2006年1月30日月曜日

1月開始ドラマあれこれ。(『功名が辻』2-4話)

 仲間嬢を筆頭にお気に入りの俳優さんが多かったり、ドラマのテンポが意外と良かったりするので、脱落する事無くなんとかオンタイムでの視聴が続いています。昔から、戦国時代が日本史の中で一番好きだってことが一番の要因かもしれません。

 と言いつつも、2-4話で一番楽しませてもらったのが竹中半兵衛@筒井道隆氏でした。実は昨年の配役発表で一番驚いたのが、この方。
 あの知略に優れ人格者な軍師且つ秀吉の懐刀な竹中半兵衛を、あのおっとりさんで人の良さそうな筒井君がどう演じてくれるんだろうか、新たな半兵衛像が生まれるのか?!等々。半径50mの狭い範囲でそれはそれはかなり話題になり、06年大河の注目は「筒井半兵衛」な状況でした(^^;;;

 そんな中、2話で初登場した半兵衛殿ですが...。

以下半兵衛殿中心の雑感
 
 すみません。兜の余りの似合わなさに大笑いしてしまいました。それで笑いのツボを押されたのか、2話放映週の半ばに例の『12人の優しい日本人』を観てた所為なのか、その後不破殿や藤吉郎が「半兵衛殿は知略に優れ」とか語る度に妙に可笑しくて可笑しくて仕方なかったんですよ。筒井君にはホント申し訳ないとは思うんですが。

 3話では稲葉山城を無血占拠したり、斉藤竜興への温情を示す懐の深さ(人徳)を見せたり、人望の厚さを見せたりと大活躍だった半兵衛殿。この時の筒井半兵衛を観て、「こんな草食動物のような穏やかな半兵衛も良いかも」と思った次第です。登場する面々が上昇志向や野望を隠す事無く、熱く(時には暑苦しく/^^;;)存在している中で、己の能力を過剰評価することもなく淡々と静かに存在している筒井半兵衛の佇まいに好感を覚えたんです。それ以上に、隠居時の筒井半兵衛がものすごく似合っていたってのもありますが(笑)

 で昨夜の4話。
 何が一番驚いたって、稲葉山城への裏道の案内人である生瀬さん@堀尾吉晴を呼ばわった時ですよ(笑)。名前を呼ぶ半兵衛殿の声がこれまでで一番威厳があったのと、その声に呼ばれて出てきた生瀬さんの姿に驚かされました。
 生瀬さん登場は、OPを見ていなかったので全くの不意打ちだった上、半兵衛殿の部下とは予想もしてなくて(NHKの紹介では『一豊の同僚』としか記されてない)、半兵衛殿とは真逆な小汚い格好だわ、なそんなこんなでかなり動揺してました(笑)。
 いや〜まさかこんなところで2号と4号の立場を逆にした絡み、又は殿内さんと容保公の対話が見られるとは!!とまるっきり明後日な感想も抱かせてもらい、かなり美味しい時間をありがとうNKH、と言いたい気分で一杯です(ホント間違ってるよな)。

 この調子だと、半兵衛殿が生存してる間は見続けるだろうな〜。
 半兵衛殿についてはこの辺にして、本筋について少し。

・元々「好いた惚れた」的なお話が苦手なもので、2-4話の千代&一豊については「良かったね」とだけ言っておきたいと。ただ、仲間嬢の可愛らしさと良い意味でのあっさりとしたお呑気そうな雰囲気が、思った以上に見やすくしてくれてる様に思ってます。あと、山内従者コンビの明るさに、私としては救われてるような気がしております(笑)。

・藤吉郎@柄本明の「人蕩し」は見ていて惚れ惚れします。
・稲葉山城落城時兵が女衆を組み伏せてる場面がありましたが、大河でああいう場面を描いたのって珍しいじゃないかと。戦は戦場で斬ったり、机上で戦略を練るだけでなく、ああいう泥臭い醜いモノなんだと改めて。
・稲葉山城炎上を見つめる蝶姫(お濃)が印象的でした。つうか、単に私が斉藤道三とお濃が好きなだけなんです(^^;;
・これは言っちゃいけないんでしょうが....。一豊と千代がずっと互いを想っていた理由とか背景とかが分らなくて。なんとなぁくご都合主義に思えてならないんですが...(単に恋愛モノに疎いからなんでしょうね)
・加えて言えば、半兵衛殿が何故信長方に付こうと決めたのか。その動機とか理由が見えなくて、戸惑いました(あの時の半兵衛殿は可愛かったから良いんですがね/笑)。