2005年3月29日火曜日

怒涛の北海道旅行記 2日目

 2日目の行程は、小樽観光→定山渓経由洞爺湖→有珠山及び昭和新山見学→登別温泉泊。

 今旅程唯一の買い物スポットであった小樽は、ホント悔しい程時間が足りず、駆け足以上の速度で通り過ぎた感じな観光でした(涙)。楽しみにしていた硝子細工もゆっくり楽しめず、況や買い物なんぞは殆どできず、リベンジ小樽!!と堅く心に誓う事となりました。
 と言っても、必要最低限はしっかり回って色々買い物はしてたんですがね(^^;;

 当初は、北一硝子(三号館と五号館)でゆっくり硝子工芸吟味し買うはずだったんです。が運河見学から北一硝子三号館にたどり着くまでに、大方の時間を費やしまして北一ではバタバタと店内を歩き、ゆっくり吟味してる時間も買い物してる時間もありませんでした(涙)。その要因は、先ず第一に義父母&相方が買い物をそれほど好まないため、どちらかといえば記念写真撮影中心な行動になったこと(最終的に運河で写生をしたい義父と別行動することになりました^^;)。
 次に姉弟がやたら色んなオブジェや看板、風景に引っ掛かりその都度足を止めて写真撮影してたことだと思います。本来、私自身もっとゆっくりのんびり観光する方が性に合ってるんです(恐らく普段の私なら小樽で丸一日費やしてますよ・・・)。が今回はギチギチの時間制限(12:30に小樽出発、実質3時間半の観光時間でした/涙)が設けられてた上、この地を逃すと「お土産」が買えない!!という変な焦りもあり、そうもゆっくりのんびりしてられない!!という思いに駆られてました。

 小樽運河で義父と別れ、先ず入ったのが大正硝子館。明治時代に建築された建物ということで趣のある外観、そしてどこか懐かしい感じがするお店です。店内もランプの灯りのような暖かい橙色の光、そして置かれている硝子たちの丸みを帯びた柔らかな形、そんなどこか暖かく懐かしく優しい感じがしました。また、硝子小物の年段も非常に手頃でお土産を買うなら此処が以外にお勧めかもしれません。
 ここでの購入品は、私が母への土産としてクラッシクな風合いのイアリングを、姉が来日前に「本物の桜ってどんなの?!」と言っていた8歳の姪っ子への土産として桜の形をした箸置です。この桜の箸置きなんですが、色合いといいまろみを帯びた形といいとても愛らしいものでした。

 そこから気持ちは一途「北一硝子」へ、なんですがそこからがこれまた長かった(笑)。道の両脇には見たい行きたいお店が立ち並び、姉弟を引き寄せる風景やオブジェも並んでる。しかも、蟹汁やほくほくじゃがバターなんかも道で売ってるしと誘惑だらけの道筋(笑)。
 蟹汁に引っかかったのは、すみません私です(^^;;。だって、美味しそうだったんですもの~それに本場の蟹汁なんて此処じゃなきゃ味わえないだろうし、1杯200円とお手頃だったし、と時間を気にしつつ同行者全員に気遣ってほとほと疲れ果て、挙句の私の行動に薄っすら呆れる相方に必死で言い訳しておりました。
 が、1杯を5人で戴いても十分な量で、同行者全員満足いたしましたとさ。良かった良かったです(笑)。しかも、何時の間にやら義母はほくほくじゃがバター買ってまして、それも皆で分けて戴いたんですが、これもホント美味しくて。北海道に来たらやっぱり蟹とじゃがバター食べなきゃね~と、義母と二人顔を見合わせにんまりしておりました。

 そこうしてる内に義父との待ち合わせ時刻が刻々と迫り、焦る相方と私。そんな中漸く北一硝子に辿りついたんですが、店内は人で溢れかえり、時間も無くホントバタバタと店内を見るだけで終わりました。北一硝子はかなり有名みたいで人が溢れかえっておりまして、迂闊な私が人や売り物にぶち当たってしまわないかとかなりヒヤヒヤしてしまうほどでした。
 こちらは、大正硝子とは少し異なり、形も色合いも繊細で美しい品物が数多くあり、それらを眺めているだけで十分幸せになれる空間だったと思います。ホントに時間が無かったのが悔やまれます(しつこい)。少しお値段は高いかな??と感じました(^^;;。ただ、べらぼうに高いわけでは無く、自分の土産や大切な方へのお土産を買うには十分手頃だとは思います(私が探してたのが友人連のだったもので)。

