2005年5月6日金曜日

強行突破な和歌山日帰り旅行。

 連休中、相方実家に一泊、その翌日に義母を連れ我実家に戻り、昨年より「ひよちゃん実家のわんこと会いたい!!」と切望しておられた義母のわんこ初対面を果たし(犬好きな義母なのでそれはそれは喜んでくださいました^^)、一応我が家にも来ていただき、また相方実家に引き返しました。
 それだけでも十分車を走らせていたのに、何を思ったのか突然に相方から「車で和歌山行こうか」と申し出があり、「和歌山か〜南紀白浜アドベンチャーワールドがあったよな?高校の卒業旅行以来だよなぁ」と何も考えず肯きました。

 が、相方実家で仮眠をとり、翌未明(2:00^^;;)に出発というなんとも過酷なスタートでした。しかも、義母にお弁当等々を準備してもらったりと、散々甘えまくり&迷惑掛けまくりの出立と相成りました(お義母さん本当に有難うでした!!)。
  
 一路、三重経由和歌山に向かいました。
 伊勢道を降りた後、国道47号線をひた走り、和歌山に入ったのは東の空がうっすらと明るくなり始めた4:00過ぎ。私はその時点で撃沈し約1時間半近く車内でぐーすか寝ておりました(^^;;。その間相方は、時折止まっては写真を撮りつつ延々運転し続けてました。車で動く時にはいつも思う事なんですが、相方の集中力というかしつこさ(え?)と言おうか、その粘り強さにはただただ感心します。

 その後も海岸線沿いを走り続け(私はちょこちょこ仮眠しつつ^^;;)、最初の目的地である『南紀白浜アドベンチャーワールド』に到着したのが、8:30(笑)。流石に開園してないだろうと思ってたんですが、GW中だった所為か、開園は7:30とのことで駐車場が既に1/5程埋まってる状態には、流石に吃驚しましたよ。
 ちなみに、相方はテーマ・パークといわれる場所が物凄く嫌いで、結婚以来初めてのテーマ・パーク訪問じゃなかろうかと思います。そのため、しぶしぶ付き合ってる感を漂わせておられました(--;;。

 次に驚いたのが入園料の高さ。大人一人3,500円って!!しかも、園内で何かしら楽しもうと思ったら別料金を払わなきゃならないシステムを見て更に唖然としました。いや、全く巧く出来てるやーね、全くと相方共々少々呆れておりました(これだからテーマ・パークを純粋に楽しめないんですが^^;;)。

 そして入園早々悔やまれたことがありました。どうやらイルカと一緒に泳げるイベントがあったんですよ。けれど、8:30入園時点で午前・午後の部とも完売御礼(違)でございました(T^T)。他にもあったイルカ関係のイベントは、軒並み完売御礼(だから違)と海獣好きな私にとっては指を咥える他無い状況でした(苦笑)。
 そんな悲しみを乗り越え(大袈裟な)、気を取り直して最初に向かったのが『ペンギン王国館』。

 ペンギン館といいつつ、最初に出会ったのが5/4に生まれたばかりわが子を抱きかかえぷかぷか浮いてるラッコの母親でした。偶然とは言え、生まれたてのラッコの子と対面できるなんて!!、その嬉しさの余り傍に居られた係員さんに「おめでとうございます」と言う始末。
 仔ラッコは生まれて間もないのがはっきり判るくらい、ふにゃふにゃしてました。母ラッコはやはり多少気が立ってるのか、神経質になってるのか不明ですが、落ち着きが無くそれでも仔ラッコの面倒を見ていたのがとても印象的でした。時間を改めて再度観に行ったときは、眠りたいんだけれど周囲も仔ラッコも気になって眠れない・・・といった素振りが見え、流石に「お疲れ様です」と声をかけたくなりました(笑)。

