2010年2月7日日曜日

09/2月の読書メーター

一言感想を書いた方が後々思い出しやすい、という当たり前の事に気づいた月です。その為、一言感想をどんなもので良いので書こうと決意し、実行し始めてます。


鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
文庫化されたので購入。単行本を図書館で借りて読んだので、実質再読。バカバカしくて、愛らしい作品。青春って素晴らしい!!と叫びたくなります。
【大好きさ!鬼の造形が素晴らしいと思うんですよ。レーズンが食料とか、なんか徹底してバカバカしいのが素敵です。映画は恐ろしくて観ませんでしが、どこぞでTV放映してくれたら、録画して恐恐観ると思いますです。】読了日:02月27日 著者:万城目 学

少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか
【時折読みたくなる、犯罪モノのノンフィクション。センセーショナルな書き方でなく、淡々と事件を追っていた記憶があります。佐木隆三氏の著作は、そういう面で信頼がおけるので時折見つけては借りて読んでるような…。】読了日:02月26日 著者:佐木 隆三

でも女 (集英社文庫)でも女 (集英社文庫)
良くも悪くも読みやすい短編集。見方書き方があまりにも表面的に感じた。
【本の雑誌関連で興味を惹かれて借りてみました。が、合わなかったなぁという印象。】読了日:02月26日 著者:群 ようこ

家守綺譚家守綺譚
人以外のモノたちが当たり前に傍らに存在してた頃の話。彼らの不思議さと、それを自然に受け入れてしまってる主人公。それらが優しく物語を編んでました。文庫版を購入して再読したい作品です。
【文庫本を何度か手にとりつつ、どハマリそうで未購入です。春夏秋冬が文章から感じられる素晴らしさがある作品ですよね。墨絵の様な味わいがあるようで…。ホント買おう】読了日:02月25日 著者:梨木 香歩

数をめぐる50のミステリー―数学夜話数をめぐる50のミステリー―数学夜話
数学の美しさ奥深さは伝わりますし、興味深く読めます。が、文系な私には想像も理解も出来ない世界が広がっていてました。
【とか書いてるけれども、途中何度か理解出きなくて挫折しそうになりました(笑)。ただ、こういう理数系のエッセイというかの読物は、時々読みたくなります。】読了日:02月24日 著者:ジョージ G.スピロ

スープ・オペラスープ・オペラ
この著者の本(小説)を初めて読みましたが、リズム感のある文体と柔らかなのに突き放した物語がとても心地よく感じました。また作中に出てくるスープが全て 美味しそうで、読中読後に食べたくなる事必然です。何気ないようでいて実は丁寧に作られたスープ、そんな風に積み重なった人との関係性って素敵だなと感じ られた作品でした。【図書館巡回中に出会った本。檀ふみさんとの漫談(違)しか知らなかったんで、こういう小説を書かれると正直意外でした。これを読んだ後、彼女のエッセイなんかにも手を出す様になります。】読了日:02月22日 著者:阿川 佐和子

ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ)ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ)
正直、書かれてる分析はちと強引かな?と感じる部分が多くて、納得できる部分は少なかった。
【Webで話題に上ってたから借りてみた気が…。香山リカ氏は分析が甘いような気がしなくも無いです(^^;;】読了日:02月21日 著者:香山 リカ

図南の翼 十二国記 講談社文庫図南の翼 十二国記 講談社文庫
十二国記シリーズで一番好きな巻。何度読んでも、珠晶が更夜に本音を語る場面にグッきます。そして、出会ったばかりの供麒を叩く場面は、彼女の国を思う気持ちが溢れてて良い場面だなぁと素直に思える。
【「図南」は何度読んでも飽きない一冊です。世界観を理解したり、国造りのダイナミックさを味わったりする為には、慶国メインの話が王道なんだと思うんですが…。私としては、恭国を描いたこれが十二国記を代表する作品だと信じて疑いません。珠晶の生意気さが大好きだぁぁ(笑)】読了日:02月20日 著者:小野 不由美

いらつく二人いらつく二人
【ラジオ対談の書籍化。まぁ三谷氏と清水ミチコ氏のお二人らしい、対談じゃないかと。三谷氏の味わい深い毒も、ここだからこそって感じです。】
読了日:02月20日 著者:三谷幸喜 清水ミチコ

獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 I 闘蛇編



読了日:02月19日 著者:上橋 菜穂子

獣の奏者 II 王獣編獣の奏者 II 王獣編
上下巻一気に読みました。主人公の成長、政治、歴史等が絡み合って怒濤の勢いで読ませてくれました。が、どの部分ももう少し深みが欲しかったかなぁと。特に、王獣の生態は突っ込んで描いて欲しかったかなと。
【一年経っても、王獣とエリンの姿が浮かび、上で書いてる欠点さえなければ!と思ってしまいます。】読了日:02月19日 著者:上橋 菜穂子

その人、独身?その人、独身?
【自虐エッセイに分類されるのかな?正しい意味での「負け犬」生活を赤裸々且つ自虐的に語ってらっしゃいます(笑)。】読了日:02月18日 著者:酒井 順子

