2012年10月5日金曜日

"Nativity!"と"Stuart a life backwards"(他)雑感

某所にて10/5公開、12/2転記

 (某所で書いてた日記が溜まってきたので、ボチボチこちらに転記します。何よりも中の人来日なイベントや待望の映画公開初日が近づいてることもあり、できるだけ転記の間隔を短くしたいなぁ…)
 


 壊滅的な英語力のくせに、勢いでUK密林のアカウント取ってUK版DVD買った馬鹿者です。そして、壊滅的な英語でも苦にならず2本とも最後まで観られたのは、偏に作品の良さと役者の魅力と好きなモノこそ的な情熱他ありません。

 しかし、やっぱり当然「妄想」と「根性」で補うには無理があります。ので、以下の感想は単に「好き」だけで走った雑感にもなってない何かです。すみません(^^;;;。それでも読んでやろうという方は、どうぞご笑覧くださいませ。


◯Nativity!(英字幕付) 

Nativity! - Trailer


  
 マーティン主演でクリスマスシーズンのファミリー映画。YouTubeに上がってる動画を見て「可愛い!マーティン可愛い!」という勢いで買ったDVDです。が、買ってよかったよ!!映画としても私の好みで、観終わって幸せな気持ちになれる可愛い作品でした。なんだろう、クリスマス映画だけあっ て全体的祝祭的な雰囲気があるからなのか、お子様たちが魅力的だからなのか、使われてる曲が明るいからなのか。兎にも角にも、あぁもう可愛い作品だ、な感想しかありません(笑)。
 英字幕ではまだ観れてないので細かいニュアンスは理解してませんが、話自体は変にこねくり回されてないからなんとか場面や状況に付いていけたのが有難い作品でもありました。ちゃんと笑えるんだもの!それって凄いことだと思いませんか??

 箇条書き雑感

・冒頭のほっぺ真っ赤な妖精姿で登場したマーティンに度肝を抜かれました。てか、あの姿ですら「可愛い…なにこの可愛い生き物はっ」と絶句した私は重症でしょうか??
・なんかね。色々なマーティンが観られて幸せだったんですが、どうしたらいいですか??
・歳相応な雰囲気もありつつ、どこか幼い感じもあって、屈折してる風な感じもある役どころでしてね。マーティンを堪能するにもいい映画だったなぁと。
・出演場面全部大好きなんですよ!振付の練習する場面は勿論、教師らしい威厳を見せる場面とか、Mr.Poppyに振り回されてる感たっぷりな場面とかも好き。
・元彼女さんが残していったワンコと戯れる場面は、すみません…。ワンコが某探偵に見えてしまいました(^^;;。
・Hollywoodで警備員さんに抱えられてスタジオから出される場面が好きです。両脇抱えられる姿がなんて似あう役者さんなだろうかと(笑)。
・お子様たちが目をキラキラさせて出産場面を見てる後ろで、大人2人が失神する場面も好きです。
・特典映像でマーティンが抱きかかえてるお子様にKissされてる映像が、光の加減も絶妙で両方共無闇に可愛くて可愛くて(以下エンドレス)
・お子様たちが大人が理想とする無垢や天使ではなく、ちゃんと子供の世界で生きてる感じがあって見やすかったです。子供の世界もそれなりに大変なんだよなぁと思わせる場面もあったりするものの、子供らしい好奇心とかの表情も押さえててバランスが良かったかと。
・最後の公演の場面。あぁみんな可愛いっとしか思えませんでした。お子様たちの表情が生き生きしてて、キラキラしてて、楽しそうで一生懸命で、思わず頑張れっと応援したくなります。
・お子様たちといえば、オーディションも好きだなぁ(笑)。ラップ有りストリート系のダンスありという、今っぽさが楽しかった。
・それと対比した感じの私立のお子様たちの行儀の良さ。その辺、階級とかを感じたりです。
・元カノのJenniferって、"EXTRA"のマギー???とふと思いググったら、やっぱりAshley Jensen。この方とも細々と縁がある気がして仕方ない(艦長と共演作品のDVD持ってたりするし/^^;;)。
・今、IMDb見て知ったこと。"Nativity2"が今冬公開。ちょっとビックリしました。しかも、David Tennantが教師役って…。因みにDavid Tennantに反応したのは、この方と艦長共演の"Hamlet"のDVDを持ってるからです(リージョン1なので観れてないけど…)。艦長繋がりでも妙に広がってる気がしなくもない今日この頃。
・Mr. Poppy って"Confetti"でスヌーピー演ってた方だったんだ…とこれもIMDbで知って驚いてます(笑)。
・多分、複数回観そうな作品です。
・"Nativity2"が公開、マーティンの主演作品も公開なんだからさ、これを機に日本語版出てくれないかなぁ。出したらある程度は売れると思うんだ、今なら。てか、正直"Confetti"よりこっちのほうが受けると思うんですが(^^;;。

