2010年11月7日日曜日

新スタートレック 第1シーズン Disc4

■Disc4

「アンドロイドの裏切り」Datalore

 ローア初登場。ブレントの上手さをこれでもかと見せてくれるエピソードかも。

 データ君が善でローアが悪な設定は、ベタと言えばベタだとは思います。けど、神話とかの流れを汲んだと考えれば納得できるし、詳しくは知らないんですが「カインとアベル」が下敷きなのかとも思ったりします。

 今回久しぶりに見たら、ローアの悪っぽさは邪悪でなく単に「迷惑なヤツ」としか思えない(苦笑)。愛されたくて構って存在を認めて欲しくて仕方ないというか、素直であるが故に無条件に愛される弟に嫉妬する兄な姿なのかもなぁと。で、本来なら親や近くの人にしか波及しない事も、ああいう空間でアンドロイドだから艦とか宇宙規模な迷惑になってる構図なんだろうなと。

 しかし、入れ替わってる事に中々気付かないブリッジ士官達の鈍くささときたら…。



「奪われた女神達の惑星」Angel One

 今回見逃してる(笑)

 エピソードガイドを読んでも、思い出さないということはそういうことなんだろうと。



「盗まれたエンタープライズ」11001001

 この艦のセキュリティは一体??副長は女性で身を崩す典型的なタイプだし、艦長は空気読めてないし。この艦は一体どうよ?!としみじみし見ちゃうエピの一つ。

 皆さんの休暇の過ごし方が垣間見れたりもするので、楽しいエピでもあります。中でも、絵心の無いラフォージによるデータ君の絵画手ほどきは大好き。副長の愛ある突っ込み含め、士官達が良い関係性なのが見て取れます。


 このエピでは、初めてデータ君が士官として判断し命令を下します。これまで、アンドロイドであるデータ君に対し本来の階級に応じた権利と責任を与えてる場面をかっちり見せたのは、評価できるんじゃないかと思います。

 それと、艦長が艦を動かせるってのが分ったのも、収穫でございました(←艦長絡みであれば何でも良い/笑)。



「大いなる償い」Too Short a Season

 当時(今もか)米国が行っていた武器援助を扱ってる様な気がしなくも無いエピソードです。

 政争を終わらせる為に第三国が両陣営に内密に武器を提供した結果、内戦状態に陥る。しかし、公的には和平調停を行ったと報告。う~ん、米国だけでなく大国と言われる国々で行われる事だよなぁ。結局、損害を受けるのは無辜の市民であり、未来の何かであり、大国以外の国なんだろうと。このエピソードでも、連邦が解決するのではなく、当事国に任せる形を取りました。それが本当に正しいのかどうなのか。内戦状態にある国に対して、内政干渉すること良いのか、するとすればどこまでの範囲なのか、それともまったく当事国に任せるべきなのか。そういった事を考えながら見てました。

 『TNG』の本質はこういうエピにあるし、時を経て楽しめる部分でもあのはこういう部分があるからだろうと再確認しました。