2005年6月3日金曜日

保育士さん7話 と お魚屋さん8話

○出番の少なかった(涙)保育士さん

 今回主人公氏方面(視点)ばかりに集中している上、主人公氏だけがやたら格好良すぎるような気がして、どうにも腰が引けてしまったと言うか、何と言うか。

 ただ、石田法嗣君とその父君との絡みは、これまでの親子(家族)のどうしようもなく埋められない溝の広さや深さ、そして父子が感じてる「痛み」(違う種類で解りあえないだろうけれど)なんかが感じられて好きな場面です。特に石田君のバスの中での泣きの場面は、声を押し殺して膝を抱えてる分更に彼が感じたであろう。痛みや悔しさや悲しみや無力感、そして最後の絆を切られたが故に「自分で立つ」事を迫られた感があって・・・良かったな〜。

 また、原田さんの園長先生他大人組はこんなこと言っちゃ何ですが、「このドラマに出演されるなんて、心底勿体ない!!!」と思いました(酷)。だって、(以下脚本&主人公氏+ヒロインに対してかなり失礼な愚痴になるので略)。原田さんと主人公氏の場面なんかは、激情を理性で抑えながらも遣る瀬無さや強さを感じさせる原田さんに思わず見入ってしまいましたよ。

 廃園騒動に関してですが、職員会議は無かったのか??そこである程度の方向性を決めてから子供達に説明すべきじゃないのか?あんな事したら、子供らに傷を作りはしないか?不安を煽りはしないか、逸れによって痛みを深めはしないか?と色々疑問に感じてしまいました。
 そして、重箱の隅突くようで恐縮なんですが。
 主人公氏の着替え場面を見て逃げる女子(懐かしい響きだ/笑)連に晴海ちゃんが居た事に「何で??」と。前回、「とし君と結婚する」と言い切ったってことはそれだけの関係があったと思っておりました(下種の勘繰りとはこのこと^^;;)なので、あの反応に矛盾を感じたというのか、前回の挿話はもしかして主人公氏の為だけに必要だから作った挿話なのか??と思った次第です。

 元兄に関しては・・・えっと・・・・余りの時間の少なさなさに吃驚しつつも、カウチで足を投げ出して仮眠を取ってる姿や、お仕事してる姿や慇懃無礼に対応する姿があったので良しとしようかと思った次第です(よくわからない表現だ・・・)。
 しかしながら、「暴力とは相手を傷つけるだけでなく〜」って台詞は物凄く大事だと思うんですよ、ああいう 時だからこそちゃんと説明しなきゃならないと思います。なのにあんな風に扱われたら・・・(ブツブツ)

 次週は俊太君と元兄が並び立ってる場面が大層楽しみでございます(何かが違)。そしてこんな状態で保育士さんがフェードアウトしない事を祈るばかりです・・・・


○鮭で鰹信者のお魚屋さんと部下とシンメトリーだった「無能な(本人談)」な取締役

今回はっきりしたこと。
・お魚屋さんは鰹至上主義(って何?!)らしい(笑)
・無能な取締役さんはどうやら元喫煙者だった模様
・木10の主人公氏は月9の主人公氏よりどうやら巧いらしい(え)
・加納さん(いい加減役名覚えよう)はかなり卑怯者。
・夏には京極堂なヒルズ社長は肝の据わり方が格好良い。

 今回はヒルズ社長と主人公氏の攻防戦が兎に角楽しかったです。ああいう風に瞬時にいろんなこと判断したり、緊迫感のある作業風景とかは見てて面白いし、大好きです。あの場面だけは良いもの見たな〜とかなり満足しております(^^)
また、ヒルズ社長の凋落と主人公氏が大きな力に飲み込まれていく様の対照も好みでした。

 そんな中、加納さんに鰹パンチをしてみたり、魚屋の呼び込みで美声を聞かせてくれたり、主人公氏を殴ってみたりと大活躍なお魚屋さん。
 中でも必至の形相で鰹一本丸々ぶら下げて下駄で走って姿も然ることながら、その後の「何がなんだかわからなくなって、思わず鰹が出た」というような言訳めいた台詞が大層可笑しく可愛らしいかった。それ以上に、君の精神安定剤は「鰹」なのか??とか、鰹命なのか??とか鰹に対するその情熱は一体どこから??とか鰹の魚言葉もう一回検索してみようかな、とか「かつお」は強引だけれど「かっちゃん」と呼べるからなのか?!(何のことかさっぱり)、とかそんな事が頭の中でグルグル回っておりました(笑)
 そして、まり子の少し後ろをテコテコ着いて行くお魚屋さんの可愛らしい様子ったら!!あの鬼の副長とは別人ですよ!!流石役者。
で、加納さん・・・・可哀想にお魚で殴られるなんて(涙)

 来週はどうやらお魚屋さんがヒルズビルに行くようなので、もしかしたら某参謀と遭遇か??!と非常に僅かな期待に胸を膨らませてます。