2012年11月29日木曜日

ちゃんと伝わること。

某所にて11/29公開、12/22転記

  今日発売された、『別冊映画秘宝シャーロック・ホームズ映像読本 (洋泉社MOOK)』に目を通しながら、製作陣や役者が愛して大切にしてる作品って、ちゃんと見てる側にそれが届くんだなぁって思いました。


 『組!』も『LotR』(恐らく『ホビット』)もそうでしたが、製作陣が愛してる対象を丹念に丁寧に作って、それをちゃんと汲み取った役者陣がそれぞれの役を理解して愛して演じる。そのことは、ちゃんと見てる側にも伝わるんだと思います。そしてそういう作品は、見てる側が意識しなくとも受け取れる「何か」が強くある気がしてなりません。製作陣と役者の信頼関係とか、原作への並々ならぬ愛情とかが画面を通してもきちんと流れてくる。だから、熱狂的なファンが生ま れるんだろうし、映画から原作(『組!』の場合は歴史という対象物)にきちんと向き合えたり、原作を手にとって見たりして何度も楽しめるんだと思ったりします。

 そして、そういう作品と出会って好きになって、そこから色んな枝葉が伸びて、世界がゆっくりと少しずつだけど広がって、ちょっとだけ豊かになれる。それって物凄く幸せで嬉しいことなのかもしれないと改めて思いました。
 ただ、やっぱりシンドいぞ!(笑)身も心も時間も何もかも持っていかれるからねぇ。最後は体力勝負!な気分になるのは必然です。

 兎に角、大好きな作品や人が年々増えてくこの状況をどうにかしないといけないかもしれないけど、無理だろうなぁ(^^;;