トイレは小説より奇なりトイレは小説より奇なり
【トイレを巡るエッセイ集。酒井順子氏のエッセイは、じわぁと可笑しいんですよ。割合尾籠なネタも扱ってるのに、クスクス笑えるのは彼女の表現が上手いからなんだろうと感じます。言葉や文章をきちんとさじ加減出来る才能とも言えるかも。ここいらから酒井順子巡りが始まりました。】読了日:02月17日 著者:酒井 順子

結婚幻想―迷いを消す10の処方箋 (ちくま文庫)結婚幻想―迷いを消す10の処方箋 (ちくま文庫)
【題名に惹かれて借りた本。Amazonで概要を読んで「そうだったなぁ」と思い出しました。が、既婚者な人にとっては「何気なく」やってる事のような気がしなくもなく。】読了日:02月16日 著者:香山 リカ

本の雑誌血風録本の雑誌血風録
【「風雲録」と一緒に借りた気がします。椎名誠氏らしい軽妙な文体で、目黒氏とは違った風景が描かれてます。語り手が変わるとこうも風景が異なるのか!と驚きを与えてもくれます。どっちにしても、楽しそうなのは変わりありません。】読了日:02月16日 著者:椎名 誠

王室・貴族・大衆―ロイド・ジョージとハイ・ポリティックス (中公新書)王室・貴族・大衆―ロイド・ジョージとハイ・ポリティックス (中公新書)
【英政治史を解説してたような…。これは途中で挫折した様な記憶があります。】読了日:02月13日 著者:水谷 三公

本の雑誌風雲録[新装改訂版]本の雑誌風雲録[新装改訂版]
【「読むのが怖い」内で触れられていた、北上次郎氏の本の雑誌を巡る回顧録。立ち上げの熱気とか喧騒とか、読んでる方がワクワクしてしまいます。本を好きな人達が集まって、雑誌という形をつくることの幸せを感じました。】読了日:02月12日 著者:目黒 考二


制服概論 (新潮文庫)制服概論 (新潮文庫)
【書店で再販されてるのを見かけ、旧版を図書館で借りました。元々制服を見るのは好きなので、酒井順子氏の考察&エッセイは頷きながら楽しく読みました。この後、某TV番組で堺君が書籍巡りをして買ってた本にこれがあったのには、驚くより何より笑いました。なんか、こういう巡り合わせって嬉しいのかそうじゃないのか良く分からないよなぁと。今から思えば、クヒオ大佐の下調べだったんですよねぇ。きっとこの本は役に立たなかったと思われます(笑)。】読了日:02月09日 著者:酒井 順子

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
【で、なんで上巻読了後から2日後なのか?と問い詰めたい気持ちで一杯です。中途半端な勢いだよな(苦笑)】読了日:02月08日 著者:海堂尊


そして名探偵は生まれたそして名探偵は生まれた
【で、なんで間にこれが入るのか??どういう読み方をしたらこうなるのか??とホント一年前の私に(以下略)。で、この本ですが、図書館にあったからなのか予約を入れたのか不明ですが、この時期歌野晶午氏を追いかけてたんだよなぁという流れが分かります。けど、すみませんイマイチ記憶に残ってないんです。】読了日:02月06日 著者:歌野 晶午

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
【なんでこんな日を置かずに再読してるんだ、私??と当時の私に聞いてみたい衝動に駆られました(笑)。きっと、映画鑑賞後の勢いで再読したんだろうなぁと想像します。】読了日:02月06日 著者:海堂尊

家族再生家族再生
【図書館巡回中に題名に惹かれて、借りました。この本で信田さよ子氏に興味を持った様な気がします。】読了日:02月05日 著者:信田 さよ子,西山 明

デカルトの密室デカルトの密室
文系なのでAI(人工知能)やネットワーク等理系分野については、理解と想像が及ばない部分がありました。が、瀬名氏が描こうとしている世界は、なんとなくですが理解出来た様な気がします。
【「第九の日」の流れで図書館で借りた気がします。思考の遊びが入り組んでいて、理系音痴には果てしなく遠かった様な…。】読了日:02月03日 著者:瀬名 秀明

読むのが恐い!―帰ってきた書評漫才 激闘編読むのが恐い!―帰ってきた書評漫才 激闘編
【本屋さんで立ち読んで面白かったんで、前作を図書館で借りて読んで、オールタイムベストが充実してるし、俎上に載せられた本が私の旬と合致してる事もあって悩みに悩んだ末、買いました。悩んだ割に積読本になってたり、ボチボチつまみ読みしてた結果、買ってから半年近く経って読了した筈…。ただ、ここから興味を惹かれて手にとった作品もあり、書評本としては真っ当な使い方をされた一冊です(笑)。これを読んで得た事は、大森望氏は意地悪で知り合いの相方先輩に似てるかも?ということだったのが、なんとも(笑)】読了日:02月01日 著者:北上 次郎,大森 望