2004年7月27日火曜日

ふと

 「新選組!」出演者が出るトーク番組(主にNHK/笑)やインタビュー雑誌を見てて思ったんですが、彼らって「有難うございます」や「番組スタッフや共演者」といった言葉が多いですよね。



 そういった言葉って、最近のTVからはなかなか聞こえて来ない気がします。特に昨今「自分が一番」と思ってるであろう、タレントさんの声では。けど、彼らはちゃんと言葉として発してる。それだけでも嬉しくなるんです。

 スタッフや共演者に感謝できるのは、言葉は悪いけど「(今の)自分を見極めてる」からこそだと思うんです。画面や舞台で持ってるもの以上の結果を出せるのは、裏方(脚本・演出等含む)や共演者の「力」があるからだと肌で解ってるから出る言葉だとも思います。
 また矛盾するかもしれませんが、スタッフや共演者に敬意を示す事って、自分に揺ぎ無いモノが無ければ出来ないと思います。また、そういう役者だから周囲からも認められ、いい作品に繋がっていくものだとも思うんです。

 そういった見極めが出来る人は、不意に興った小さな波には揺るがないと感じます。それと同時に、関った作品一つ一つが肥やしになっていく役者さんだとも思います。だからこそ、新選組!出演者の今後が本当に楽しみで仕方ないんです。
 こうやってつらつら考えると、指輪物語の役者陣と新選組!役者って、被る部分があるんじゃないかとふと思いまいした(笑)。作品スケールや評価って部分は桁違いではありますが。

 三谷さん有難う、素敵な役者さんを揃えてくれて。