2012年3月18日日曜日

DVD『WILD TARGET』(邦題:ターゲット)




某所にて2/18公開



BBC シャーロックで思いっきり引っかかった、ジョン役のMartin Freeman出演の映画ってことで購入。他にも、BBCドラマ『ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~』でお茶目で素敵な編集長だったBill Nighy(ビル・ナイ)とかハリポのロン君なRupert Grint(ルパート・グリント)や『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイのライバルだったEmily Blunt(エミリー・ブラント)といった、私好みな俳優陣が出演!だったのも購入理由の一つでした。

 正直見る前は、DVDスルーされたイギリスコメディ映画ってどうなんだろう…とちょっと不安でした (^^;;。が、予想を裏切って愉しく面白かった!!大笑いって感じではなく、じわじわとクスクスな感じ。何となくよくわかないけど、くすぐられる感じがイギリス風なのかと思ったりです。

 あらすじは映画サイトさんとかでお願いします。予告編は、公式サイト(日本語版がないので本家リンク)で!

 お洒落な雰囲気とか、アメリカ映画では味わえないクスクス感とか、役者全員がそれぞれ味があっていいとか、可不足のない映像脚本とかについても語りたいのですが、知識と言葉が無いので省略します(ヲイ)。ただ言えることは、こういうなんとも素敵な映画に出会えるから、映画鑑賞は止められないんだと改めて感じたってことです。

 そんな阿呆な私が声を大にして言いたいのが、
 出演者全員、可愛過ぎ!!!!!
 ホント愛らしくて見てる間中どうしようかと思ったよ!!!です。いや、ホントに馬鹿な感想で関係者各位には申し訳ないのですが、ある意味物凄く褒めてるんですよ!!素敵な役者さんであっても、作品が素敵じゃなきゃ全員「可愛いっ…」なんて思えないんですから!(説得力の欠片すら無い…)
 一緒に見た相方は「きれいにまとまってたし、思ったより面白かった。しかし、見事にヨメ好きな役者しか出てないな…。出てくる全員まぬけ(←相方の褒め言葉)だったし、イギリスコメディって感じかな」が鑑賞後の感想でございました。流石、よく解ってらっしゃる!(てかよくぞそこまで仕込んだ私/笑)

 役者さんについての感想を以下に。ホント可愛いしか言ってない感想です(苦笑)

◯ビル・ナイ
 主演で一度も失敗したことが無く誰にも顔を知られてない、孤高の暗殺者。なのに、なのに、なんであんなに渋可愛いのさっ!!カタカタした動きとか、ちょっとした表情や視線、間とかがホントに可笑しくて可愛いんですよ。戸惑ってたり、巻き込まれてちょっと呆然としてたり、色っぽかったり、面倒見が良いオジサンだったり、小さな男の子だったり色んな表情が次々と出てきて、それぞれが可愛いから飽きませんでした(断言)。
 BBCドラマ『ステート・オブ・プレイ』の編集長でもその片鱗が見えて気になって、『パイレーツ・オブ・ロック』で見えた渋可愛さで好きになって、今作でお気に入り役者さんへ昇格です。英国人俳優って、年齢重ねると更にお茶目に愛らしくなるのは何故なんでしょうか??もう、心にあるお気入り棚は英国人俳優が9割な感じです(苦笑)
 役的にはマザコン?な雰囲気もあるのですが、それが綺麗に回収されて後味悪く残らないのは、ビル・ナイの軽妙なお芝居のお陰かと思います。

