2005年4月13日水曜日

『Destiny's Child Fulfilled And Lovin'it Tour』in Osaka

 4/11に行ってきました、DC LIVE@Osaka!!

 久しぶりの『旬』なアーティストのLive。楽しく魅力満載で、尚且つ歌って踊れてと、ありとあらゆる意味で大満足なLiveでした(^^)。そして『旬』って良いな(って・・・)をヒシヒシと感じたLIVEでもありました。
 勿論、音楽(Setlist&声)も文句無しに素晴らしくて、終演後は「いや~良いLiveだった。幸せな時間を過ごせた」とにんまりしつつ満足な呟きをもらす程でした
 詳細なレビュ等々は公式やFAN、音楽サイトで出てくると思いますので、相変わらず無駄に長い雑感です。

 今回の席はスタンド席でステージに向って右側前方通路側と可も無く不可も無い場所(流石ウドーで取れた席だ、と妙に納得する場所/笑)。この席からは流石に肉眼で彼女達の表情とかは見えませんでしたが、ダンス・動きや衣装なんかは十分に楽しむことができました。ただ、彼女たちに「左(右・中央)側の人たち歌って!!」と煽られた時には「この場所は一体何処になるんだろうか?!」と妙な戸惑いを感じた場所でもありました(^^;;が、結局「どこでもいいわ。叫ぼう!!」と割り切って叫び&歌いたおしてましたので、どうでもいいと言えばいいんですが(笑)

 さて、Live開始前のお楽しみ、客層チェック(って・・・何?!)。
 予想通り、10代後半~30代前半の女性同士が多い感じがしました。服装はこれまた予想通りで、デニム姿が大半を占めTOPは肩なんかを見せる感で、かなりお洒落な感じな方が多かった様に思います。眺めつつ、こんな組み合わせ方もあるんや~等々勉強させていただいておりました(笑)。また皆さん細くて、肌見せな感じでも決して嫌らしい感じがしなかったのが、う~んDCって感じやね~と妙に納得しておりました(こんな納得って^^;;)。

 さて本題のLiveですが(前置きが長くてすみません)、開演予定時刻が過ぎ期待が高まる中、約20分遅れで始まりました。客電が落ちた瞬間の会場の歓声と言ったら、それだけで楽しくなる程のモノでした。DCがステージに姿を見せた瞬間、大阪城Hは彼女たちの声と音楽とリズムに満たされました。
 ホント、最初から飛ばしてくれました!!

 OPが『 Say My Name 』だったのがホント嬉しいやら楽しいやらで、流れてくるIntroからすっかり彼女達のペースというか勢いに巧く乗せてもらえました。その後はHIT曲の連続でして、まさかこれも聞かせてくれるとは!と嬉しい驚きの連続で、夢中になって踊り歌いまくっておりました(自分の年齢考えれ・・・)。
 『Independent Woman Part I』では煽られるまま腕を振り上げ、「I bought it」の部分を思い存分歌い叫び、画面に「チャーリーズ・エンジェル」らしき炎が映れば「おぉぉやるなDC!!」と意味不明な感嘆をもらし(笑)、『No, No, No』 ではコーラス部分を合唱し(大画面にちゃんと歌う部分が出てくるのが何とも嬉しい)、『Bug A Boo』では体をリズムに任せるまま動かし、『Bills Bills Bills』では画面に表示される歌詞を気持ちよく合唱し、『Bootylicious』は会場全体がダンスフロア的なノリで盛り上がりってるのを楽しみながらも、彼女達の動きを堪能し、『Jumpin Jumpin』が流れたらもう体を動かすしかなく(流石にスタンド席では怖くてジャンプできませんでした/^^;;)と。このHIT曲の流れは最高に気持ちよかった!!
 また、言わずもがなですが、彼女達のHIT曲はノリが良くキャッチーな曲が多い為、会場が大盛り上がりしてるのが楽しくて、久しぶりに会場との一体感を味わいました(笑)

 一息ついて最新アルバムから『Soldier』が流れると、DC格好良い!!としか言いようが無いくらい魅せてもらいました。切れのあるダンスといい迫力在る歌声といい、文句のつけようがこざいませんです(満足)

