2004年9月5日日曜日

葉月の映画

 先月は気がつけば、『KING ARTHR(吹替)』、『シュレック2(字幕)』、『グランブルー(吹替)』の3本を鑑賞してました(^^;;

 ○KING ARTHR(吹替)
 同行したのが母だったので、気を遣った記憶しかありません(苦笑)。
 映画そのものは、好きな分野だったのでそれなりに楽しめました。キャラクターも割合きっちり作り込まれてたり、話にもそれほど違和感がなかったかな…と思います。ただ、記憶に残る映画かと聞かれると、正直「…??」です(苦笑)。
 役者では男優陣より、紅一点のグィネビア役のキーラ・ナイトレイが傑出して良かったです。久々に綺麗で凛々しい女優さんをスクリーンで観たって感じで、それだけで満足でした☆
 日本語吹替ではなくもう一度字幕で観てたら、印象変わったのかもな……とそれだけは悔いが残ってます。

○シュレック2
 文句なしに面白かった映画でした。
 キャラクター造形はそれほど好きでは無いのですが、話がもう。おとぎ話をあそこまでパロってくれるだけで充分楽しいのに、最後にあの曲(リッキー・マーティンの出世曲)を演りますかっと、手抜きのない作りに完敗です(笑)。『1』は反ディズニーアニメを意識してるのが見えすぎて、引く部分もあったんですが、今回はそれも見えなくなり(1の興行成績がディズニー以上だったって事で力抜けたんでしょうね。それに最近のディズニーアニメはピクサー制作分以外は不振のようですし)、そう言った部分でも観やすかったなと思います。
 そして何より、長靴をはいた猫@ジョージ・クルーニが最高にツボでした(笑)。見かけが充分卑怯なくらい愛らしいのに、台詞や行動がまた卑怯なくらい可愛らしい。思わずお持ち帰りしたくなりました(ヲイ)
 相変わらずの台詞の掛け合いも健在で(ドンキーの妙な突っ込み&呆け最高です)、見終わってすっきりした映画でした。

○グラン・ブルー(吹替)
 東宝系のみの上映で、上映期間も1週間な映画。内容は、海洋生物の生態を追いかけたBBC制作のドキュメンタリーで、音楽はウィーン・フィル管弦楽団とこれまた格調高い映画でした。
 予告を見た私が異様に行きたがり(海洋生物好きです/笑)、ドキュメンタリー及びクラッシック好きな相方を口説き落としてまで見に行った映画でした。
 なんですが、正直眠かったです(泣)。『NHKスペシャル』のやたら眠い版(『Nスペ』って面白いのとそうじゃない時との格差が激しいと思いませんか?)を2本続けて見た感じの眠たさでした。その原因は、目新しい映像や説明は殆ど無く(大概NHKの『地球大紀行』とか、『Nスペ』で既出)、対象生物の数が多い分纏まりに欠け、視点が定まらないという『Nスペ』の最悪パターンに近い感触だったことかと。また、重厚な楽曲も眠気に拍車を掛けただけのような…。とはいえ、迫力のある映像を大画面で見る事ができたのは、良かったなと思います。
 けど、「ここで寝たら知的じゃ無いと思われるわ!」という訳のわかない強迫観念に取り憑かれて最後まで見た気がしてます。

 無いように関して納得できなかったのは、シャチの描かれようでした。あの映画を見たお子様達はきっと「シャチって凶暴なんだ」としか思わないような気がします。鯨類(&海洋哺乳類)が好きな私にとって、それはかなり悔しい(; ;)シャチの狩りは頭脳戦なんだと、声を大にして言いたい気分に駆られました。

 鑑賞後相方と「うちら『Nスペ』とか見過ぎなんや。けどそう考えるとNHKって良い画像海外から買うてるんやな…凄いなNHK」と明後日の方向で感心することしきりでした(何かが間違ってると思います)。