2007年6月9日土曜日

06/5/3 美しすぎる都市ドレスデン 1


 ドレスデンに戻り、G家族と再会。伯父さまの車に乗せられて、ドレスデン観光と相成りました。この伯父さまがドレスデンの歴史に詳しく、話し好きというなんとも有難い方でした。が、お話に夢中になられると運転が疎かになられる癖もお持ちで...少々怖い思いをしました(笑)車で案内してもらったドレスデンは、表現する言葉が無い程「美しい」都市でした!!優美さと落ち着きと存在感と美しさと堅さと繊細さと豪奢さ全てが、見事に調和して本当に「美しい」としか言えない都市でした。

 そんなドレスデンで最初に訪れたのがG姉ご執心の「世界一美しいミルクショップ」
確かに美しいミルクショップでしたが、何故ここまでこういうお店に執着するG姉?!と思わなくもなくでした(マイセン城に行けなかったショックが/笑)。

 その後、一旦G姉が手配してくれていたホテルへ。
 そのホテルは開業2週間目で、なおかつドレスデン復興を象徴する「聖母教会」の真正面という素晴らしい場所でした。夕飯はG家が招待してくださるとの事で、お迎えの時間まで聖母教会のミサに参加することになりました。

 その聖母教会なんですが、二次大戦のドレスデン爆撃とその後の大火災で甚大な被害を受け、戦後も財政難等の理由で瓦礫のまま放置されていたそうですが、東西統一後に漸く市民や世界中の教会を通じての寄付等々で再建されたそうです。再建時には古いレンガ(焼けて煤で黒くなっている)と新しいレンガ(白いレンガ)を組み合わせて使っており、戦前戦中戦後のモザイク模様となっています。古いレンガは瓦解する前の位置に置かれており、どうやって再建したかの説明もあちこちにあり、色々な意味で考えさせられる建物でした。
しかし、美しい教会でした(^^)

 ミサが終わり、G家宅にお邪魔して夕飯を戴きました(あちこちで迷惑をかけております)。夕食後はG伯父さんのコレクション(古いもの蒐集家でした)を拝見し、皆で歩いてドレスデン観光となりました。

 夕闇に浮かぶライトアップされたドレスデンの美しさったら!!!!!
ゼンバー・オーパー(Semper Oper)やツヴィンガー宮殿(Zwinger)やドレスデン美術館。そしてそれらが映るエルベ河と優美な橋。幻想的ですらありました。「美しい」とか「幻想的」ってこういう時に使うんや...と実感した瞬間でもありました。そして、ツヴィンガー宮殿にあるマイセンの鐘で22:00の時報を聞いた時は、今思い返してもただただ幸せな時間です。

 夜のドレスデン市街をG伯父さまや奥様(本職のガイドさん/笑)に説明していただきながら、ドレスデンという町を心行くまで堪能できたことは、本当に感謝だし幸せな事だと思い返しても思うんです。まぁ、4時間近く歩き通しは流石に体力が持たずヘトヘトになったり、加えてホテルが見えてるのに帰れないという「これは何かの罰ですか?!」というような状況もありました。がそれも今となっては良い思い出です。
(疲れた...と思った矢先に「最後に何か飲んで帰ろう!」と言われホイホイ付いて行き、カクテルを頼んで、かなり心配していた相方に「何考えてるねん....」と言われたのも良い思い出か?!)