2011年5月5日木曜日

九州旅行 2日目

 2日目:別府・鉄輪(地獄巡りと温泉)と臼杵、長湯温泉

 地獄巡りは、国指定史跡である「」「白池」「血の池」「竜巻」の4箇所だけを訪れました。この4箇所で印象深いのが「海」と「竜巻」。
 「海」はコバルトの蒼さと湯気の多さに驚きました。「竜巻」は間欠泉の面白さと私たちのタイミングの良さ(笑)。間欠泉の間隔が3-40分なのだそう。なので、下手をしたら見えなかったか、待つ必要もあるかもな条件でした。なのに、私たちが竜巻前に着いたと同時に、吹出したのにはビックリ(笑)。観光に関するタイミングの良さを再認識した次第です(不思議と日常ではタイミング悪いのに、旅行だと妙にうまいタイミングにハマルんですよ…)。
 間欠泉も解説文を読む限り、サイフォンの原理かと。自然って面白くて怖いよなぁと思うだけの迫力がありました。ただ別府の地獄については、観光地化され過ぎてるきらいがあるような気がしました。登別の地獄的な火山地帯のダイナミックさとか地球の凄さを体感出来る方が、私は好みかなぁと。

 地獄巡りをした後、鉄輪の別府ひょうたん温泉で入湯。300円追加で砂風呂が出来るとのことなので、面白がって入ってみました(笑)。ここの砂湯はセルフサービスな砂湯。なので、自ら穴を堀り自分で自分を埋めるという、ある意味シュールな感じもしなくもない砂湯です。正直、職場で墓穴を掘りまくってる私にとっては、自虐以外のナニモノでもないという感じで、穴を掘りながら少々凹んでみた次第です(^_^;)
 で、掘って埋めてしてるうちにドンドン汗が滲んできます。そして、完全に埋ったらもう最高!!!上下からじわぁぁっと熱温かくなる上、上からの丁度良い重みが心地良く感じます。10分程度埋まってたんですが、浴衣がかなり汗で湿ってる状態でした。いや、あれはやみつきになる気持よさでした!!機会があればもう一度埋まりたいっ!
 鉄輪で印象深いのが、足蒸し。足を温泉卵を作る要領で蒸すんですよ。確かに確かに気持ちはイイです。が、温度高すぎ(涙)。利用注意書には「10-15分蒸すと」とあるんですが、すみませんそれだけの時間持ちませんでしたorz。けど、気持よさは文句なしです!!

 お昼は、宿の方お薦めの「天丼が美味しい」お店で。お昼ちょっと前だったのにも関わらず、既に行列が出来ていてビックリ!!思ったよりも待たずに入店できたのは、店員さんの差配が良かったからでした。お薦めの天丼ですが、凄い!の一言。680円で器から天ぷらがはみ出してるし、食べ応えはあるのに油っこくなく、美味な天丼でした。もし機会があればもう一度行きたいお店です。そして、天丼の他に折角だし豊後鯵のお刺身を頼みました。こちらもぷりっプリッな食感と甘さに大満足でした。お値段も一人前1700円と良心的かな?と思います。

 お昼を終えて向かったのが、臼杵の磨崖仏。相方の希望で訪れることにしたのですが、予想外に美しく荘厳な仏様で行ってよかった場所です。国宝の阿弥陀如来像は勿論、それ以外の仏像も素晴らしく自然と手を合わせたくなるような空気や雰囲気を纏っておられました。正直、あんな辺鄙な場所にあれほど美しく優美な仏像が作られたことに驚きました(失礼極まりない言い草ですが__;;)。

 臼杵を後にして向かったのが、長湯ラムネ温泉。炭酸泉自体、関西ではあまり聞かないし、信州東北などでもあまりお目にかかった事ないなぁということでいそいそと向かった次第です。
 長湯の炭酸泉は立ち寄り湯が一軒しかないようで、行ったらもうかなり人が来られてて…相方と「どうする??」と。まぁ来た以上は入りましょうかね…な感じで入りました。女湯は脱衣場が狭い為かなり混雑しており、脱いで衣服を置く場所を確保するのがちょっと大変な感じでした。内湯も露天も混んではいましたが、思ったほどでは無かったのが幸いでした。
 炭酸が身体に付くラムネ温泉は、露天ということでウキウキと外へ。空いてる場所を見つけ浸かってみたらば、微温いというより冷たい(笑)。案内板には「湯温32℃」と書いてありまして、そりゃ冷たく感じるわと納得。入った瞬間に炭酸っぽさが分かるのではなく、浸かってしばらくすると面白いくらい体中に炭酸の泡がくっついてきます。そのままじっくり浸かってると、手足の指先がじんわり温かくなり、身体も中から温まってくる感じです。普通の温泉みたいに、入って直ぐほっかほか☆では無いのでちょっと違和感はあります。が、小一時間浸かってても上せないし湯疲れしないお湯でした。ただ、やっぱり上がると寒い(笑)ので、内湯(高温炭酸泉)や蒸し風呂(サウナ)で体表を温めてから出ました。湯上がり後は、炭酸の効果かじんわり温かいのが持続します。汗が出るような温まり方でなく、ほんと芯からじんわり温いという感じ。夏場には最適かもしれないとか思います。

 そして、ラムネ温泉を堪能した後再び別府市内に戻り、これも宿の方が教えて下さったお店で夕食をいただきました。このお店は、別府の飲み屋さん街にある小じんまりした居酒屋さん。お薦め理由は、漁師さんが釣った魚を提供してくださるので魚が美味しいのは当然ながら、関アジ&関サバが良心的な値段かつ美味しいというもの。
 で、頼みましたよ一尾4,200也な関鯖(笑)。目の前で造って下さった鯖のお刺身。初めてでした、鯖の姿造りって。鯖の生食自体が初めてでかなりドキドキ(鯖って怖いイメージがありまして^^;;)してましたが、一口頂いてみたらば!!歯ごたえも良く、ふんわりといい香りがして、甘いんですよ、これが!!生姜と相性がよろしくて、なんかもう美味しいとしか表現できません。兎に角、ホント美味しかった!!
 カウンター席だったので、お店の方と色々お話させてもらったり、かなり面白く楽しい食事となりました。惜しむらくは、帰路の運転があった相方が飲めなかったくらいかな(笑)