2007年7月30日月曜日

U2 Virtigo tour in Japan

 06/4に行われる予定であった、U2 Liveが無事06/11/29,30,12/3に埼玉スーパーアリーナで振替公演が行われました。4月の時点で関東遠征は覚悟していたので、今回も何のためらいも無く参加しました。が、開催場所が3日間とも埼玉スーパーアリーナで、社会人にとってはかなりきつい日程(月末月初の平日)ということもあり、泣く泣く最終日のみの出席と相成りました。

 Live終了後は「くっそ〜むっちゃ悔しいけど、U2格好良かった〜!!!凄い良かった!!!!むっちゃ楽しかった!!!!流石世界最高峰のRock Bandと言われるだけあるわ」でございました。
 今回の「Virtigo Tour」は既にUSAツアーがDVD化されており、それで予習済みだったんにも関わらず、「生」音の迫力や光の洪水に心身ともに揺さぶられ、飲み込まれまれ我を忘れたLiveでした。

 細かい感想をとりとめも無く書き連ねます。

 <開演前>
 開演時間まで空っ風が吹く中屋外で2時間近く待ってたんですが(アリーナということで、気合いを入れて上着等々はクロークに早々に預けていたので、晩夏の格好でございまいた_;;)、周囲から聞こえてくる会話が切実な微笑ましさがあり、時間はあまり気になりませんでした。その切実でありながらも、微笑ましい内容とは「仕事強引に休んだよ。上司には『大事な用件です。』って言ってさ。嘘じゃないよな。」とか、「ヨメには内緒で来た...」ってなモノです。聞きながら、いや〜皆気合い入ってるの私たちだけじゃなかったんだわ☆と微苦笑しておりました。
 
 ざっと見る限り、Fan層は30代後半からの男性の割合が多かったように感じました(MCとは大違い/笑)。その構成の為か、皆さん各地からお仕事放り出してきたんだな〜という雰囲気で満ちておりました。それと、いろんな言語が飛び交っていたのが印象的でした。英語は勿論、アジア各国の言葉らしきモノも聞こえ、「確かにアジアでのliveは日本だけだものな....」と実感ししておりました。

 時間が来て整理番号順に会場に入り、入り口でチェックされたのはカメラや記録メディアではなく、「ペットボトル」でした。が私たち含め皆さん色んな隠し持って入場してらっしゃいました、がそれは正しい行為だった事が後々判明しました。

 会場に入ったら相方から速攻「向かって左。出来るだけ左の花道内側に行く」と指示がありました。ギタリストのThe Edge氏がお気に入りな相方らしい指示でしたが、私としては寡黙な男前組構成員の一人であるAdam氏側に行きたかったのに...と思いながらも、相方の為に来てるんだから...と強引に納得し左側へ向かいました。とは言え、左側に辿り着いた時は、あぁアダムたんが遠いよ....と少々悲しくなりました(^^;;。
 ちなみに、相方はThe Edge氏とBono氏を、私は男前組なLarry氏とAdam氏がお気に入りだったりします。横道に入りますが、Larry(ラリーたん)は何時の時代でも、どの角度から見てもうっとりする位男前だと思うんですよ!!!特に初期の少年の面影を残している時ったら、もう万人が認める「美少年」だを思う程男前です。

 ブロックに入り地道に場所を前方に移動しつつ、花道の近さに感動しつつ開演を待ちました。

<開演>
 30分くらい経って、客電が落ちると会場は興奮の渦としか言いようが無い状況に。

 1曲目のCity Of Blinding Lights
 大好きな美しいIntroが聞こえた瞬間、会場が動きました。一体感が生まれた、という表現が一番近いかもしれません。そして、丸いオヤジ(決して貶してる訳じゃないです)なBonoが日章旗を持って登場すると、もう会場は彼ら4人のモノでした。全員がバック・コーラスでありセットの一部。そんな感覚は初めてで、本当にクラクラしました。ただ、その感覚がとても心地よくて心地よくて。
 ただこの曲、電飾が非常に美しい演出で大好きなんですが、近すぎて見えなかったのが非常に残念でした(苦笑)。

