2007年6月4日月曜日

06/4/28 ベルリン 観光名所あれこれ

この日は朝から色々ややこしい事が続きました。
最初は、朝食場所でルームナンバーが無いと言われたこと。これに関しては、ビュッフェ形式だったことや担当のお嬢さんが半ば面倒がったこともあって、大きな問題ではなかったんです(朝食後にフロントでちゃんと問題の無いことも確認もできたし)。
その後に待っていたのに比べれば...
 相方のトランクが開かなくなったんですよ(--;;。相方のトランクは義父のでして(ちなみに私のは義母の^^;;)、このトランクはかれこれ10年近く使ってる老兵だったりします。しかも、義父母は必ず年1-2回は国外に出る程の旅行好きでして、利用頻度もかなりのものです。その老兵が今回の旅行でどうやら寿命を迎えられたらしく、全く言う事を聞いてくれなくなりました。結局、ロビーで待ち合わせしていたW氏に部屋まで来てもらい男性二人の力でどうにこうにかこじ開け、こじ閉め(って言葉は無いですが)ました。
 その様子を眺め思ったことはたった一つ、「出かける直前にあれやこれやしようとするからやっ」>相方でございました。

 さてこの日は、ベルリン観光!!な一日でした。ベルリン滞在中最も天気が良かった日でもあります。

最初に向かったのは、ジャンダルメン・マルクト Gendarmenmarkt。
ドイツ観光局の日本サイト(http://www.visit-germany.jp/)のベルリン案内によると、
 ◇ジャンダルメン・マルクト Gendarmenmarkt
広場を囲む建物群のアンサンブルが素晴らしく欧州で最も美しいと称される広場。中央にコンサートホールのシャウシュピールハウスとシラー像、南側にドイツ大聖堂、北側にフランス大聖堂が立つ。

という場所です。えぇ。本当に本当に建物群が美しくて美しくて!!!!感嘆の溜息しかでませんでした。

 ドイツ大聖堂とシャウシュピールホール内は見学が叶いませんでしたが、幸いな事にフランス大聖堂のオルガン演奏付きミサに出席することが出来ました。また、ミサの時間まで少々あったので、シャウシュピールホールのカフェでコーヒータイムとなったのも、幸せ度を倍増させました。
 
 観光気分且つ教義について全く無知な者がミサに出席する事に、正直躊躇いました。が、いざ始まってみると言葉は判らないものの、静かで穏やかな空気が心地よくて。そして、こういうミサを体験した事で、ほんの少しですが「信じる」事や「祈る事」、「教会」や「神の言葉」が彼らにとって「当たり前」に「在る」、その感覚が理解できたように思えました。
  
そして、フンボルト大学の外観をゆっくり眺め、周辺を散策。
フンボルト大学周辺で印象に残ってるのは、17冊の本積んだ形をしたモニュメント。背表紙に彫られている名前は、Heine、Luther、Kant、Hegel、Schiller、Hesse、Brüder Grimm、Marx、Goethe等と錚々たるもの(極東の私ですら知ってる!!)。これはW氏の説明によると、フンボルト大学が輩出した人たちの業績を示すものらしいとの事(間違っていたらすみません・・・)。このモニュメントには私だけがやたら反応してました。だって、世界に名を馳せた哲学者に文学者ですよっ!!盛り上がらるのは、当然でしょう(って何者?!)。
 また傍らで古本市が開催されていて、ふらふらと引き寄せられ冷やかしたりしてたんですが、この時程ドイツ語が読めない己が不幸だと感じたことはなかったです(ドイツ語以前に英語どころか、日本語もどうにかした方がいいレベルなのに^^;;)。
 
 そんな本好き、図書館好きな私のために次に向かったのは、国立国会図書館(もしかしたらフンボルト大学の図書館かも...)。が、入り口のみの見学で終了。それでもアカデミックな雰囲気に大満足しておりました。えぇ図書館大好きですよっ!!(新婚旅行で訪れたウィーンでも図書館に行き、天井まで届きそうな本棚にと大量の本に言葉を失い、幸せの余り泣きそうになりました^^;;)

 その後、ノイエバッ
フェ(Neue Wache)を見学。此処は「国立戦争犠牲者追悼所」で、建物内部は何とも厳粛且つ敬虔な空気が支配してました。日本語での案内も掲示されている事でも、この追悼所の重要さが解っていただけるかと思います。
 
 次に向かったのが、ベルリン大聖堂(Berliner Dom)
 何度かの増築が行われ、先の戦争で甚大な被害を受けたものの戦後修復された建物だそうです。
いや~素晴しく美しいし、華麗でした。そして、何よりその大きさに圧倒されました。で、天蓋の上まで階段をえっちらおっちら上がっていくと、ベルリンが一望できます。運動不足の体には辛いものがありましたが、眺望の素晴しさで打ち消される気分でした。本当に美しいの一言です。
 内装はフランス大聖堂とは異なり、豪華で贅沢。また、地下に安置されてある王家の棺群の装飾がこれまた「贅沢」というか「お金かかってるな~」とかの言葉しか出ないほどです。