◯エミリー・ブラント
 生来の詐欺師ってか掏摸(笑)。見てて清々しいほどの詐欺っぷりと掏摸っぷりでした。BBCドラマ『華麗なるペテン師』に出てきたネタもいくつかあったりして、なるほどあれは古典的詐欺なのか!と膝を打ってみたりでした。
 彼女は『プラダを着た悪魔』を以来です。アカデミー賞の授賞式でアン・ハサウェイとプレンゼンテーターをやってるの見て「この子可愛い」と思った記憶があります(アン・ハサウェイも可愛くて大好きっ)。
 そして今作。いやぁ場面場面でコロコロ印象が変わるんですよ!娼婦や深窓の令嬢だったり、今風の若い子だったり、老成した淑女だったり、やんちゃ盛りの少女だったりと。着てるものだけじゃなく、メイク、ライトなんかの成果だとは思うんですが、彼女自身がそれに応じて雰囲気を変えてるのが凄いと感じたんです。瞬間瞬間で印象を変えられるって、素晴らしい女優さんだなよなと感じいった次第です。

◯ルパート・グリント
 暗殺者と詐欺師に巻き込まれる一般人の青年。属性:ヘタレ、特技:弱腰だけどイザという時の妙な思い切りの良さ。
 ロン君のイメージを引きずってる役でしたが、その分違和感がなく見れたので作品選びは正解じゃないかと思います。特に、巧い役者さんに囲まれての作品なので、下手に慣れないキャラで浮くよりも、慣れたキャラで溶けこむほうがキャリア的にも作品自体にもプラスな気がします。
 兎に角ね、もうね、ロン君が好きなら観るべし!と言い切りたくなりましたよ、私は。こういキャラをハリポタの次に選んだルパート・グリントが愛おしくなるくらい、ゆるい(笑)。ハリーなダニエル・ラドクリフはイメージを変えるために試行錯誤してるってのに、ロン君なルパートはこれでいいのか!?と少々心配になるくらいです。
 けどね、物凄くねこの作品のルパート・グリントはいいんだなぁ。ちゃんと青年らしい正義感もあるし、「殺人」に戸惑いもある。強いていうなら、この作品における唯一の良心的役割。それが、ぴたっとハマった気がします。
 画面にルパート・グリントが出てくる度に「可愛い…ヘタレっぷりがホントに可愛いよルパート・グリントっ」呟いた位可愛くて堪りません。えぇ変態ですが、それが何か(逆切れ)。

◯マーティン・フリーマン
 失敗して暗殺を引き受けた、2番目にお高い暗殺者。何故か、頭のヨロシクないアシスタントが一緒。
 登場は半ばからです。登場した瞬間、短い髪を無理やり七三分けにしてる姿に悶えました。心底可愛いよ!!!!!なんて可愛いんだ、マーティン・フリーマン!!!
 そして、あまりお利口さんじゃない相棒に冷ややかな眼差しを向けたり、ささやかに突っ込んだりする姿に萌心を撃ちぬかれ、冷酷に淡々と殺人する様に黒いジョンが居る…とニマッてみたりしました。出演時間は少ないはずなのに、凄く印象深いのは私の目がそうだからなのでしょうか???
 でもね、ホントに無駄に可愛いの…。存在が可愛いっていうのかな??
 すみません、ホントにすみません。脳内の変な物質垂れ流しでごめんなさい。けどね、ホントに可愛いんだから仕方ないんですよ。これでこんなにオカシクなるんだったら、主演で元々可愛いビルボを劇場で観たら、私一体どうなるんだろう…とかなり不安で仕方ありません…。こんな気持久しぶりだよ!どうしてくれるだ、イギリス!!(えっ!?)

 他にも出てくる人、全員可愛です。こんな可愛い映画を作ってくれてありがとう!!な気分です。


<追記>
 その後、映画関連のサイトで調べたらリメイク作品だったと知りました。元映画がどんな感じだったのかは知らないのがちょっとモドカシイものの、それを知らなくても十分楽しめた映画でした。知ってたらもっと楽しいけど、知らなくても十分楽しい作品っていうのは、良い作品の気がします。
 あと、書き忘れてたのがMINIです!!!古いMINIがロンドンの街をガンガン走ってくれるのを見るだけで、物凄く幸せになりました(笑)。英国万歳!な気分ですよ、ホント。