 2曲目はVertigo
 丸いオヤジの「iti, ni, san」というIntroに弾かれて、どうせいちゅうねん!!と言うくらいギターとドラムが煽ってくれて、ず〜っっと飛び跳ねて、バック・コーラスして「Vritigo!!」と叫び、すっかり彼らの掌に転がされる心地よさに浸っておりました。が、この時点で一度酸欠状態になりました(笑)。この時程、ペットボトルの水を隠し持ってて良かったと思った事はありません。
 この曲で印象的だったのは、 前方から男の子(学生さんかな?)が、ぐったりしている女の子を連れて出て行った事。きっと彼女がぶっ倒れたんでしょうが、その時の彼の顔には「悔しい...なんで?!」ときっちり書いてあったんですよ。そりゃ、この曲を背に出て行くのは辛かろうよな〜と心底同情しました。また、彼女が履いてたのがヒールだったので、ちょっと彼女には同情できんな〜と鬼の様な事を思いつつ(苦笑)。

 3曲目以降は翻弄されまくりでどの曲がどうだったかのかは判りません(苦笑)。
 とは言え、印象に残っている事も多々有ったので、箇条書であれこれ思いついたままに。
 
 ・Sunday Bloody Sunday 会場の盛り上がりが凄くて、凄くて。
 ・Miss Sarajevo 丸いオヤジなBONOの声が美して、正直驚きでした。
 ・Pride (In The Name Of Love) 〜 One The Edge+Bonoに煽られた記憶しか残っておりません(^^;;。けど、Where The Streets Have No Name を生で聞けて、一緒に飛び跳ねられて良かった...と煽られながら思っておりました。
 ・Mysterious Ways 舞妓さん登場がインパクト強すぎでした(笑)。丸いオヤジなBonoが京都からお持ち帰りした(って...)、舞妓さん2名が舞台に上がり練り歩くという非常に「度肝を抜かれた」状況でした。The Edge+アダムたん+ラリーたんの苦笑まじりな表情での演奏が、今もって忘れられません...(思うにきっと彼らは最後まで納得してなかったんじゃなかろうかと)。
 ・Window In The Skies 日本公演で初披露となった新曲。公演ちょい前に発売された「U218singls」には入ってましたが、それでも会場が同じタイミングでバック・コーラス出来るって...U2Fan(=信者)って凄いかもしれない!!ちょっと感動を覚えました。いや、本当に凄かったですよ、あれは。
 ・最後の最後に再び Vertigo って、鬼ですか、貴方たちは?!と思いました(笑)。しかも、演奏変えて更に煽ってくれるし...思い残す事無く、全エネルギーを注ぎ込み飛び跳ね、両手を振り上げ、声の限り叫ばさせていただきました。本当に有り難うございました(って誰に?!)

 曲に関係ない細かい感想としては...
 ・丸いオヤジなBonoの声の調子が良かったようで、今まで見てたLive DVDよりも良かったと思いました。で、もの凄く非常に悔しいから言いたく無いんですが、ちょっとだけ格好良いと思いましたよ...けど、やっぱりカメラ好きなようで、会場で携帯でバシバシ撮ってる所に興味を示して近づいて行くのは、流石Bono(笑)。
 ・相方の予想通り、The Edgeは左側花道を幾度も通ってくれまして。一度だけ、相方が近くで演奏している彼に声を掛けたらば(勿論、その周辺の方たちもです)、偶然私たち「方面」を眺めたんですよ。その瞬間相方が舞い上がりまして、言うに事欠いて「俺の声に答えてくれたんや!!しかも、The Edgeと目が合った!微笑んでくれたわ!」と...。えっと、いつもの冷静なあなたは何処に行かれたんですか?と思っておりました。と同時に、この人「本当に好きなんやな〜」と妙にほのぼのした気持ちになったのも事実です。
 ・Mysterious Ways の中で「It's All right」という部分があるんですが、左側花道周辺の人たちは皆近くで演奏している The Edgeに向かって、指差しながらそれを言って(歌って)おられました。何か間違って無いですか?!とちょっと思ったり(笑)
 ・終盤近くに前方からペット・ボトルの水が回って来たのには吃驚でした(笑)。流石に口は付けてませんが、皆さん躊躇わず飲まれてたようで...。後日Webで確認したらば、全日ともどうやらスタッフが回されてたそうで。だったら、入り口でペット・ボトル没収しないな...と思ったのは内緒です。
 ・会場の一体感ったら、下手な表現で申し訳ないんですが「某アイドルオタを笑えんぞ、君ら」と思った程でした。だって、手の振り上げるタイミング、形、飛び跳ねるタイミング、況やコーラスもばっちり揃ってたんですよ!!!!
 ・私としては、2日目のSet Listがお好みでした。
Until The End Of The World と Desire 生で聞きたかった...

