年越しネタ第2弾です。
DVD発売当初、「BOX購入する、しない」で我家で散々物議を醸しだしたこのドラマ。年末年始にかけて地元局で5夜連続放映してたので、漸く全話観ることができました(^^;;
実は、00:00〜02:59(3話)分のDVDは購入したんですよ。ですが、私が全く嵌れなくてBOX版(全話)購入には躊躇い続けてました。反対にしっかり(でもないですが)嵌った相方が、執拗に「購入」を求めるも、「そんなに欲しいんやったお小遣いで買えば良いやん」と一切取り合わない状況が続いてました(酷い嫁ですな〜/笑)。
なのに、私はガンガン欲しいDVD(一例:『王様のレストラン DVD-BOX』)を買い漁ってる姿に、相方が疑問を呈するとう状態があったりもしました(一応これはお小遣いで買ってたんで、相方には文句言わせませんでした/^^;;)。
そんな感じですっかりほとぼりが冷めたと思われた昨年末、ふとTVを付けたら放映してるじゃないですか、『24』を。そんな理由で、思いかけず全話観れた『24』(途中1-2話飛んでたりしますが) 。相方がすっきりたようで、それが一番幸いでした(笑)。
相変わらず、全く嵌れなかった私は色んな部分で「ながら見」でした。そんなこんなの「24」ネタバレ有りな感想です(今更ネタバレってもな..)。
○相方が何処ぞで聞き及んできた『24』第1シーズンの法則。
「登場人物の使ってるPCがMacなら『味方』、Win機(DELL社製)なら『敵』」。
これを聞いた時は、「そんな判り易い事する筈ないやん」と少々疑ってましたが、その通りでした(笑)。この点にだけ注視してれば、どんでん返しも何もなく「あぁこの人。裏切り者ね♪」若しくは「この人は、ミスリードする人ね♪」と心安く鑑賞できる法則です(それは、ホントにどうかと思う)。
例)大どんでん返しであろうと思われるニーナ。彼女は最後の場面以外DELL使用者。メイスン氏は一見かなり怪しくて「内通者か?!」と思わせられますが、デスクトップがPowerMacなので味方であることが判ります(いや、PCが写る度に「あっ今のG4や。この人は味方やで」と機種名と共に説明する相方が一番どうかと思うよ)。
○拉致られ続ける家族
事件の発端となった娘キムの誘拐は、納得します。が、それ以降のあの母娘の拉致回数は如何なものか?!と。
○ごめんなさい、脚本と相性が悪かったです(--;;
米連続TVドラマの手法なのは判ってるんですが、放映してる最中に「脚本」を作ることの悪い部分が出たかな?!と思わなくも無いです。この手法、1話完結モノだと比較的「巧いなぁ」と唸らされる事もあるんですが、如何せん時間も事件も何もかもが連続してる作品だと、伏線も何もあったもんじゃなくなるというのが、勿体無いというか、この手法の限界を感じたと言おうか。
(輸入された作品の殆んどは、『新スタートレック』とか『SEX&THE CITY』とか1話完結であっても、割合全体として巧く時系列があってるとは思います。なので一概に「手法が悪い」とは言い切れないですが、この作品には合わなかったと思ったり)。
特に、事件の発生の仕方がどうにもこうにも「行き当たりばったり」としか思えないのは辛かったです。そのあおりを食ったのが母娘の行動じゃ無いかと感じました。だって、かなり無謀・無計画な行動取っては、拉致られた挙句母の記憶喪失って(苦笑)。なんか、無理矢理事件作って強引に発展させてるという印象が否めませんでした。
あと、ああいった国家機密機関で自前の携帯電話の使用は良いのか?!
バウアー氏の行動は非難されないのか?!
セキュリティは一体どうなってるの?!
敵、弱っ。っていうか計画性も何にも無いのか!?
何故、この人が死んであの人が死なないのか軸が見えないぞ。
とか、言い出したら切がないのでこの辺で。
○好きな部分
大統領候補周辺に関して言えば、言動等は整合性取れてた様に思います。特に、シェリーは素晴らしい!!
彼女の考え方には共感を覚えるし、彼女の行動は確かに疑問に感じる(人として)部分もありますが、それでもあの野心に付随する行動力と思考力、計画性を見たら納得させられます。
大統領自身も筋が通ってた行動だったと思うので、二人で漸く「大統領」として成立する様な気がするので、ホントあの夫婦が別れたのは惜しいっ。
○総括
すみません。本当に相性が悪かった作品でした。後半、相方も突っ込みつつ見るという姿勢に変わった程、話は杜撰というか「ツッコミどころ多し」な作品だったと思います。つくづく勢いに任せてDVD買わんで良かった...と思いました。
この作品最大の謎は、なんであんなに話題になったのかでした(笑)。と文句言いつつも、第2シーズンも連夜放映してたらきっと見るとは思います(^^;;