2004年8月20日金曜日

新選組!のLoveシーンからあれやこれや

 32話の可愛らしさ駄々漏れの「明智と太閤の関係についての考察(違)」@浮舟の場面は、私のドラマ史上最高のLoveシーンだとここに宣言します(ドラマを全く見ない人間に宣言されてもな)。

 29話のおまさ&左之や、つねちゃん&勇夫婦も捨てがたいのです(つね・勇夫婦の愛らしさったら、ガラスケースに入れて永久保存しちゃいたい位です)が、やはり明里&山南には一歩及びません。あの表情と手・目だけで、「濡場」と言えそうな艶と甘酸っぱさ。そして、それとは間逆にある筈の「瑞々しさ・初々しさ」とそして無いはずの未来まで感じさせるって??。ホント、Kissシーンや露骨なベットシーンだけが「濡場」では無いと、改めて思いました。

 ところで、三谷の描くLoveシーン(って本当に数少ないですが)は、綺麗だなと思います。例えば、『王様のレストラン』で静と千石が理想のレストランについて語る場面。何気ない会話なんだけど底辺にある互いへの愛情とか尊敬とか照れが漂って、何度見ても切なくてドキドキします。

 そうか三谷って、人が夢を物語る時の照れや無様さ、儚さ優しさ哀しさ、そしてそこはかとなく漂う可笑しみなんかを、巧く物語として昇華してるんじゃないか?!とハタ思いつきました。
もしかして、「笑いの大学」や「彦馬が行く」の本質はそこだったのか?!(と今更ながら思いつくあたり駄目駄目です)