名前は「近藤・土方・沖田」しか知らなかったんです。それが、個性豊かな隊士を見て瞬時に顔と名前がある程度一致し、「これなら面白いかもしれない」と思えた瞬間でした。

 ただ、終始肩で息をする香取の芝居には不安を感じたのも事実(結局この不安や焦燥感みたいなのもは、30話前後まで残りました)。言っちゃ悪いけれど、当初の香取は「担ぎ上げられる人物」には見えませんでした。何処となく不安感や自信の無さが表立ってるという感じがあって。それでも「きっと大化けしてくれる筈」とか「大丈夫 長丁場だからきっとなんとかなる」と祈るような気持ちを抱かせたのは、香取の人徳だったかもと今になっては思います(笑)。
 しかし、その状態で半年以上過ごすことになるとは、ホント辛かったです(苦笑)。大体バッシングの片翼が香取の演技だったりしたし、もっと頑張ってくれと思いましたよ。香取がなんとかなったらこのバッシングも多少は静かになるんだからさ…とまで思った時期もありました。

 それが、秋以降あそこまで化けてくれるとは!!ホント嬉しかったです。もう少しスタートダッシュさえ早かったら、文句無かったのに、と思えるほど大化けしてくれたことが堪らなく嬉しかったし、愛しくさえなりましたよ(^^;;
 今じゃ、香取でよかったと心から言えます!
 
 で戻って、第一回終了後に案の定、雨後の筍の如く出てくるバッシング。目にする批評にほとほと疲れて(何故に?!)、「マスコミ」では見えない「評価」を求めてネットを彷徨い始めたのが2月頃でした。
 それが、今以て頻回させていただいている、ブロクさんと出会えた契機でした。そこで数々のレビュや考察、史実の新選組の姿についての文章達を拝見し、より深くドラマを楽しめ、何より人知れず連帯感を抱かせていだいた事は、私にとって大きな支えであり収穫だったと思っています。

 そして勢いの余りブロクを始め(笑)「好きとういう想い」を共有することや、繋がっていく楽しさを知ることができました。飽き性の私が半年近く続けられたのは、お世話になってるブロガ-の方達、足を運んでくださる方達のお陰だと感謝してます。皆さん本当に有難うございますm(_)m