2010年1月2日土曜日

書初

◯相変わらず足元を掬われっぱなしのモノ

・Mariah Carey
 結婚後初のアルバム『Memoirs Of An Imperfect Angel』が予想外に良くてビックリでした(笑)
 先行シングルを聞いた時はもっと良くも悪くも「弾けてる」んじゃないのかと、かなり不安だったんです。が非常に落ち着いたアルバムだったので、「どうした、Mariah?!」と妙に複雑な気分にさせられたりもしました(いやホントにMariah好きなんですよ)。Universalに移籍しての3作は、Mariahの新たな面を上手く出してくれてる感じがして、かなりリピート率高いです。3作の中で一番完成度が高いのは『The Emancipation Of Mimi 』だと思います。ただ、今作の位置づけが以前より彼女が言ってた「デザート」的なアルバムと考えると、ものすごくしっくりくる様な気もしてます。実際、音とか声とか歌詞が、前2作と異なって甘くてほろ苦いと感じますし。

 来日時のMステの口パクは、相変わらず下手だよね~と生暖かく見守らせてもらいました。ある時期まではMariahにLiveの完成度や生歌を求めてましたが、最新のツアーでそれを求めるのはちょっと酷なんじゃないかと気づきまして。特にU2とかビリー・ジョエルのLiveを見たら、何を観ても満足できなくなったというのが正しい表現かもしれません。お陰で最近はレコーディングアーティストで良いんじゃないのかと思えてきました。こう割り切ると、意外に口パクでもゴシックでもあまり気にしなくてすむようになりました!(いやだからものすごく好きなんですよ)。苦手なことを無理してするよりかは、毎作きちんと作ってくれる方がありがたいと思う次第です。ただ、プロモーションくらいはきちんとこなして欲しいかも(^^;;;
 好きな曲は、「H.A.T.E.U.」「Standing O」以降の全曲。

・U2
 これも、昨年3D映画『U23D』を南港まで観に行ったり、新譜『No Line On the Horizon』を散々聞き込んでみたり、U2 on youtube をiTuneに落として飽きるまで観たりと継続してます(笑)。

『U23D』はライブ映像の凄さ美しさ迫力なぞについては十分言われてますので、ここでは「すごい迫力だった!!ボノとアダムたんのKissを3D映像で見られるなんて!美味しいぞ!」という腐ってる感想だけに留めておきたいと(生粋のファンな相方に散々腐った感想を述べて、うんざりされました^^;;)。印象的だったのは、待ち時間でした。放映開始30分くらい前から人が集まり始め、列ができた頃にはなんか映画館とは思えない熱気に溢れており、一瞬ここはライブ会場なのか?!と勘違いするくらいでした…あそこに来てた何割かは埼玉にも遠征したんだろうなぁと、同病相哀れむ(違うかもしれない)な思いに溢れてしまいましたです。いや、真摯なファンが居るU2は幸せだよなぁと、某新婚の歌姫を振り返ってみたりもしつつでした。

 『No Line On the Horizon』はアルバムをしつこく聴いてしまう一枚になりました。先行シングルの『Get On Your Boots』が胡散臭くてどうよ?と思ってたんですが、アルバムは癖になる何かがありまして一刻中毒状態の様に延々リピートしてました。好きな曲は、「No Line On The Horizon」「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」から「Stand Up Comedy」の流れ、「Breathe」。

 U2 on youtube は業務時間にさり気に追いかけてたものの(えっ)、当然ながら音は出せないわ読み込まないわでストレスと貯めてました。で、夕食時にデータ化された映像を相方と堪能し、落とし個人的に楽しんでます。個人的にあのLiveは、ボノがエッジに愛を2時間かけて叫ぶLiveと副題がつきました(笑)だって、どんだけボノはエッジが好きなんだ!?と思う場面が多くて、あんたらはロミオとジュリエットかい!!と突っ込んだ場面・演出もあったし(これは相方も同意しております^^)、なんかもう好きにしてと思いつつ楽しませてもいました。最近のLive映像はアダムが頻繁に映るので男前組が好きな私は、ウハウハしてます。

・堺雅人
 04大河のDVDもちょこちょこ見直してるし、08年大河の上様出演録画が未だ消せないです。09年は活躍されたので、堺ファンの端っこにいる者としては、かなりありがたい状況でした。

 映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』 原作の改変度が高くて原作ファンとしては、正直納得出来ない作品です。が、視点をごそっと変えて堺ファンとして観たらば、これほどビジュアル的に美味しい映画はありませんでした(笑)速水役と知ったときは、正直「えぇっ。堺くんがジェネラルって…違う気がする。どっちかというと佐藤ちゃんだよなぁ」と思ったんですよ。が、観てみると「おぉ原作の速水が居る!!凄いぞ堺雅人!!」と納得させられました。しかも、堺くんのビジュアルも最高潮に格好良くて、それが為だけにDVD買わせてもらった程です。ただ、Loveシーンがあそこまで壊滅的に似合わないのかと思う次第です。それ以外の場面はムチャムチャ格好良いのになぁ。蛇足ですが、04大河ファンとしては山南と左之の2ショットが拝めたのは幸せでした。

 ドラマ『官僚たちの夏』 良いドラマだとは思いつつも、あの熱さに耐えられず途中退場しました。原作を読む機会になったのは、良かったかな。

 映画『南極料理人』 好き嫌いが分かれるだろうなぁと思う映画でしたが、私は大好きです。きたろうの涙には心打たれました(笑)恋愛要素が一切無かったんで、見てる方も下手な汗かかなくて済みましたし(って)。2月に発売されるDVDは当然買います。

 映画『ラッシュ ライフ』 DVD買ってたら物凄く後悔したと思うんで、無理して劇場まで行ってよかった映画です。原作の面白さをここまで壊せるのってどうよ!?と上映中はイライラしつつ、役者さんがうまい人を使ってるのが勿体無いと思ったり…あまり良い印象の無い映画でした。黒澤役の堺くんは、それなりに観せてくれてたので、それだけは良かったかな。
 映画『クヒオ大佐』 作りこまれてるのは分かったんですが、演出とテンポが私には合わなかったかも。ぶっちゃけ言うと、堺雅人じゃなければ成立しない映画なんじゃないかと。ファンサイトさんで深い洞察や見方をされてるのを拝読すると、私には合わなかったんだと改めて思います。

 書籍『文・堺雅人』 テレビナビで連載されたエッセイをまとめた本。連載分はかけることなく目を通してましたが、こう一冊にまとまると感慨深いものがありました。こうやってまとまったものを読むと一貫したテーマが見えたり、含蓄があるのか無いのかわかならい深みのある文章がやはりおかしかったりと楽しい読書時間を凄させてもらいました。いやぁこれはファンにとってはホントありがたい一冊ですよ!!