2005年1月17日月曜日

最近ふと思い出す

 放映直後はそんなに引っかからなかった場面な筈なのに、『組!』のある場面がふと思い出されることがあります。

 『東へ』で土方が新撰組の記録を焼いてる場面。

 「あの書付があったら〜っ」とか「何で焼くの?!史料なのに〜」とかいう忸怩たる思いではないんです(そういう思いもあるのはあるんですが)。

 ただなんとなく、「あぁ。こうやって彼らにとっての過去を消して、彼らは歴史の隙間に埋もれてくんだ。で、時代が変わって、(事実とは違うかもしれないけれども)作家がその歴史の隙間を埋めてくんだ」
とか、書付を焼いたことによって、失った「過去」の重さと事実とか何もかもを、あの時土方は全身で引き受けたんだろうな。
  と非常に当たり前な思い(多少感傷も入ってる気がします)で、振り返ってるような気がしてます。そして、過去なのに止まることが無い時を相手にしてた作家の、静かな闘志を今になって感じてみたりもします。
 とても静かに穏やかに振り返ってしまう、そんな場面のひとつになろうとは。何なんだろう、もの凄く不思議です。

 しかし、終わって1ヶ月経とうとしてるのに、義経始まって2週目なのに(苦笑)。何時まで翻弄させられるんだろうか?
まったく、楽しくて仕方ないですよ(笑)