昔むか~し、VHS版の購入を考えあぐねている間に廃盤したMariah最初の映像作品が、漸くDVD化されたので早速購入しました。
初見の感想ですが、彼女の色褪せない輝きとその才能に圧倒されました。
また、デビュー当時だからこそ見える「野心」とか「戸惑い」や「スター以前の彼女の姿」なんかもあり、現在のMariahの輝きとは色合いが違うことに惹き込まれ、無言で見入る状況でした。
収録されているLIVE場面全てが鳥肌が立つほど素晴らしく、この時期のMariahがホントあらゆる面での可能性を秘めてるのがよく解ります。ありふれた表現ですが、ダイヤの原石とはこのことかと思う程。しかも、一緒に見ていた相方が「(ハイトーン~通常の音程に直戻り、ぶれないのを聞きながら)この当時の声は凄いな・・・。しかも、ハイトーンの音程も調節できるって凄い才能やな」と呟くほど、完璧な声です(最近は囁き声っぽくなってしまってるので、あの高音から低音に上下する気持ちよさが薄れてるのが哀しい/苦笑)。
また、「音楽が好き」「歌が好き」と伝わる事はこの当時から今も変わらず。この人から「音」は切り離せない、それが強く伝わります。
その事ががより密接に伝わるであろう、小さなLIVEホールでのツアーやって欲しいなぁと切実に願います(どれだけ高くても絶対行きますから!!)。
これは以前から思ってることなんですが、JAZZのスタンダードナンバーでアルバムを是非作って欲しいです(今回解説にも書かれてのが、わが意を得たりでかなり嬉しかった)。物凄く雰囲気があり豊かな声で歌唱力もある。となったら、JAZZでじっくり聴かせ、魅せる方が良いじゃないかとこの5年近く思い続けてます。今のHIP-HOP系も良いですが、やはり「しっとり聴かせる」方向に行って欲しいので。
極東の一FANからのささやかな熱望でした。