2007年6月7日木曜日

06/5/1 大聖堂とチョコレート博物館なケルン

 「今回は一度くらい観光地として有名な場所に行きたいっ!!」という私の浅ましい(--;;希望により、連れて行ってもらったのが、ケルン。
 が、まさか早朝5:30にハノーバ駅を出発するとは、全くの予想外でした...。同行してくださった、G姉とW氏には本当に本当にごめんなさい、な気持ちで一杯でした。

 移動中の車内では寝まくり(えっと...更に言えば車中で寝惚けた私、かなり失礼なヤツだったようです^^;;)、9:00過ケルン駅着。着いた途端目に飛び込んだのは、天高く聳え立つケルン大聖堂でした。
 写真やTV等では見てその姿は知ってはいましたが、実際に見るとその高さと大きさと美しさにただただ圧倒されるばかりでした。外観に圧倒されつつ、教会内部に入るとステンドグラスからの光の荘厳さと、静謐さにこれまた声を失いました。

 美しさに圧倒されてる私に、三人は二次大戦中ケルンが連合軍側の絨毯爆撃により甚大な被害を受けたと教えてくれました。それを聞いて、「何故??」としか言葉が出てきませんでした。宗派の違いはあるにせよ同じ「神」を信じてるのに、何故教会を爆破するのか??と。私の幼く無知な問いに対する、彼らの答えは「それが戦争。ここを破壊するのが一番効果的やから。第三帝国も同じ事してたんやで」でした。

 内部見学後、尖塔に登りましたが、正直しんどかった(笑)。降りてくる人とすれ違うのもやっとな位、狭い石の螺旋階段を黙々と登るんです。が、登りきれば眺望の美しさは見事です!!それまでの辛さがきれいさっぱり無くなりました(現金です^^;;)。

 大聖堂を堪能した後、側にある「ローマ・ゲルマン博物館」へ。相方にとっては此方の方がメインだったようで、かなりまったりじっくり滞在してました。非常に美しいモザイク模様の床が復元展示されていたり、当時の日用品や装飾品等々大変充実している博物館でした。ただ、説明が英独語表示のみだったので、ちょっと辛いものがあったのは事実です(^^;;。そこから少し離れた場所では、ローマ時代の市庁跡がそのまま保存・展示されています(“Praetorium”)。正直此方の方が、興味深かったです。少し地下に降りた場所に、発掘された状態での遺跡が見られるだけでも十分素晴しいと思います。博物館とは少し離れており、見つけにくい場所にありますが行く価値は十分あると思います。

 市内で昼食場所を探してるときに出会ったのが、「白雪姫と七人の小人」のモニュメント!!!W氏に「ケルンと白雪姫って関係あるの?」と聞いたら「さぁ?なんかあるのかなぁ」との答え。知ってる方がいらっしゃいましたら教えてくださいませm(_)m
 とは言え、過去2回のドイツ旅行で初めて出会った「グリム」世界に舞い上がり、興味を全く示さない相方に「写真っ。写真撮って」とせがんでしまいました(笑)。

 ステーキハウスでの昼食後、G姉が猛烈に行きたがっていた(行く前から盛り上がっていた/笑)、チョコレート博物館へ向かいました。電車の時間を気にしつつ、G姉に急かされながら小雨が降る中ライン川沿を黙々と歩き(出店が結構出ていたので覗いてみたかったのに、G姉の盛り上がりに誰一人抵抗できずチラ見すら出来ませんでした...)、漸く辿り着いたチョコレート博物館。
 建物の外にまでカカオの香りが漂い、男性陣はその時点で少々辟易しておりました(笑)。そんな彼らを尻目に、建物を見て更に盛り上がるG姉と建物の愛らしさに盛り上がり始めた私が居ました。内部は、チョコレートの歴史と製作過程の展示がメイン。試食もさせてくれたりして、それなりに面白かったんです。が、一番期待していた筈のG姉は期待はずれで消化不良だったようです(^^;;。どうやら彼女が望んでいたような展示ではなかったらしく、途中で盛り上がりがドンドン薄れていっておりました(笑)。
 そんなG姉が再度盛り上がったのが、併設のチョコレートショップ!!!(確かに充実の品揃えで、お土産を買うには最適でした)。ショップ内で楽しそうにあれやこれやを楽しそうに選んでいるG姉の満足そうな後姿、決して忘れる事は無いです。そんなこんなで時間ギリギリまで買物を楽しみ、チョコレート博物館を最後に帰途につきました。

 ハノーファ到着後、S家に戻り夕飯。そこで、ケルンでの土産話をしお互いに買った土産物を交換したりして、楽しい時間を過ごしました。土産物のメインはやっぱりチョコレート(笑)。各々色んなチョコレートを買ってたんですが、中でもW氏購入の「カカオ100%チョコレート」は強烈な印象でした。一片をもらって食べたんですが、絶句でした(^^;;。味なんて無く、ひたすら「苦い」。その上、「口溶け」なんて言葉は何所にも無くて、飲み込む感じが精一杯でございました。しかし、それをみんなで笑いながら、あれやこれや言いながら味わえた事がとても幸せだったと思います。

けど、二度と100%カカオには手を出しません(笑)