2008年5月25日日曜日

両足突っ込んだあれこれ1 独眼竜政宗(NHK大河ドラマ)

 本放送でとっぷり嵌り、図書館で脚本や中学生にも判る様な資料なんかを借りて読み漁ってました。また、このドラマに嵌った結果として、苦手意識があった「戦国〜徳川初期」が好きになり、以後戦国時代に興味が沸き、底なし沼野用にズボズボ足を踏み入れてしまい、なかなか抜けきれない状態になりました。お陰で、中学高校時代は、日本史だけは得意分野と言っても良いかもしれない分野になりました。人生何が幸いするか判らないモノです(笑)

 このドラマ何がそんなに嵌ったかと言うと、人間関係でした。小次郎(実弟)と政宗の家督争いに見せかけて、実は母と長子との複雑な関係性だとか(この母と長子の複雑な関係は底辺にずっと流れていて、最後に救いが用意されてたのが巧かったな〜と)、殿と小十郎&成実及び重臣たちのやり取りとか、愛姫と殿のほのぼのな愛情模様とか、時の権力者と殿(&伊達藩)の緊張感溢るる遣り取りとかとか。えぇ今でも十分「好物」だと断言できるくらいです(笑)

 このドラマも色々カップリングがあったんですが、一番好きだったのが政宗公&正妻組。大人になって(笑)『伊達政宗の手紙』を購入した理由も、殿が愛姫に書いたほのぼの書簡が掲載されてる!な位この二人の関係 は何があっても大好きです。美少女時代の後藤久美子も良かったんですが、桜田淳子の柔らかさのある強さが強く印象に残っています。
 次に好きだったのが、秀吉&寧々。この二人は、徹底的に寧々に頭の上がらない事を楽しんでる秀吉とそんな秀吉を掌で巧く転がしてる寧々って関係性に嵌りまして(笑)。故勝新太郎さんの軽妙な演技と八千草薫さんが美しくしいやら可愛らしいやらですっかり魅了されました。
 
 登場人物だと、小十郎&成実の水と火な遣り取りも好きだったし、最後まで小十郎だけが大人で、殿&重実がやんちゃ小僧的な雰囲気も好きでした。あとは、綱元のおとぼけな雰囲気とか(これで村田雄夫さんを知りました)。恐らく今見ても十分嵌る確信があります。

 とか書いてる間に、wowowで全話放映されました(喜)有り難う、wowow!!なんですが、残念なのがOP前の葛西アナの解説が無い事...あの解説が良かっただけに、本当に残念でなりません。
 折角なので、一話毎の簡単な感想上げていきたいな〜と考えています。

 また、このドラマは「渡辺謙」という役者さんを知り、彼にとっぷり嵌った記念すべきモノでもあります。渡辺謙という役者に引っ張られて、蜷川幸夫演出に興味を抱いたり別方面への興味を抱かせてもらいました。恥ずかしい話、映画の舞台挨拶目当てに映画館で並ぶとう経験もしたり...。勿論、今でももの凄く好きな役者さんの一人ですが、現在はどちらかというと「良い仕事なさってるよな。」とか、ハリウッドで活躍されるのを見るたびに「あぁ謙さんも立派になったよな〜」と感慨深くさせていただく方になってきてます。ホント良い役者さんにあの時点で巡り会えて良かったよな〜としみじみ(笑)