2005年6月27日月曜日

お魚屋さん 最終回

 綺麗(強引?)に収まるところに収まった、若しくは一番据わりの言い形で終わった感のある木10最終回。

 最終回鑑賞後の感想は、このドラマは「高柳徹」の凋落と再生、成長そして友情を描いた物語だったんだ、でした(笑)。そして、タイトルでもある「ヒルズに恋」し続けたのは、主人公氏ではなく「高柳徹」であり、また彼個人の魅力(器)に惹かれて集まった七海女史他フロンティア幹部の面々のだったんだな〜と感じた最終回でありました。

 そういった意味では多少の齟齬やかなりのご都合主義的な展開等々はあったにせよ、ある程度の整合性は取れてたと思うし、ひねくれた見方をしつつも面白く見続けられたと個人的には満足してます。
(製作に携わった方たちには非常に失礼な言い草なのは重々承知しております_ _;;;;。ごめんなさい。)

 以下、鮪(2回目?)と鯛と相合傘なお魚屋さん、と多彩な顔を見せてくれたIT幹部中心の戯言です。

・宮沢君に対して、嫉妬の余り「鰹が出た」お魚屋さん・・・
 えっと、お魚が大切なんだよね??、なのに何故お魚を武器(違)にするのか!!そんな事したらせっかくの鰹が台無しじゃないか!!と思わず確認してみたくなりました(笑)
 けど、宮沢君もまさか鰹で殴られるとは想定外だったろうな・・・可哀想に(^^;;

・刺身とシーフードカレーの取り合わせって、どうよ。

・ごくごく自然に会話を交わしてるお魚屋さんとIT企業幹部。

・神谷さん+宮沢君は普通にコンビ芸として成立してると思います。まさかこんなドラマでこんな見事なコンビ芸が見られるとは、嬉しい限りでございます(何かが間違ってる)。
 宮沢君の突っ込みが、回を追うごとに容赦ないものになってるのが個人的なツボです(笑)。恐らく現場の雰囲気がそういう感じなんだろうな〜と微笑ましくなった次第。

・国際的なお仕事もできる事が発覚した、神谷さん。もっとこういう場面が見たかったんですが。今更言っても詮無きことだと思いつつ。

・逆プロポーズを受けるお魚屋さん。
 良かったね!!おめでとう!!と思わず拍手。この二人の関係をちゃんと清算してもらえたのが嬉しくてなりません。あぁきっと現場でもこの二人は愛されてたんだろうな〜と思いましたよ。
 まり子の言葉に思考が追いついていかず一瞬呆然とした後、柔らかそうな頬を自ら叩いて確認するお魚屋さんと、そのお魚屋さんの様子に「してやったり!!」的な表情のまり子が可愛らしくて、愛らしくてなりませんでした。

・ごくごく自然に居酒屋で「シャンパン」を頼む神谷さん
 場違いなんだけど、あの空気に良い意味で馴染みきってる神谷さんがなんかもう(笑)

・嬉しい報告をするお魚屋さんとふっとばされる元参謀
 この場面は大笑いいたしました。上ずった声で全身で喜びを表現してるお魚屋さんが可愛いやら、状況が呑み込めないにも関わらず一緒に喜んでる宮沢君が可笑しいやら、勢い余ったお魚屋さんに吹っ飛ばされる神谷さんが最高だわで、大笑いさせていただきました。
 で、神谷さんを引き上げた勢いで抱き合って、お魚屋さんの頭を撫でてる神谷さんと素直に撫でられてるお魚屋さんの様子が微笑ましくありました。
 が言わせてください・・・こんな副長と参謀を見る日がくるなんて!!かなり胸打たれました(馬鹿)

・新たな美人登場で舞上るお魚屋さんと牽制するまり子
 完璧に尻にしかれてますよ、お魚屋さんわ(笑)
 この二人はきっとこんな感じで変わることなく過ぎていくんだろうと、笑いながらもほっこりいたしました。

・落ち込み項垂れぼやく社長
 実は今回一番のツボだったのが、契約を断った後の高柳徹氏でした。
 皆怒るだろうなぁ とか なんであんなことしたのか・・・ とかの呟きも可笑しかったんですが、何よりも事務所の隅っこで項垂れて反省してたり、主人公氏に「仕事をしてください」と言われ素直に「はい」と答える高柳徹氏の様子には、大笑いさせていただきました。
 そして、そんな風に人間味を見せた元社長を温かく見守る下僕達(違)が、この人たちは高柳個人に惚れてるんだな〜としみじみ思えた場面でした。

・国際的な神谷さん
 谷章センセの「出来る男」っぷりにホント惚れ惚れいたしました。

・結婚式と二次会
 お魚屋さんがタキシードだよ!!と妙にドキドキ(Notときめき/笑)しておりました。
 で、お魚屋さんの魚薀蓄スピーチが切られていたことに大笑い。しかし、何を語ったのかが非常に気になってしかたない(^^;;

・5年後の皆さん
 みんな髪型が違うよ!!とか、これが巷で話題だった相々傘Tシャツなんだ!!とか大騒ぎして相方に冷たい目で見られました・・・。しかし、あのTシャツ特注だろうけれどよくまり子が許したな・・・と妙に感心しておりました。

・京極堂と高柳
 今回初めて堤さんのお芝居を拝見し、色んな表情を持っておられる上、柔軟な方だと感じました。
 特に最終話の高柳を見てひとりごちたのは「京極堂 はまるかも・・・」でした。何となくですが、映画を好意的に見れそうな要素が増えた気がしています。そういった意味でもこのドラマを見たことは良かったかもな〜と明後日の方向で思ってる次第です。

兎に角最後までいろんな意味で楽しませてもらえました。
(恐らく月9よりちゃんと「話」を見てた気がする^^;;)