 それが終わると、各人のソロ。
 先ずはKellyの『Dilemma』。登場する際に「Hirosima!」と間違ったのはご愛嬌ってことで(笑)。その後直ぐに「Osaka!!」と連呼してくれたので十分満足でございます。
 彼女のステージも素晴らしかったです。元々彼女の声が好きなのでソロが聞けただけで十分満足なんですが、何よりKellyの落ち着いた雰囲気が味わえたのが嬉しかった。会場の盛り上げ方も大仰でなく、煽る様子も地に足の着いた感じがしました(何のことやら)。
 そして、やはり少し低音気味で色気のある声は絶品としか言いようが無く。その声が舞台中を動いても切れる事が無く、そのスタミナとパワー、実力には正直驚きました(流石プロ・・・・)。

 次がMichelleの『Do You Know』。彼女がロングドレスを纏って現れた瞬間、それまで会場にあったダンスフロア的な雰囲気が変わり、どちらかといえばしっとりと柔らかな感じになりました。それほど繊細で優美な雰囲気のする曲でした。FANの方なら周知の事かもしれませんが、私はこのステージで彼女の声が持つ清廉さを始めて知りました。特に高音の透明さってば!!!好きです。

 そして真打Beyonceの登場です(笑)
 やはり彼女の華やかで圧倒的な存在感には息を呑むほどでした。ソロアルバムから2曲、『Baby Boy』と『Naughty Girl』を歌ったんですが、「魅せられた」の一言です。目は彼女の姿を追い続け、耳は彼女の声だけに傾けると表現したくなるほど吸引力を感じました。良い意味での勢いやパワーをもの凄く感じ、その勢いなんかを確実に楽しみながら掌握しコントロールできるだけの実力もちゃんと持ち合わせてる事を改めて感じました。凄い20代だと・・・また、それだけの説得力や力強さを感じたさせるステージでもありました。
ところで、恐らくこの時にBeyonceが白いミニドレスでパラソルをさして現れたと記憶してるんです(やたら可愛かった^^)。で、その衣装で男性ダンサーに抱えあげられ真っ白いヒールを履かせてもらうという演出を見て思ったのが、「女王様や・・・」でした(笑)。なんか、履かされ慣れてるような雰囲気といい、ぶれない力強い視線といい、自信に満ちた雰囲気が美しく感じたんですよね。それほどインパクトがあった演出でした(笑)

 そして3人に戻り、最新アルバムから『Cater 2 U』、『Girl』、『Free』、『IF』途中Beyonceのソロ『Me, Myself And I』を挟み、『Through With Love』とスローテンポの曲中心のステージ。
 このLiveは恐らくダンスフロア(って言うんですかね?もしかしてクラブって言うのか??/笑)をイメージしてるんだろうなと思ってたので、スローテンポの曲が掛かる度に彼女達から「スローテンポのダンスで」という感じの呼びかけをしてくれるのを聞いて、我が意を得た気分がして嬉しくなったり、また観客を置いてけぼりにしない彼女達の姿に触れられたのが幸せだったりでした。

 しかし、スローと言っても、会場との一体感はなくなることは無く(特に『Girl』のコーラス部分を歌う楽しさったら、ありませんでした)。そして、彼女達の声とハーモニー、歌の魅力をこれでもかと見せ付けられ、また3人が楽しそうに親しそうに歌ってる姿は、ホント絶品でした。特にBeyonceがやたらKellyの傍に寄って行く様子には微笑を誘われ、「姉妹みたいやな。Beyonceが姉ちゃんっ子な妹に見えるって、可愛いやん」とか「そうかKellyがDCの要なんやな~」とか「うわぁ。3人とも楽しそう」とかなお馬鹿な感想しか出ませんでしたです(^^;;
 また、『IF』でのアカペラは「Live来れて良かった(涙)」なほど感動モノでございました。やっぱ、本物の実力と言うか力強さと言うか楽しさと言うかを思いっきり見せてもらった気がします。

