2005年3月28日月曜日

『新選組!スペシャル』DVD

 やってきました『組!』DVD第2弾。第一集が半ば(届いた時点で12話でした^^;;)なのにどうしよう、録り溜めてるWowow&BS-2の劇場中継も全く見て無いし、と変に気持ちが焦った週末。

 Amazon様の封筒を開けて、パッケージと対面した瞬間思ったことはただ一つ「NHK一体どうした?!このちょっとこの洒落たパッケージは一体何?!」でした(笑)。だって、今までの大河総集編のパッケージを見る限りでは、スペシャル編には全く期待できなかったんですよ(『組!』DVDの各集分のパッケージ的なモノを想像しておりました)。なのに、これまでとはあまりに違いすぎたので・・・。こうなんていうんですか、BOXの造作も色もタイトルの浮出し加工も「NHKだってやれば出来るんだ!!」という意気込みが感じられるものだったんですもの。まずそれだけで幸せになりまして、同封されてる三谷氏の解説を拝見して更に幸せになり、DVDの色合いに驚き(なんてお洒落な!!)、この作品がますます愛おしくなりました。

 パッケージだけで此処まで「やれば出来るやんNHKっ」と言う、何様な感想を強く抱かせていたけたのは、ホントいろんな意味で驚きでした(笑)

 パッケージはさて置き、本題なDVD感想。

 正直、第一集を見終えてから見ようか、どうしようか散々逡巡したものの、結局誘惑に負け「特典映像」だけ鑑賞いたしました(意志の弱さ露呈しまくりです)。
 
 以下ネタバレありの感想です。

 メインであろう『どんとこい!? 新選組!-隊士座談会-』(別称:試衛館メンバー公開宴会/微妙に違)の全体的な感想を最初に。
 年末に放映された「2004あなたのアンコール『どんとこい! 新選組!-隊士座談会-』」を残しておいて良かったとも、NHKって太っ腹とも思う内容でございました。
 その理由は、DVDには年末に放映された内容と重なる部分が予想以上に少なかったんですよ!!。けれど、私としては美味しかった(例:京香姉さんからのチョコ争奪戦一人勝な藤原君ネタ、とか、三谷さんの山本香取への「結婚すれば」発言のあとのメンバーの反応とか、香取君のリアクションとか堺さんの山本土方への言葉とかとか)箇所が軒並み編集されてたんですよ、そこが勿体なかったというか、アンコールを残しておいて良かったと思う部分でした。

 ただ、特典映像としては申し分ない『どんとこい!?』でした。ここまで見せていいのか?!とか、これを特典映像にするNHKって凄いよ・・・と思う程。段だら来てるスタッフがしっかり写ってたり、スタッフの笑い声も入ってるし、ゲストな剛州さんとか吉弥さんとか熊面さんとかが酔ってるのは判るし、メイン隊士の酔いっぷりも薄っすら見えるし(堺さんがちょっと「人生捨て系」になってる様な気がしつつ/笑)、OPから皆おかしいし(笑)。
 兎にも角にも「有難うNHK!!」とか「誰か一人がダメだって言ったらこれは世に出なかったんだよね・・・良くぞ了承してくださった!!」とか「現場の楽しい雰囲気を私たちにも見せて、味わわせてくれて有難うございます」といった感謝の思いで溢れる特典映像でした。

 次に細かな部分での感想です。
・のっけから、藤原君自ら「トップレーサー」宣言に「こいつは~^^;;」と大笑いし、そして例のカップル三組な映像を総天然色で見せたNHKの太っ腹加減に驚きました(やっぱり中央に座しておられる一組は雰囲気が絶対に違う^^;;)。
・司会者を自ら買って出たという藤原君発言には、あれ?三谷さんご指名なんじゃなかったけ?!と古い記憶を引っ張り出してみたり。
・剛州さんはあの時間だけかいっ!と画面に向かって突っ込んでみる。
・吉弥さんの私服、監察方としてはちょっと派手だけど普通に大丈夫!!でした。そして、山崎再登場時のお話に、心震わされました。吉弥さんが感じられた思いも然ることながら、役者の凄さとか役と役者が一体化してる感じがこう伝わってきたんです。
・香取君に小声で「斬ってみよう」と囁く山本君(笑)。香取君じゃないけど一体何がしたかった(伝えたかった)んだ?!
・殺し文句「待たせたな」のカメラを探す山本君って。可愛いのかお馬鹿なのか、やっぱり役者なのか判らないけれど、男前なのは流石です。
・堺さんが語るハムレット藤原沖田な様子を想像しかなり受け、その姿を見られてたことに今更ながら驚く藤原君が可愛らしかったり、またその発言を受けて怒る「熱き山本土方」発言にやっぱり「こいつは土方や~」と大笑いさせていただきました。つうか、他の芝居の練習をしてる藤原君を暖かく見守る堺さんと、それを聞いて速攻教育的指導を行う山本君って、ホント大河の沖田・山南・土方の関係まんまだよ~と改めて凄い事だと思った次第です。
・やっぱり出まくる香取君の「超ウザイ」発言。またそれを聞いて顔を見合わせて笑ってるのが堺さんと藤原君なんだよね・・・彼らの仲良しっぷりを垣間見させていただきました(満足)
・熱い男、山本君のHP書込み発言に思わず「書込みした掲示板は何所や!!」と思ったのは内緒です(笑)
・えっと・・・あの切腹場面に皆さんのコメントが「腹筋が甲虫」話なのはホント如何なものか(笑)。正直笑っていいのかどうなのか非常に複雑なりましたよ・・・・(NHK編集考えて欲しかったよ・・・)
・焼肉屋での山本君の行動には、微笑ましいモノがありましたが。それでも君は一体・・・と思わなくも無く(笑)
・三谷さんが混じってからは、更に纏まりが感じられて。脚本家と役者・スタッフとの関係は良かったんだな、と感じた次第です。
・それでも香取君の〆の言葉に、最終話の香取近藤の姿を思い出しまして。彼は近藤勇としては最後まで泣くことはなかった、それを知ってるが故に香取君の言葉が胸に響き、またそれが香取近藤が全うしたこの一年のすべてを物語ってたんだと、何故か判りませんがただただ涙が出てきました。何なのかな・・・この感情って・・・

みんな大好きっ!!有難う!!
と改めて思わせてくれる、そんな特典映像でした。