◯Stuart a life backwards(英字幕無) 

 HBO Signature Films: Stuart: A Life Backwards Trailer (HBO)

 
 英字幕が無いので涙しました(^^;;。会話とナレーションだけで進むため、貧弱なヒアリング私に一体どうしろというのかと嘆きそうになりました…。この作品は耳で単語を拾うだけじゃ掴めな いし、理解できないです…。スクリプトとか英字幕でググったくらい切羽詰りましたです。それでも、なんとか最後まで観れて雑感を残せるのは、時折挿入され る説明用のイラストと役者の演技とファンサイトさんのお陰です。
 特にこちらのサイトさんであらすじを知ることができたのが、ホントに助かりました。ありがとうございます。
 海外テレビ日記
(だいこくさん):史上初?ホームレスの伝記映画 Stuart: A Life Backwards

箇条書き感想

・ベネディクトが自然で非常に男前です(重要)。
・台詞は理解できないものの、ベネディクトの微妙かつ繊細な表情や声のトーンや所作で伝わる「何か」がありました。
・何度か声を出して笑えたり、グッとくる場面があった事にちょっとビックリ。多分、そういう辺が伝わってくる「何か」なんだと思います。それだけに、言葉が分からないのがもどかしくて仕方ありませんでした。なんで字幕が無いのか…。
・勿論、ベネディクトだけじゃなくてトム・ハーディも見事でした。彼が何か苦しんで衝動的になってしまうのが、言外に伝わってきます。だから言葉(以下略。
・男性同士で腕を組んで歩くのって英国じゃ普通のことなのか?と遠い目をしながらしばし考えました。
・ブロマンスと言われればブロマンスな作品なのかとも思ったりします。が、違うと言われればそうなんだとも思います。英国における男性間の友情関係の一つの形態なのかなぁと、思ったりする今日この頃。
・Stuartが作るサンドイッチをAlexanderがこっそりベッド下に隠す場面は、思わず笑ちゃいました。サンドイッチの具材を揚げてる場面から「おい大丈夫か?それは揚げ過ぎじゃないのか?油に引火しないのか?」とドキドキさせられ、パンをグッと押し潰す(としか表現できない ^^;;)Stuartの動作に「それは…どうよ…そのサンドイッチはサンドイッチじゃないよね?!」と突っ込んだから、余計にAlexanderの行動が可笑しかったんです。こういう、細かい場面が無駄なく積み重ねられてるから、言葉が分からなくても、ある程度は分かるんだと思います。けど、やっぱり言葉(以下略。
・アルコール依存症のStuartを訪ねる度にアルコールを土産にするAlexanderが(笑)。いや、いいのかもしれないけど、いいのかそれ?!と何度ツッコミそうになったことか。
・ホームレスと大学院生(なんだよね?)という格差があるのに、そこに「慈善」とか「施し」とかいう匂いが全くないんです。会話したり飲んだりし て過ごす時間が楽しい、それだけでつるんでるのがトム・ハーディとベネディクト演じる二人を見てると分かってくるのが凄いなぁ。だからこそ言葉が(以下 略。
・お涙頂戴な作品じゃないからこそ、少しの引っかき傷を残してくれる作品です。原作も翻訳されてないみたいですし、細か部分の補完を一体どうすれ ばいいのかと真剣悩んでます。原作のペーパーバックは密林さんでもお取り扱いしてるようなんですが…。英文かぁ買ったら長文読解かぁと遠い目をしつつ思案 中。
・何度か見返したい。
・てかベネディクトとトム・ハーディがガンガン来てる(世間的にキテるよね??)今、過去作品の日本語版をガンガン売るタイミングだと思うんだ よ!しかも、この作品はBBC製作だし安定感あると思うんだよ!だから、是非どこかで放映するか日本語版出してください。お願いしますm(__)m
・トム・ハーディですが。TNGの最後の映画「Star Trek: Nemesis」で艦長のクローンなシンゾン役だったんだ!!と今更知って驚いてます…。なんかトム・ハーディとも妙な縁があるようで無いような気がしなくもない…。てか英国俳優界狭すぎるような(^^;;。

