2004年8月23日月曜日

新選組!33話【友の死】雑感1

 出来るだけ時系列に沿った感想を、思いつくままに。

 ・アクシデントがあり総合しか見れてないので、記憶違いの部分多々あると思いますが、ご了承くださいませm(_)m
 ・文章中の「彼」は山南さん&堺さんです。

 ○明里との道行き
・水仙畑の二人が幸せなのに儚くて、まるで一服の水彩画を見てるかの様でした。
・明里の明るさがどれだけ救いそして、光になったのか...最後に出会ったのが彼女で本当に良かった。
・水仙と菜の花の違いは、もしかしたら山南さんと明里の違いかもしれません。
・水仙は菜の花の力強さを美しく思い、その美しさに力強さ思い、そして請う。菜の花は、水仙の佇まいの美しさを憧れ、繊細さ不器用さに思いを寄せる。そんな関係なのかもしれません。
・博学だわこの人、と改めて吃驚。 弱点は「算術」だけですか?(笑)
・明里の「あわてんぼやな」の声が優しくて。
・急く事を責めるのではなく、「のんびり行かへん?」と手を広げられてる感じすらしました。
・今まで「志」なり「歴史の表舞台に出る」事を支えに寄り道すらしなかったであろう彼にとって、寄り道を許された。そのことが嬉しかったのじゃないかと、あの穏やかな笑顔を見て感じました。
・実際は明里に「許された」のではなく、己が許したし、許せる余裕や広さは己の中にある筈。だけれど、彼はそれに気づかなかったような気がします。
・明里の「お腹減った」を受けた彼の表情が「仕様が無い人」って感じにも関らず、今までに無く慈愛に満ちてて、あぁ満たされてるんだと。

○茶店での遣り取り
・お団子を分け合う二人を包んでる空気が、穏やかで優しくて暖かくて、長い間連れ添った夫婦のようでした。
・ただ、ふっと芹沢・お梅の紅葉狩を思い出しました。あそこまで退廃的では無いけれど、儚くて。
・明里にあって彼に無いこと。それは柔軟な感性・発想。だから、あの二人が居ると相互に補完しあって美しいのかと思ったり。
・明里との関係の中で、感情とか日常の些細な事を「受け入れること」「受け入れられること」の豊かさ、温もりを感じたんじゃなかろうか…それまでは、「意見」として受容することはあっても、気持ちは受容してこなったんじゃ無いかと思ったり。
・「良かった。先生におしえられることがあって」って...明里の存在そのものに彼は教えられてるのに。
・僅かながらも彼等が夢見た「つましい二人の生活」は、確かに在った。

○沖田を見つける
・沖田を見つけ、自ら声を掛けるまでの僅かな時間。思い悩む表情が、何て言うんだろうすっきりと悟った表情に変わる瞬間に、彼が本来持っている強さを感じました。
・沖田の馬上での表情が痛々しくって切なくて。
・全身から「何で?」「やっぱり」「見てないから知らないから」といった様々な色合いの感情が噴出していて、藤原君の素晴らしさに溜息です。
・若干前後しますが、近藤・沖田の場面。
 香取 本当に近藤になったよね…受容も納得もしてないのに、思いだけを汲んでくれと沖田に伝える場面は辛かったです。そして、近藤の言葉を理解し、徐々に笑顔に成っていく沖田(藤原)が凄い。この子は、本当に穢れが無いんだとすら思いました。
・「沖田君。ここだ」 久し振りに迷いの無い声を聞いた気がしました。
・「何で」と沖田の声。藤原君の凄さは、言葉が揺らぐこと。声にも表情があることだと改めて。
・語尾が沖田は揺らいでる。そこに怒りと哀しさがある。けど、彼の声は一切迷いが無く穏やかで。
 そして、視線すらこの二人は対照的でした。沖田は本当に戸惑って揺らいで定まらない。対して彼は真っ直ぐ沖田なり沖田が来た意味を見つめてる。沖田もその視線を受け止めてる様が良く解る場面でした。

まだ続きます。(まだOP前だよ。どうしよう…)