2011年6月19日日曜日

表現・さわやか『15♡0』 大阪公演

 家&職場(といっても私と先輩のみ/^^;;)で大人気なイケテツこと池田鉄洋主宰の「表現・さわやか」大阪公演に行ってまいりました!!


 まず、行くことになったきかっけから。
 火曜日に池鉄ネタを毎度のごとくしてたんですよ。内容は、TRICK グッズ電話応募で池鉄が喋ってたんですよ~耳元で池鉄が池鉄だったんですよ~なホント毎度のごとくクダラナイもの。てか、その話題で盛り上がるってどうよ、私たちな気分ですが。
 したらば、先輩が言うわけです。池鉄が大阪に来るの知ってる??なんかHEPで公演するらしいんだ、e+観てみて~と。その先輩は舞台鑑賞とは遠い方だったんですよ…。なのに、何故その情報を持ってる?!と驚いたんですよ。どうやら、阪急グループの広報誌とか新聞とかに出てたらしく、先輩曰く「ちょっと運命感じた」そうです。
 その先輩、普段物凄く大人でそういう事を口にする方じゃないんです!!確かに、ちょっと面白がりな面はお持ちですが、私に比べたら全然大人で一般常識もある素敵な方なんです。そんな方が「運命」って…。どこまで池鉄好き?!とビックリでした。


 休み時間にこっそり調べてみたら、確かに大阪公演がある。しかも、池鉄女装で少女漫画ネタ、値段もお手頃で金曜公演が空いてる。それなら、行ってもいいかもしれないと思った私もかなりキテると思いますです。お昼休みに、先輩に「行きましょう!チケは私が手配しますよ」と言いましたらば、「相方さんも一緒しませんかねぇ(笑)」と。
 一体この展開は?!な感じで、ウキウキと相方に電話。電話した時点で、私たちの罠を感じ取った相方には「行かない。二人で行ってきて」と冷たくあしらわれてしまいましたが(_;;。ただ、相方の回答も妙で「二人の趣味を追っかけたら歯止め掛からへんからな。今回はやめとく」なもの。えっと…、もしかしたら生池鉄観たかった??と大笑いいたしました。


 でその日のうちにチケットを入手。公演当日を迎えたのでした。


 私にとっても初めての小劇場公演で、とても新鮮でした。手作り感満載というのか、アットホームというのか、兎に角スタッフの方達も気さくで心地良かったです!!特に、グッズ販売がもう(笑)。
 文化祭のサークルかっな感じで、売手と買手が和気あいあいな雰囲気でした。何を買うか思案してた私たちに、値下げ(笑)してたクリアファイルとストラップを薦めてくれたり。しかも、「どうです?池鉄が拭いてくれるクリーナー、どうです?池鉄が携帯画面拭いてくれるんです!!!値段も下がってますし、意外に人気なんですよ。池鉄が拭いてくれるクリーナー」な宣伝句。物凄く可笑しくて、お値段も非常にお安かったので購入させていだきました(笑)。


 公演自体については、出来不出来がハッキリしてたなぁと。すごく練られてて面白い!バカだねぇな素敵なコントもありました。が、これって…単なる一発芸だよね…今ひとつだなというのもあり。もう少し統一感が欲しかったと思った次第です。


 よかった(好きだった)のは、『テニミュ』ならぬ『将棋ミュージカル』、『女性車両』ネタ、『擬音祭』、グダグダになってた桜と野茂の二人コント、おまけ。
 ネタが分かった漫画は、『花より男子』(冒頭のF4ネタ)、『君に届け』(タイトルのみ)、『ガラスの仮面』、『西洋骨董洋菓子店』、『テニスの王子様』(テニミュ版)位。他にもコネタがあった気もするんですが、忘れました(笑)


 『将棋ミュージカル』は、凄かった!!全部観たことないけど、ダイジェストとかYouTubeとかで何となく見たことのある『テニミュ』のエッセンスを上手く入れて、見事にパロってました。てか、『テニプリ』本編すら知らないのに『テニミュ』を知ってる時点で、大概だよな…私、な感じでスミマセン。キレのないダンスも駒の着ぐるみも、歌詞もすべてがホント見事にツボでした。これだけで、観劇料半分の価値がありましたよ。
 『女性車両』ネタ。恐らく下敷きとして『電車男』らへんから一般に知られるようにになった、2ちゃん特有の言い回し「衛生兵!」があるんだろうなぁと推察。同じ女性としてあの状況は、よぉぉく分かるので面白さが上乗せされた気がします。そして、あの戦場っぽい言い回しが上手くい効いてて、無駄にバカバカしく面白かったなぁ。
 『祇園祭』。始めは流石に関西でそれはナイと冷めてたんですが、擬音と知って一気に納得→バカウケしました。日本語って確かに擬音語(オノマトペ)多いもんなと再認識させてもらいつつ、大笑い。見事でした!
 グダグダになった桜と野茂のコント。
 殆ど脚本から外れてたんじゃなかろうか、というくらい素の喋りが可笑しくて可笑しくて。女子高生である池鉄が年齢相応のおじさんになってたし。兎に角、これについては「池鉄…北村一輝さんがやるから、それは素敵に見えるんであって…」と悲しくなりつつツッコミを入れるのが正解だと思います(笑)。


 テニプリ以外の漫画ネタは、やっぱりネームバリューに頼る分しんどかったかなと感じました。
 『花男』のF4ネタはねぇ。掴みはよかったのに、あの落ちであれだけしつこいとシンドいなと。
 『ガラかめ』は、月影先生は素晴らしかったし、亜弓さんとまやの白目登場もよかった。のに、延々引っ張りすぎた気がしなくもないです。
 『西洋骨董洋菓子店』は、う〜ん。確かに、ちーちゃん、小野、橘な雰囲気は上手く作ってたし、そこは評価するんですが…。魔性のゲイは小野だけで十分だったかも…(原作準拠)。よしながふみの原作は、雰囲気がエロいのであってね…とか、ある割合の女性が腐ってると言ってもそれは結局のところ脳内であれこれ関係性をネタに腐ってるだけであってね、決してリアルを見たいとは思ってないんだよ…とか冷静に突っ込んでました。キスも回数が少なけりゃよかったのにな(遠い目)。


 そして、メインの池鉄女装!!
 不覚にも「可愛いっっ」と思いましたorz。女子高生の動きとか仕草や表情とかが見事で、こんな女子高生どこかに居る気がするぞ!なリアル感。何をしてもしてなくても、池鉄が(キモ)可愛くて可愛かった2時間でした。
 役者さんとしての力量も、やっぱり頭ひとつ抜けてらっしゃいますし、安心というか安定感がありました。


 で、及川奈央さん!!むっちゃ可愛かった(^.^)。華奢なのに凛としてて男装が良く似あってらっしゃって、美男子というに相応しい佇まいでございました。ホント真剣に可愛いかったんですよ。帰宅して相方に「昔の作品観たいと思った!」と言って思いっきり引かれました(苦笑)。


 先輩が、「来年の公演が大阪であったら来るかもしれない…。」とおっしゃてたのが一番ビックリした観劇でした。


 ところで、池鉄の何が私たちを惹きつけるのか、ホントに本当に謎です(笑)