2007年6月4日月曜日

06/4/28 ベルリン観光と新しい出会い



  ベルリン大聖堂の対岸(って表現で正しいのか??)にあるレストランで昼食。相方曰く「ツォイクハウスに併設してるカフェ」との事なんですが、真相は藪の中(って調べんかい/笑)。
 ここで頂いた「ほうれん草&松の実のクリームスパゲティ」は本当に美味しかったです。量も適量だったで嬉しかった上、お店のも雰囲気も申し分なく、かなりホコホコな気分な食事時間でした。
 
 その後、ウンター・デン・リンデン(Unter den Linden)を歩き各国大使館を眺め、偶々目にしたアメリカ大使館の警備の凄さに驚き「なんかあの重装備は気分悪いわ...なんかイヤな感じ、アメリカって....」とつぶやきつつ向かったのは、連邦議会議事堂<旧帝国議会議事堂)>(Reichstag)。
(他国の大使館は割合のんびりした雰囲気だったのに、アメリカだけが何者も寄せ付けないような閉鎖的な雰囲気がありました。)

 連邦議会議事堂<旧帝国議会議事堂>(Reichstag)の第一印象は、「古い建物に新しいドームが乗っかってるのに、妙に調和があって面白いな~。まるでベルリンみたいやな…」というものでした。とにかく、正面から見る荘厳さ(石造りの重々しさとか)とドームの軽やかさが不思議と違和感無を感じさせませんでした。
 ここで驚いたのは、ドーム見学目的の長蛇の列です。西欧人は余り並ばないというイメージがあったので、珍しく感じました。しかも、行ったその日はかなり寒かったので余計に。しかも、待ち時間が40分と日本ですらちょっと考える様な時間だったにも拘らず、皆さん静かにお喋りしながら待ってる姿は、珍しいもの見た~と失礼ながら思わされました。
 で、私たちもその列に加わり待つこと30分強、漸く建物内部に入ることができました。入館すると直ぐに、空港並みの手荷物検査が待ち受けておりました。流石議会議事堂!!。手荷物検査口に行くまでもかなり面白く、人数制限するためか最初に入ったのはガラス張りの小部屋(なのか??)。そこにある程度の人数が入ったら、後ろのドアが自動的に閉り、前のグループが居なくなるまでそこで暫し待機。前のグループがエレベータに移動したら、漸く進行方向のドアが開き手荷物検査へ進とう、もの凄くシステマッチクな感じのものでした。
 その待機室では、年配の女性や男性からかなり幼く見られたのか「あなたが前に行きなさい」「いや...あなたこそ」とかいうやりとりがあり、かなり和やかな空気があり非常に心地よいものがありました(^^)
 手荷物検査では、如何にもゲルマン人!!といった厳つい男性が座っておられまして、結構緊張して通過したんです(手荷物も大きかったし)、が何事も無くゲートを潜って取りあえず愛想を振っていたら(旅行中は基本的に笑顔で「有難う」と言うようにしていました。)「中国から来たの??イ尓好」と声を掛けられました(笑)。なので、「日本人です」と答えたら、「『こんにわ』は知ってるよ」と微笑まれたので、思わず「ありがとう」と日本語で答えたりという、なんとも友好的な雰囲気となりました。その後、彼に手を振り振りエレベータへ向かったのは言うまでもありません(笑)
  
 ガラス張りのエレベータで最上階の展望ドームへ。
 展望ドームもガラス張りで、自然光が心地よい素敵な空間でした。ドームの中央から階下の会議室が見られるという趣向には驚きました。観光客に見られてると思うと、議員さんたちも恥ずかしいこと出来ないだろうな~とか、本邦の国会議事堂もこういう風にしたら「名物の居眠り」も減るんじゃなかろうか??と無粋なことを考えました(苦笑)。
 また、ここからの眺望もとても素晴しく、40分待った甲斐があったよな~と思うものでした。惜
ただ、風がやたら冷たい日だったので、それさえ無ければもっともっと幸せだったのにと思った次第です(天気だけはどうしようも無いですけれどね)。

 余りに寒かったので、展望ドーム内にあるスタンドでコーヒーを買ったんです。そのスタンドのお兄ちゃんがもの凄く印象に残っております。というのは、その日彼は仕事中に小さな火傷をしたらしく、早く店仕舞するんだ!!とこまめに動き、笑いながらお客さんに話してるんですよ。その様子が可笑しくて可笑しくて。言葉もリズミカルで、楽しそうだし。本当にこの人は店仕舞をしたいのか???と思うほどよく働く方でした。
 で、私がコーヒーを買った後、W氏がそのスタンドでプリッツェルを買ってくれたんです。W氏も「彼は面白いね~良い店員だよ」と言いながら、出てきたプリッツェルは人数+1個の4個。もしかしてW氏の夜食??とか思っていると、「スタンドの彼が『早く商品を売って店仕舞したいから、おまけ』と言ってくれた」と言い出しまして、二人で大笑いいたしました。ホント、印象深い方でした(笑)

 議事堂から出る時も、驚かされました(笑)。やっぱり入り口と同様の (ガラス小部屋に一旦入ってから外に出る) システムがあり、突然ドアが閉まったのでちょっと驚いたんですよ。そうしたら、横に居た職員さんが(年配の小父さん)笑いながら「驚いた??」と聞いてくるので、「少し驚きました」と答えたんです。その後は、手荷物検査の方と同じ展開(笑)。何所から来たの?日本語なら知ってるよ「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」でしょ?と言う感じで、この方とも手を振り振り別れたのは言うまでもありません(笑)
 東洋人が幼く見える所為か、単に私の言動が幼い所為かは不明ですが(恐らく後者)あちらの方たちにはかなり「お子さま」というか「おもちゃ」扱いされておりました(^^;;。もの凄く恥ずかしいことなのかも知れませんが、嫌な思いもなかったし、冷たく邪険にされることも無かったので良いのかなとは思ってます。
(笑顔で挨拶とお礼が言えれば、国外旅行でそうそう嫌な思いはしないと思ってます)

 その後、何故かしら組み込まれていたG姉の友人との会食場所に向かいました。何故会うのかは、最後まで良くわからなかったんですが、まぁそれはそれで(^^;;
 その方は、旧東ベルリンで教師をされていた方らしく、当時の様子やかの有名なトラバント!!等興味深いお話を色々を聞かせ下さいました。朗らかで穏やかなお人柄の方で、初対面にもかかわらず非常に盛り上がり、夕食は非常に楽しいものでした。(連れて行ってもらったイタリアレストランも美味しかったし☆)

 その方と駅で別れ、ホテルに帰る途中で街娼婦を見かけました。
男性2名内現地の方1名が一緒だったお陰で恐怖感や嫌悪感は全く感じず、映画『プリティ・ウーマン』で冒頭ジュリア・ロバーツがしていた様な姿に「ホンマにああいう格好なんや~。う~ん、なんて機能的なんだろうか」と妙に感心したてみたり、寒い夜中にあんな薄着で大丈夫かしらん??と的外れなことを思った次第です。
(但し、男性陣は妙に緊張感がありました。また、全く緊張の欠片も無くマジマジと見ようとする私を、一生懸命制しておられました...ごめん。そして、彼女たちにも失礼な行動だったと反省しています)

 ベルリン最後の日は、盛りだくさんで思い出深い一日になりました。