2007年6月9日土曜日

06/5/3 憧れの町 マイセン


 予てより「行きたいっ!!!」と叫び倒し、漸く実現したマイセン行。実は10年前にマイセンの美しさに魅了されて、指を銜えていた私(マグカップとか細々とは集めてたんですが、如何せんお値段がお高すぎて^^:::)。で、前回彼らの来日時に戴いた「マイセンの小皿」に涙を流さんばかりに大喜びした私に、「今度ドイツに来た時は必ず絶対マイセンに行こう!!」と約束してもらってた企画でした(かなり強引に約束させたとも言います)。

 実は、ハノーバーからだとかなり遠くて、DBで一度乗り換え4-5時間掛かりしまた(ベルリンから行った方が便利でした;;)。その為この日の出発も早朝5時...。私の我侭(=欲望)を叶えてくれ、最後まで付き添ってくれたG姉とW氏には感謝の言葉もありません。

 マイセンへ向かう車内で印象的だったのは、旧東西の明らかな違いでした。駅舎が兎に角違うんです。旧西側は奇麗だし現代的で整備されてる感があるのに対し、旧東側は古くさいというか煤けてるというか...いまいち整備されてないなぁって感じが強くしました。
それらを見遣っていたらG姉が旧東側の状況説明をしてくれたのが、半分以上理解できてないものの(ダメじゃん...)何となく理解できてもの凄く有難かったです。

 そしてそうこうしてる内にドレスデン駅到着。まず出会ったのは、G姉の伯父さまごG家族でした。実はW氏も会うのは初めてという、何とも不思議な状況ではありました....その方達に荷物を託し、一路マイセンへ!

 マイセン行きの電車は「ローカル線ですっ」なもので、少し和んでしまいました。
ドレスデンからマイセンまではだいたい40分位かな?各駅停車でのんびりまったりマイセンに向かうのが気持ちよくて、楽しくてワクワクしてました。

 そして、マイセン中央駅から、脇目も振らずいそいそと「マイセン ビジターセンター」へ向かいまいした。
「マイセン ビジターセンター」は、私にとって夢のような場所でしたよっ!!!見学工房も非常に見やすくて丁寧に説明してくださるし、何よりパンフや解説テープが日本語対応なのが本当に嬉しい(涙)。また、展示物の質量とも当然ながら「素晴らしい(感涙)」の一言でした。良いものが持つ存在感とか、マイセン特有の美しさとか優美さとか...思う存分堪能できました。

 そして、お昼は併設されてるカフェで戴いたんですが。当然の事ながら使われてる食器全てマイセン。最高でした...あっ勿論、お味も最高でしたよ(笑)。ここで戴いたのは飽きもせずに「ホワイトアスパラ」(笑)。マイセンで戴く旬の味覚という最高の組み合わせに、幸せゲージも上がりきっておりまして、そんな私を他3名は生温く見守って下さっておりました...

 食後、ミュージアムショップでお買い物(笑)。多少はお安くなっているとは言っても、腐ってもマイセン一流品は目の保養で終わりました。が、このミュージアムショップの素晴らしさは、工房公認のB級品を扱っているところ。B級品とは言っても素人目には「どこが?!」という品物ばかりで、お値段はかなりお手頃という、なんとも庶民には有難い品です。事実、購入する際店員さんに「何処が駄目なの?」と聞いたら(聞くなよ)、店員さんは暫く眺めて「...多分...点が少ないとか、位置が少し違うとか...だと思いますよ」と微苦笑気味で答えられた程です。なので、自分使いなら申し分無いと思います。

 本当ならマイセン城も訪れたかったのですがG姉の計画には無く、後ろ髪を引かれる思いでマイセンを後にしたのでした。