2004年9月5日日曜日

『ヴァン・ヘルシング』感想

 『ヴァン・ヘルシング(字幕)』、タイトルバックは本当に秀逸でした。

 映像は美しかったです。CG処理も巧かったし(アズガバンの浮き具合ってやはり…)。ディビット・ウェンハムが可愛かったし、ドラキュラ伯爵の色っぽさと怪しさにはうっとりしました。フランケンシュタインの役割も良かったな。
 話は纏める事ができません。これって、絶対続編作る気なんですよね…(^^;;

 以下ネタバレ雑感

 話はある意味支離滅裂というか、なんというか「色んな要素入れたらこうなりました」って感じでした(苦笑)。なので、ストーリーに関しては取り立てて感想は無いです(映画感想としては間違ってると思いますが)。しかし、1回はキスシーン入れなくちゃいけないんですかね?ハリウッド映画って…余りにも突飛な場面に苦笑してました。

 話はさて置き、キャラクターには突っ込み多しな映画でした。
 主役のヴァン・ヘルシング@ヒュー・ジャックマン。
 また、失った記憶を探す役ですかいと。しかも狼男で爪を研ぐ役ですか……あなたはヴァルバリン@X-MANですかい…と観客に思わせた時点で駄目でしょうよ(泣笑)。思わず、これにプロフェサーとマグニート出てきてもおかしく無いよとまで思いました。そうか、バチカンの僧侶にパトリック・スチュワート氏を、ドラキュラ伯爵にサー・イアンを配役すればk(以下間違った発想のため略)。行動にも、矢には初めから聖水つけとけよ…とか矛盾点多い方でした。

 半聖半俗で自称天才な修道僧カール@ディビット・ウェンハム
 この映画実、彼を見るためだけに行ったと言っても過言ではありません。指輪物語でファラミアを演じた彼。今回の役はまるっきり雰囲気が変わって、コメディーリリーフな役柄で可愛かったです。終始オドオドしつつも、妙に肝の据わってる様子や、ヴァンとアナに巻き込まれてく様子が非常に私のツボに入りました(笑)。今後は幅のある役者さんになっていくんだろうな…と感心しました(指輪役者故の贔屓目入りまくりだと思いますが/^^;;)。

 ドラキュラ伯爵と花嫁達
 迷いのない悪役で、非常に色っぽかったです。特に仮装舞踏会の場面が、退廃的で美しくドラキュラ伯爵の魅力満載でした。花嫁のキレ方も潔く、良いもの見せて貰ったって感じです。
 相方曰く「(U2の)ボノにそっくりやったな。妖しい動きとか」だそうです(笑)

この映画に関してはこれくらいかな…。デートとかで観るには良い映画だと思いました。