2005年1月17日月曜日

ハードル高すぎ

 昨夜『組!』の池田屋以来、相方が大河ドラマを見てました(苦笑)が、やっぱりリタイアしました(--;;。

 どうやら、彼の「大河」最高峰である『女太閤記』や『草燃ゆる』『黄金の日々』辺りと比較してるらしく、感想はけっちょんけっちょんでした。その辺りと比較対称したら、そりゃ最近の大河は見れないとは思いますが、正直ハードル高すぎだと思います。

 しかし、出てくる画(オープンセットの町並み)や煌びやかな衣装を見る度に、「去年と違って、金かかってるな〜。NHKの気合が違うね」と嫌らしい事を散々言うのはどうよ(殆ど見てない人にも分かる違いってさ、どうよNHK。と小声で呟く自分が一番どうかとは思いますが)。

 で、相方と案の定「昔の大河と何が違うのか」という話になり(話好きの夫婦です)、やっぱり、最近の大河は「視点が定まってない」とか、「明確な『悪役』なり『敵役』が居なくなった」、「非情な判断を『苦悩しつつ涙して』する事が多くなった」、「女性視点を中途半端に入れすぎ」(『女太閤記』は女性から見た『太閤記』という定点だったので良いそうです--;;)、「女性の扱いが現代的過ぎる」、とかもうそれはそれは身も蓋もない、楽しいものでした(苦笑)。

 確かに『独眼流政宗』辺りから「ホームドラマ」化してきたとは言われてますし(確か『独眼流』放映当時、そういった批判がかなりあった記憶が)、軽く分かりやすくなってるんだろうな〜とは思います。

 しかし、今回の大河で「軽い」って言われると、『組!』は本当に「大河にあるまじき軽さ」だったんだろうな、と改めて感じた次第です。
 それに嫁がズブズブ嵌ってくのを黙認してたのは、あくまでも「三谷幸喜・作」だからのような(苦笑)
(お互いの妥協点が其処しか無かっただけかも)