最後に日本公演全日程のset listを載せて長い感想を終わりにしたいと思います。

2006/12/4
1. City Of Blinding Lights
2. Vertigo (snippet:She Loves You)
3. Elevation
4. Out Of Control (snippet:I Wanna Be Sedated)
5. I Still Haven't Found What I'm Looking For (snippet: In A Little While)
6. Beautiful Day (snippet:Presence Of The Lord)
7. Angel Of Harlem (snippet:Suspicious Minds)
8. The First Time
9. Sometimes You Can't Make It On Your Own (snippet:Torna A Surriento)
10. Bad (snippet:Ruby Tuesday)
11. Sunday Bloody Sunday
12. Bullet The Blue Sky (snippet:When Johnny Comes Marching Home, The Hands That Built America)
13. Miss Sarajevo
14. Pride (In The Name Of Love)
15. Where The Streets Have No Name
16. One

Encore(s):
17. The Fly
18. Mysterious Ways
19. With Or Without You
20. The Saints Are Coming
21. Window In The Skies
22. Vertigo (snippet:Pump It Up, Tokyo Storm Warning, She Loves You)


2006/11/30
1. City Of Blinding Lights
2. Vertigo (snippet:She Loves You)
3. Elevation (snippet:Dazed and confused)
4. Until The End Of The World
5. New Year's Day
6. Beautiful Day (snippet:Blackbird)
7. Angel Of Harlem
8. The First Time
9. Sometimes You Can't Make It On Your Own
10. One Tree Hill
11. Sunday Bloody Sunday (snippet:Rock The Casbah)
12. Bullet The Blue Sky (snippet:When Johnny Comes Marching Home, The Hands That Built America)
13. Miss Sarajevo
14. Pride (In The Name Of Love)
15. Where The Streets Have No Name
16. One

Encore(s):
17. The Fly
18. Mysterious Ways
19. With Or Without You (snippet: Shine Like Stars)
20. Window In The Skies
21. Desire
22. All I Want Is You

2006/11/29
1.City Of Blinding Lights
2.Vertigo (snippet:She Loves You)
3.Elevation
4.I Will Follow
5.I Still Haven't Found What I'm Looking For (snippet:In A Little While)
6.Beautiful Day (snippet:Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band, Blackbird )
7.Window In The Skies
8.Walk On (snippet:You'll Never Walk Alone)
9.Sometimes You Can't Make It On Your Own
10.Bad(snippet:40)
11.Sunday Bloody Sunday(snippet:Rock The Casbah)
12.Bullet The Blue Sky(snippet:When Johnny Comes Marching Home, The Hands That Built America)
13.Miss Sarajevo
14.Pride(In The Name Of Love)
15.Where The Streets Have No Name
16.One

encore:
17.The Fly (snippet: (I Can't Get No) Satisfaction)
18.Misterious Ways
19.With Or Without You
20.The Saints Are Coming
21.Angel Of Harlem
22.One Tree Hill