2005年9月12日月曜日

ちょっとだけ思うこと

以下、衆院選についての取りとめもないつぶやきです。

 今回の衆院選挙。
 恥ずかしながら、初めて各党の政策を比較検討(特にイラク派兵、アジア外交、年金・増税問題)した上で投票に行きました。
 理由はただ一つ「私の将来の生活」を左右すると思われたから。流石にもう年金に関しては、支払ってる金額以下しか貰えないと覚悟してますし(苦笑)、増税も止む無し(何に使われるのか分からないけれど)とも、医療保障も(悲しいけれど)高額になって行くだろうなとも思っております。
(つうかここまで諦観を抱かせくれた、これまでの政府・政策って何??)
 けれど、もしギリギリの所で何かが変わってくれればとか、少しでも「老後」や将来の日本に対しての不安材料が少なくなればと思ったわけです。

 が、蓋を開けたら、予想通りの『自民圧勝』。
 なんつうか、変な脱力感というか虚脱感に見舞われております。しかも単独過半数ですか・・・。

 今回ばかりは小泉氏の「戦略」というか勝負士としての勘に唖然と、また感嘆するばかりです(小選挙区制の怖さも知ったかも^^;;)。これで、民意として「二極化」(「勝組(俗に言うお金持ち)」だけが生き残る社会)を選んだって見做されても文句は言えない訳です(苦笑)。そして、年金が貰えなくなっても、弱者が切り捨てられて、もしかしたら「人」として最低限度の生活すら出来なくなっても、今の生活水準より構造的に上に行けなくなっても(公教育の問題も含めて)、良いと判断した人が多かったということなんですよね。
 なんか、ほんとやれやれです。

 また、カテリーナで見せたアメリカ政府の対応の拙さが余り影響しなかったってののにも、少々吃驚でした。結局、外は外、内は内ってお国柄なんでしょうね・・・・しみじみしました。

 ただ、魅力ある、現実的で納得できる「政策」を国民に提示して、与党に真っ向から対立できる野党が存在しないってのが一番問題だとは思うんですよ(民主は余りにも・・・・だと思います。政権狙うつもりならもう少ししっかりしてくれっと言いたい気分でございます)。

 とりあえず、働ける間に自助努力で将来に備えることから始めようと思った週明けでした(やれやれ)。

 で、突然ですが今朝の朝日新聞です。
 いしいひさいちの『PNN』を掲載しただけで、満足します(笑)。まさか、朝日新聞紙上で氏の『PNN』が読めるとは思いませんでした(いしいひさいちの時事系四コマは結構真っ当な批判精神や氏独特のシニカルなり毒があって好きなもので)。
 特に最終コマの『眠から棺へ』のコピーと言うか落ちには、もう肯いて苦笑いたしました。お陰で、少しだけ溜飲が下がった気がしましたよ。

 ただ、投票率が67%まで伸びた事は嬉しい結果だったな〜と。これで少しでも政治(政策)に向ける目が多くなれば良いかも・・・と唯一の明るい芽を見た気がしました。

追記というかメモ

北沢かえるの働けば自由になる日記>]]さん経由で
ベーシックインカムという考え方を知りました。

 もしこれが政策として打ち出され、実現の可能性があるとしたならば、抱えてる将来への不安が少しは解消される様な気がします。