2007年7月30日月曜日

MARIAH CAREY “THE ADVENTURE OF MIMI: THE VOICE, THE HITS, THE TOUR”

 昨年10/24,25の両日にあった Mariah大阪公演についての感想です。

 今回こそはF.Cで取ろうと思っていたチケット。ところがF.Cのチケット発売日は、一般発売の直前でアナウンスされたのがその3日前という何とも言えない日程でした。おまけにその時には某先先行予約で入金していたので、泣く泣く美味しいF.Cでのチケ購入は出来ませんでした。

 そんな泣き言はさて置き、以下大阪公演の感想です。

Setlist:

1. It's Like That
2. Heartbreaker Remix / Heartbreaker
3. Dreamlover / Live Remix
4. My All / My All Remix
5. Shake It Off
*** DJ Remix ***
6. Vision Of Love
7. I'll Be There
*** Trey Lorenz 2 songs ***
8. Fantasy Remix
9. Don't Forget About Us
10. Always Be My Baby
*** DJ Remix ***
11. Honey Remix
12. I Wish You Knew (Snippet)
13. Hero
---Encore1:
14. We Belong Together
15. Butterfly Reprise
---Encore2:JAPAN ONLY
16. All I Want For Christmas Is You


 今回のライブのMariaを一言で表すなら「出来る事は頑張って、出来ない事は無理してやらない」でした(笑)。

 まず、「出来る事」とは彼女の最大の魅力である「歌」。
 横道にそれますが、ライブ後一部で案の定「フェイクだ」とも言われておりましたが、二日間通して見て言えた事は「ほぼ生歌」でした。彼女ははっきり言って「フェイク」は下手です。TV出演を見ていたら判ると思うんですが、はっきり判ります。だって、口と曲が完全に合ってません(笑)。それに、細工するほどの器用さもマメさも無い様で、大概CDと同じ音になります(FANの言葉かと思われるかもしれませんが、私は本当に彼女が好きです)。

 本題に戻り、歌。
 歌いやすい様に若干アレンジは加えられてましたが、彼女の声を十分堪能できるものでした。特に、デビュー曲である 『Vision Love』は本当に素晴らしく、深みのある声と表現力に圧倒され鳥肌が立ち、彼女の声が復活した事がだた嬉しくて涙が止まりませんでした。
 ただ惜しむらくは、『Fly Like A Bird』が無かった事。この曲はグラミーでのパフォーマンスも素晴らしかったし、期待していたし是非聞きたかったんですが...。
 
 派手な演出は少なく、舞台美術も非常にシンプルで「歌を聞かせる」というコンセプトが判りやすく伝わったと思います。そういう意味でも今回は「彼女の歌」を中心に据え、それをきちんと見せてくれたと思うし、今後もできればこの方向で行って欲しいなぁと。

 次に「出来ない事」とはダンス(笑)。
 今まで『HONY』なんかでやってたかなり無理のあるダンスが、今回は一切無くて安心しました。確かにポール・ダンス的な動きや、ダンサーの動きに合わせて動くとかはありましたが、無茶なものではなく。その動きが逆にチャーミングさを感じさせるものであったことに、一fanは嬉しさを覚えました。

 でもやっぱり、彼女には大きな会場でのライブではなく、小さな箱でしっとりと聞かせる様なライブをして欲しいなぁと思って止みません。