2005年5月28日土曜日

保育士さん6話 と お魚屋さん7話+α

○大人な自覚を促す保育士さん

 今回の話、ベタだし結末は見えていたけれど何故か晴海母子の関係にじんときました。母親の後ろ姿を見て育った子が、母親が掴むことができなかった夢を求め縋りつつも、「冷たい」現実も理解してる。夢を見た後、取り巻く現実を受け入れた時の「何か」を捨てて、違った何かを見つけた母子の顔が大変印象的でした。

 また何かの本で読んだ「婚姻による階層の移動は少ない」(経済力や学歴が近い者同士が結婚する確率が高い。いわゆる『玉の輿』は極めて稀である)という、ある意味シビアな説を思い出した回でした(トシ君の「僕には将来がある」の言葉が余りにも如実に表現されてる気がして、その正直さに絶句しました^^;;)。

 だた、未成年の結婚騒動をもっと掘り下げて欲しかったと思います。何故彼女がああいう行動を取ったのか、母子関係がこじれてしまった背景とか、更に言えば園長を始めとする大人の逡巡や対応等を見せて欲しかったと思うのは・・・主人公氏の「選択」と絡まないから無理なお願いなんでしょうね(^^;;

さて、今週の保育士さん中心の雑感です。
・今週の最も素敵だった場面は、咳払いから始まり「大人の自覚、大人の言動、大人の行動でお願いします。」で終わった一連の場面かと思われます。主人公氏を見上げて「人格を否定」する場面の表情がもう凛々し可愛らしく(え)、声も大層凄味があり、何度もリピートいたしました(馬鹿)
・小雪の駆け落ち云々を受けた「あなたの経験上ですか?」って、昨年の夏頃駆け落ちなさったのは貴方じゃないのか?!と思わず突っ込みそうになり・・・(役だけじゃなく全てが違います)
 そして、「子ども達の様子が乱れてきてます。ここはビシッと締めておかないと」には、貴方はそんな環境に居場所を無くして、駆け落ちしたんじゃ???と全く明後日な呟きを漏らす始末。
・園長に何度も「トシ君です。トシ君」と教えてる少し呆れたようなそんな小声が大層好きです(何を今更)
・「男女関係は取り返しが付かないから」には、昨年もそんな事を心配しておられた方が居たよな・・・と遠い目をしてみたり
・その後の「一体どっちが正しいと思ってるんです」以降のやり取りに、それまでの浮遊感みたいなのが失せ、瞬間地面に思いっきり足を付いたような衝撃みたいなものを感じました。
・このドラマを見続けられてるのは、主人公氏が中心となって醸し出してる浮遊感が、元兄・園長・高島さんや松下さんの地に足の着いた感じで薄れるからだと思います(あのフワフワ感に免疫が無いのでどうにも・・・苦手です)。
・葵ちゃん達の「じろうどの〜」や俊太君の食事風景やらおトイレ我慢中の様子がやたら可愛いくて可愛くて仕方なかったです。彼らが一服の清涼材となってる昨今です(^-^)
・晴海と主人公氏の疑似結婚式は彼女が吹っ切るための儀式だと思うと、やっぱり切ない場面だったと思うんです。そして、儀式の相手に選んだのが「理解してくれる」大人だった事が、彼女の寂しさを表現してる気がしてなりませんでした。また、晴海ちゃんの主人公氏への対応や行動は(バスの中で膝の上に乗ったりした)、恐らく異性の親と接した時間が少ないからこその行動にも思えたので、嫌悪感は無かったです。
・このまま主人公氏に全員が感化されて「おとぎ話」的になって欲しくないな〜と思ったりします。

○I Love 築地なお魚屋さんとフォークをくわえたIT社員

 今回始めて「面白い」と思いました(ホント失礼な話です)。こちらのお魚屋さんの幼なじみ氏の心境の変化がとても興味深く思えました。どうやら次週はダークな方向に行くようでちょっと楽しみです。
 ただ、一つ気になって仕方なかったのが「〜取締役」という呼び方。
確かに役職を付けて呼びますが・・・ちょっと違和感を感じたもので(うちの会社がいい加減なだけかもしれないです^^;;)

・頬を撫でて照れ隠しに抓ってしまうまり子も確かに可愛い。ですがそれ以上に「りゅうたくん もうすぐつきますよ」(だっけ??)と言ってフラフラ歩いてるお魚屋さんの方が「超っ可愛いっ」と断言します。
・そうか・・・リュックには鰹の刺身が入ってたんですか。しかもそれを加納君(違)に差し出したんですね・・・なんて可愛いんだろう!!
・花言葉ならぬ「魚」言葉があるんだろうか?とふと思い、Googleで検索してみたら在りました、魚言葉(吃驚)。早速見てみたところ、鰹は5月21日の誕生魚で魚言葉は「小学校5年生」だそうです。う〜ん難しい(苦笑)
・今回は加納君(違)とまり子&お魚屋さんの関係にほろりときました。