 その後、サファリエリアにある無料施設から、草食&肉食獣達を見物。人間にとっては活動時間ですが、野生動物たちにとっては休息時間(だいたい夜行性だろうし・・・)な時間帯で、のんびりまったりした肉食獣達を眺める事になりました。飼育されて緊張感が少ないとは言え、やはり大型の猫科は美しい!!!特にチーターや豹なんかの肢体のしなやかさや機能美には言葉をなくしたほどです(あぁやっぱり好きだ〜!!)。
 しかし・・・TVでよくお目にかかりますが、雄ライオンのだらしなさったら想像以上でした。目の当たりにした瞬間苦笑を誘われましたよ(そんなところも好きさっ)。

 で、自転車を借りて(時間制限ありで1,000円/1台って、ぼったくり???)再度サファリエリアを見学。自転車使用のため回れるのは草食獣エリアだけでしたが、それでも十分楽しめました。動物園と違って檻が無く視界が割合広いのが先ず嬉しくて、時折小型の羊がうろうろとしてるのがまた楽しい。
 そして、小型の羊(名前失念)に餌を与えていたら、えぇすっかり手を舐められるわ、若干噛まれかけるわ等々玩ばれてました(涙)。最終的には前足でアタックされる始末・・・。そんなこんなを遠くから眺めていた相方は、大喜びで写真に残しておられました(悔)。

 サファリワールド、草食獣の見せ方は巧いな〜と思ったんですが、やはり肉食獣に関しては、どうやろうと思わなくもなかったです。肉食獣の見せ方って難しいとは思うんですが、肉食獣ならではの動きとか緊張感とかを見せてもらえたらな・・・と無理な事を思ったりでした。

 その後、空いてる時間を見計らって行ったパンダランドでは、偶々イベントのため室内運動場から小屋に入るパンダを見れたり、割合時間的には美味しい思いを致しました(色々並ばなくても良かった)。

 最終的に幸せだったのが、「ペンギンonアイス」と称する「ペンギンと一緒に写真を撮ろう!!」イベントに参加できた事(笑)。このイベント受付時間内であれば人数制限がなく、そのため参加できたんです。
が、ちょっと(いやかなり)不憫だったのがメインで一緒に被写体となるキングペンギン一匹でした。彼(彼女??)の凄いところは、指定位置に立ったまま微動だにせずおとなしく被写体となってる上、参加者が彼にお触り自由と言う事で散々っぱら触られ抱えられてるんですが、それでも攻撃せずにおとなしくしてるんですよ。もう途中からドンドン不憫になってきて、彼のストレスは如何ほどのものかと少々考えてしまいました(少しでも嫌がる素振りを見せると、係員に宥められお尻を叩かれるのが、可笑しいやら不憫やら)。
 待ち時間中その様子を眺めていた相方と、「このイベントは彼の双肩にかかってるんやな・・・」とか「頑張れっもう少しや。耐えるんや!!」と硝子の向こうからエールを送っておりました(馬鹿)。
 いざ私達の番になり、バックヤードを経由し彼の元に辿りつき(係員さんとも「彼にかかってるんですね」と会話しつつ。係員さん曰く「他にも居るんだけれど、今日は彼だけがエースです!!」と力説されておりました/微笑)触ったペンギンはほわほわと柔らかくて・・・至福でした。ただ相方と二人して彼に「頑張りや・・・もう少しやし・・・」と囁きかけたってのはご愛嬌って事で(笑)。

 ペンギン堪能後、昼前には彼の地を出立し、次に向かったのは『竜神温泉』。
 15:00過ぎには『竜神温泉』に到着し、湯元温泉でまったり日帰り入浴を堪能しました。が、やはり北国の温泉に比べると湯の力は弱く、また湯船等々が狭く感じた所為か(恐らく許容量を超えるお客さんだったからだろ)ゆったりのんびり・・・といった雰囲気でなかったのが残念でした。

 その後、高野山→奈良県→京都といった経路で21:00過ぎに帰宅。結果、相方は20時間不眠で約600㎞運転し続けました。ホントお疲れ様でした。

 全く運転もせず、仮眠を取り捲ってた私ですが、翌日何の疲れがあったのか。扁桃腺を腫らし38度近くの熱を出しました。なんかこういう強行な旅行は暫く遠慮したいと思ったGW明けでございます。
(いや・・・体力的に問題あるのは重々承知してまます^^;;)