◯ゴッホ 真実の手紙 - BS朝日 - BBC地球伝説

 ついでなので9/28に再放送されたベネディクト主演(なのか?)な"ゴッホ 真実の手紙 - BS朝日 - BBC地球伝説"の雑感も少しだけ残しておきます。

・YouTubeに上がってたのは鑑賞済でした。ベネディクトの瞳がやたら綺麗なイメージな作品でしたが、TV画面で見るそれはYouTubeと は比較にならない位、凄く綺麗でした。目が離せない美しさで、惹きつけられる瞳過ぎてドキドキしまくりでした。いや、あれは保存です。

・専門家の場面をざっくり編集したBS朝日にビックリでした(笑)。まぁ確かに専門家の場面を残して、ベネディクトを削ったらある層からは非難轟々だわなぁと他人事のように思いました。もしそうだったら私も文句は言う(ってヲイ)。
・ゴッホって…物凄く人格破綻者だったんだと。周囲の人に甘えて依存することでしか自身を保てなかった人だったんだと。
・しかし、こういう人格破綻者で繊細な天才役にベネディクトは見事にハマるんだよなと改めて。
・ゴッホの繊細さと弱さを、少しの表情の変化や視線の動きなどで感じさせてくれた様に感じました。人との距離が上手く測れなくて、自身の感情とも上手くつきあえなくて、更に孤独に陥いり病んでいくあたりの描写は、痛々しいにもかかわらず美しさを感じたんですよね…。
・自身の衝動に対する怯えとか、不安とか、対人への執着とかを瞳の揺れとか僅かな動作だけで見せてしまうという凄さ。なのに、どこか傲慢さや甘えが見えるという。シャーロック役と前後してる作品だと思うんだけど、シャーロックの面影一つないもの凄いです。
・ベッド脇で縮こまってる姿が幼くて、胸が詰まりました。
・テオが兄に甘すぎて泣けてきました…。
・これを観て思い出したのが、三谷幸喜作『コンフィダント-絆ー』のゴッホ役だった生瀬勝久。生瀬勝久のゴッホも鬱陶しくて、凄く甘えたで、人でなしで可愛かったんですよね。こんな所で生瀬勝久とベネディクトが被るとは思いもしなかった(^^;;。
・ゴッホは恐らく、近くに居たら疲れるし色々引きずられて壊されそうなタイプ。遠く離れて見る限りは、その弱さが魅力的に映る不思議。
・ともかく、ベネディクトや生瀬勝久が演じたゴッホは、そういった人としての弱さや欠点すら「可愛い」と思えてしまう魅力がありました。

色んな人や作品が微妙に被ってる気がする今日この頃です。