 で、Michelle(だと思う・・・)がBeyonceに「ここからはあなたのソロ」的な語りかけをして、またもや真打Beyonceのソロステージに。先ずは『Dangerously In Love 2』。その後待ってました!!なイントロが流れ『Crazy In Love』が始まった時には、会場割れんばかりの歓声でございました(笑)いや~格好良かったです、曲もダンスもBeyonceも。

 ソロが終わり、始まったのが『Lose My Breath』。この曲もやはり会場大盛り上がりでございました。
 その後、彼女達が去りスクリーンには「2:00」の数字が現れ、アンコールへのカウント・ダウンが始まりまったんですが、その数字が「1:02」まで来たところで一旦「2:00」に戻ったときに会場から沸き起こったのが当然ながらブーイング(笑)。そんなアクシデントもLiveならではだと思うので、楽しんでブーイングさせていただきました(笑)

 そしてアンコールは『Survivor』!!!
 最後の最後にこの曲ですかっ!!と嬉しい疲労感と「やったるで!!」な気分で後腐れなく弾けさせていただきました(って一体/笑)。この曲はやっぱり拳を振り上げ、サビの部分を歌い叫ぶのがお約束かと思います(笑)。LiveVideo等々で見て以来やりたかったんで、十分満足でした。

 公演時間は1時間半と意外と短かったんですが、短さを感じさせない内容の濃い、大満足なLiveでございました。

 ただ、これは大阪城Hの欠点なのかもしれませんが、音響が兎にも角にも悪くて。特に高音が割れまくっておりましたです。また、演奏を大きくしすぎてるのか、彼女達の声が全く聞こえなくなった事も度々(特に開始後)あり、STINGの時から思う事なんですがちゃんと調整してるのか??と思わなくもなかったです(苦笑)

 で、もう一つ、愚痴めいたことで申し訳無いんですが。
 Live中、常にくっちゃべってる付近の席の女性の姿を見て、音楽(だけじゃないですが)が「消費」されるのってこういう状態なんだな、と実感しました。オリジナルアルバムじゃなく、コンピ版だけを手軽に聞いて今話題だから来てる、失礼ながらそんな感じを受けました。あぁ折角の音楽が勿体ないと。
 確かに「消費」する人達を多く巻き込むからこその「HIT」だったり、チャートの上位に食い込める、そういう現実は理解してます。そしてLiveをどう楽しむかなんかは勿論本人の自由だとも思います。しかし、どこかで納得できない私が居るのも事実です。
 私もかなりミーハーだと自覚してます(流行に飛びつくタイプだと思うし/苦笑)。けれど、Liveに足を運ぶ以上会場を盛り上げる責任は会場に足を運んだ私達全員にあると思うんです。そして、コアなファンの方も同じ場に居ると思うと、「この曲知らないし~退屈~」とか言っちゃ駄目だと思うんです(実際Mariahの時にそれを言われて少し悲しくなり腹が立った経験有/苦笑)。
 それって、何よりアーティストやスタッフの方に失礼じゃないのかと。折角の会場に来てるにも関わらず、終始のべつ幕無しに喋るんだったら、もっと好きで楽しめる人に場所譲りなさいな、とキツイ言い様かもしれもせんが思うんです。
 そして、知らない曲があっても場の雰囲気を読んでそれなりになさい、とも。ただ、そんな一般的な人から見たらイントロで何の曲か判って大騒ぎして、サビを合唱してる私は奇異に見えるんだろうな、というのは自覚してます(笑)。しかし、結構DC聞き込んでるのが今回のLiveではっきりしました、う~ん恐るべしDC(違)

 話し変わって、海外のアーティストのLiveに行く度に思うのは、「言葉の壁は厚い」です(笑)。恐らく英語圏なら確実に盛り上がるであろう煽りが、いまひとつ伝わらなかったりするのがもどかしいやら、悔しいやら、ある意味日本的で楽しかったりです。やっぱ頑張って勉強しようと行く度に思うんですが、喉下過ぎればの例えどおりなのがどうしようもありませんです(^^;;

さぁ今月末は相方が楽しみにしてるブライアン・アダムスです!!
頑張って予習しよう(笑)