2005年3月30日水曜日

怒涛の北海道旅行 最終日

 最終日の行程は、登別地獄谷→支笏湖→空港。行程だけを見る、車で移動しただけの一日だったと、改めて感じます。

 早朝1時間近く露天風呂に入り、しっかり目を覚まし迎えた3日目。
 義父母と同室だったにも関わらず、ぐっすり寝入っていたようで(明方近くお風呂に行った義母に「一緒に行こうと思ったけど、ぐっすり寝てたし起さへんかったわ」と言われた程/^^;;)、体も頭もすっきり爽やかな状態でした。
 また、朝食時間や出発時間を少々遅めに設定しており、気持ち的にゆっくりできたのはとても有難かったです(部屋露天で最後の最後までしつこく足湯を堪能してました)。

 朝食後各自荷物を整理し、一旦お宿をチェックアウト。車をお宿に置かせていただいまま、徒歩で向うは「地獄谷」。お宿から地獄谷までは徒歩10-15分とほど良い距離でした。

 地獄谷はそれはもう「奇観」としか言いようの無い景色でした。流れる川や山肌のあちこちで湯気が上がり、硫黄臭が立ちこめ、山肌は火山灰やかつての溶岩等々で形成されたのが判るほど、そしてそのの色合いは、緑や青、そして紅と美しくあるんですが、そこはかとなく違和感をも感じさせるものでした。
 といっても、2日目の昭和新山を眺めたときにも感じたんですが、こういった形で地球内部の熱を目の当たりにしたり、身近に感じる機会なんてそうそう無く(地震で感じることはあるんですが)、ただただ圧倒されるばかりでした。
 特に印象深かったのが間欠泉。ゴボゴボと湧き上がる湯量を眺めていると、しつこいようですが地球の持つ力の凄さを改めて思い知らされ、そして悠久の時を感じました。と同時に私達が「温泉!!温泉!」と喜んで騒げるのも、この地熱のお陰なんだと有難く思ったり、また地震や噴火といった力の源だと思うと空恐ろしく感じました。
 この地獄谷での時間は、私達が住む地球という大きな力の表と裏を、ほんの少し考えさせれた時間でもありました。

 そして、地獄谷からの帰りに温泉の中心街に立ち寄りお土産屋さんを見て周り、アイスクリームを食し(これでまた満腹になりました/^^;;)た後、登別を後にしました。
(余談ですが、地獄谷では相変わらず弟と相方に雪玉投げつけられてました/涙。折角友好の証として雪うさぎや雪ねずみ作ったって言うのに)

 次に向ったのは支笏湖。
 この日の昼食はSAで済ませ、支笏湖到着。洞爺湖でもそうだったんですが、人っ子一人居りませんでした(^^;。そして、見渡す限り雪、雪、雪な景色で、殆ど水墨画の世界。そんな中でも、勿論駐車し湖畔に降り立ちはしゃぎ、記念撮影や写生をする季節はずれな観光客一行。

 聞いて知ってはいたものの今回始めて車で走り、北海道の道はホント一直線なことに驚きました。そして、道の雰囲気が北ドイツに非常に良く似てることにも、一同驚いておりました(緯度が近いため木の種類なんかも似てるからなんでしょうが)。

 その後は、何所にも立ち寄らず空港に向いました。
 空港では、義父の我侭がまた発揮され(涙)少々切れそうになる一場面もあったり、最終的な土産品を買い(やっぱりマルセイのバターサンドは空港で買わなくちゃ!!!とばかりに六華亭商品を買いまくる、私と義母/笑)、自由行動だったはずなのに何故か皆同じ喫茶店に集まる不思議があったり(笑)と、かなり騒々しくも楽しい時間でした。

 帰りの飛行機は何事も無く飛び立ち、私達は無事関西に戻ってきたんですが、各家族が分かれる際があまりにも中途半端でしてねぇ。夕食を伊丹空港で取る予定にしてたんですが、到着口にあるのはそば屋のみで、結構混んでたんですよね。で、インフォメーションの女性に出発口のレストランを確認し、当然やってるもんとしてそちらに動いたんです(大荷物抱えながら)。そうしらた、なんと!!!20:00で全て閉店。思わず「おいおい聞いたときに考えて、伝えて欲しかったわ。何のためのインフォメーションやねんさ・・・」と愚痴っておりました。
 また到着口に舞い戻ったんですが(大荷物抱えて)、どうも義父母と相方・私各々が巧く意思疎通できておらず、相方と私は義父母達と一緒に夕食とるのかとらないのか判らい状況になっておりました。
 結果として、座席が足りず私達は其処で分かれることになったんですが、それが決定したのが混雑してる店内(苦笑)。そこで姉弟と分かれるという、何とも中途半端な分かれ方になった訳です。
 あまりにも中途半端だったのが気がかりで、結局彼らが義父母宅を離れる日にお見送りに行きました。

 終わりよければ、といった形にはならなかったものの(苦笑)、それでも十分楽しく満足できた旅行でした(いや多少の不足感はありますが、それは次回への持ち越しと言うことで/笑)。
 そして何より、彼らとの関係が少し深まったこと、義父母の役に立てたこと。そんな事が幸せで嬉しく感じました。

 さぁ次回彼らに会うのは来年彼らの町でらしいです(って勝手に相方が約束してた^^;;)。その時は、どうやらマイセンに連れて行ってくれるようなのでお小遣い溜めなくては!!!

 ここまで読んでくださった方、有難うございました。
また、今後北海道に行かれる方にとっては何の役にも立たない「旅行記」で・・・本当に申し訳ありません。