 早々にお店を去り、向かうは南樽駅。が、その途中で路上試食のチョコレートにものの見事に捕まりました(笑)。この通り、六華亭美術館があるのは下調べしてたんですが(結局行けず仕舞いで指をくわえたまま前を通り過ぎました/笑)、捕まったのはLeTAO本店
 偶々お店の前でロイヤルモンターニュを配っておられまして、食してみたらこれがまっこと美味!!一口でこのチョコの虜になった一行は、店内に突入しお土産購入と相成りましたm(_)m

 そんな折相方に義父から、JR線で雪が落ちてきて線路を塞いだため全線不通になったとの電話があり緊急事態となりました。結局、私達はタクシーで、義父は小樽駅からバスでち合わせ場所である小樽築港駅まで移動することになりました。
 まさかこんな北の地でJR線事故と出会うとは、通勤電車だけでもうホント十分なんですが・・・と思った瞬間でございました(やれやれ)

 そして、ご一行はホテルに隣接してるアウトレットモールで甥っ子(姉弟の)のお土産等々購入に付き合い(私は衣類等の50-80%OFFに目移り心移りで、後ろ髪引かれる思いでございました・・・悔)、漸く小樽を後にしました。

 昼食はホテルで買ったパンとコーヒーを車内で食べるいう、これまた牧歌的というおうか家庭的なモノとなりました。

 定山渓を経由し、洞爺湖に着き一旦湖畔に降り立ちました。其処で出あったのがやたら人懐っこい猫(笑)。恐らく飼い猫で外出中だったんだろうけれど、全く人を恐れず擦り寄っては甘えてくる姿に思わず、「京都まで持って帰ってやろうか」と不穏な考えが浮かびました。

 小雨が降る中洞爺湖畔で一頻り写真を撮ったり、桟橋を歩いてみたり、雪に埋もれてみたり(私限定)とゆっくりした時間を過ごし、目指すは有珠山&昭和新山!!目指せ活火山!!でした。道中、姉弟に「あれは死火山」と説明し、すかさず姉に「煙が見えてるけど(笑)」と突っ込まれる一幕もあったり、己のお馬鹿さ加減を改めて思い知らされました。初めて間近で見る活火山。その力強さと地球が持っているエネルギーの大きさを目の当たりにし、言葉を無くしました。ただだた見上げ地球が持つ生命力や内部に抱えている熱の凄まじさを感じるだけでした。
 そしてその地熱の恩恵を受ける場所へ向かうのでした・・・

 高速を飛ばしやっと2泊目のお宿である登別温泉に到着。こちらのお部屋は、露天風呂付とこれまたちょっと贅沢をさせてもらいました。ただ、部屋が広いとの理由もあり義父母と同室(^^;;。少~し気遣いましたが、それはお互い様だし、何より義父母が本当に自然に扱って下さるのでそれほど神経を使わずに済みました(ただ・・・着替え時や部屋露天入浴時はかなり神経使いましたが・・・普段かなり大雑把なので^^;;)。
 お夕食は会席。姉のお誕生日だったのでお誕生祝いも兼ねての食事と相成り、楽しい時間を過ごしました。

 さて、メインディシュの温泉は、これまた最高でございましたm(_)m
 お宿には硫黄泉と鉄鉱泉、子宝の湯と3種類のお湯がありましたが、どれも非常にお湯の力が強くて、芯から温まる(熱くなるに近い)お湯でした。そして、やはり露天はこれまた最高で!!雨の中の露天入浴となりましたが、それはそれで非常に趣があり心地よい時間を過ごすことができました。

 当然の事ながら義母&姉と一緒に温泉に入ったんです。最初はこうなんか色々気恥ずかしかったり、何をどうやって説明しようとか、出るタイミングはどっちに合わせたらいいのか悩んだりと色々なものがありました(笑)が、一旦入ってしまえばお互い自由な時間を過ごし、姉にもそれなりに楽しんでもらえたようでした。
 二度目の湯上り時間は、姉と二人っきりで相方&弟が出てくるのを待つという、なんとも楽しいのか辛いのか判らない時間を過ごすことになりました(笑)。ちょっとだけ長い時間を二人で色々(なんとか)話をしてたのがやっぱり楽しかったな、と思うんです。そして、待ち人が出てくるのを驚かそうとする私を楽しそうに面白そうに、見てくれる姉に親近感が更に増し・・・ホントいい時間を過ごさせてもらったなと思います。

 お風呂を上がった後、ビールとワインを抱えて姉弟の部屋にお邪魔し酒宴となりました(笑)。私は大人しく烏龍茶で過ごしてたんですが、それでも1時間くらいは4人であれやこれや喋ってたと思います。つうか・・・・禄に喋れないのに度胸と辞書を共にコミュニケーションが図れるって、ホント素晴らしいなと思いました。

そんなこんなで怒涛の北海道の二日目が更けていきました・・・

3日目へ続く(みたいです^^;;)